LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:内装張り替えの色選び

2012-10-31 | Flight Log (機長)

エルモンテ空港ベースでVelocityを飛ばすOさんからの提案で、愛機グラマンの内装を張り替えることになった。その打ち合わせも兼ね、軽く飛んでエルモンテ空港まで向うことに。愛機のエンジン始動、ランナップエリアでOさんにテキストを打ち、"エルモンテに向って離陸します"と連絡。2000ー4000ftくらいには雲が点々としており、低気圧から来るリフトが結構ありそうだった。ハリソンフォードのセスナサイテーションソブリンを横目に見ながら、Rwy21から離陸した。Left downwind departureを選択。離陸した瞬間、アップウィンドでボコボコゆれる。Fwy10の上を1700ftで巡航、かなりの追い風で110ktは出ていたと思う。その後、ダウンタウンの手前で結構なリフトがあり、ピッチダウンして高度を維持しようとしたら2600rpmを振り切りそうになった。これは危ない!と、オーバーレブしないように2400rpmまで出力を絞った。500−1000fpmくらいのリフトだったと思う。そのまま激しい揺れを感じながらFwy10に沿って飛行し、エルモンテ空港まで6マイルくらいの所で管制塔を呼ぶ。Right traffic, identとのこと。パターンに入るとすぐにcleared to landとなった。そしてone IFR departure prior to your landingとのこと。OKと私。ちょっと揺れたが良い感じに着陸ができた。

エルモンテのグランドにコンタクトすると、Oさんのスバルが見えた。I would like to follow the Subaru to the hangerとグランド管制官に伝えると、taxi via A, in the ramp area your discretionと管制官。そのままOさんの先導でハンガーへ。そして内装の生地の選択を開始。悩み出したらきりがないが、選択した生地はアルカンターラと合皮で茶系の色。アルカンターラを使った内装というのが渋い。自分くらいの世代だと、ランチャデルタインテグラーレとかを思い出してしまう。

無事に内装の素材と色を選択。あとは発注した生地が来るのを待つのみ。この日はこのまま帰還。Rwy19から離陸し、1700ftくらいでFwy10の上を西向き飛行。そしてダウンタウンから左に曲がってLAX Class B Airspaceを潜ってコンプトン空港の横を通過するというちょっと遠回りコース。そしてトーランス空港のClass D Airspaceの上を飛び越えて4000ftくらいまで上がり、雲の間からプラクティスエリアに出た。どうしても雲があると戯れてしまう癖がある。しばらく雲の上を飛んで遊んだあと、高度を下げて2500ft、Point Farminの近くでSocal approach 127.2を呼び、トーランス空港のPractice Approach ILSをお願いした。Squawk023Xをもらい、heading 090, 070, 320とレーダーベクター、localizerをキャプチャーしてILS開始。トーランス空港の管制塔からwhats your intention?と聞かれて、full stopと返答、すぐにcleared to landとなった。左からの横風だった。そのままノーフラップで着陸、左メインから接地できたが、ノーズアップの時間が短かった。

トーランス空港では満タンに給油。そしてタクシーアウト。Rwy29RからはRight downwind departureで離陸。いつものようにコンプトン空港横、ダウンタウン横を通ってFwy10のWestboundに沿ってサンタモニカ空港に向った。空港まで東7マイルの地点で管制塔を呼ぶ。modified straight in over Fwy10と管制官。そして、しばらくするとPilatusが西側からコンタクトしてきた。おそらくPilatus PC12かと思っていたが、後でturboprop trainerだと分った!。そのPilatusがNo2、 こちらがNo1。すぐに管制塔からリクエストがあり、fly as fast as you can!とのこと。二人乗りターボプロップの軍用練習機(自家用運行だけど!)が続いてくるのだから、管制官とて当然のリクエストだ。すぐにフルスロットル、そして重力を使ってグングン加速した。向かい風があり、あまりグランドスピードは伸びない。ただ、Airspeedは110kt以上を維持してファイナルを駆け下りたと思う。そしてFwy405からフラップを出し、斜めに進入してフルフォワードスリップ、そのままラウンドアウトして接地する数秒前にノーズを滑走路に静態させた。なかなか気持ち良い着陸が決まった。管制官からgood job!と言われた。するとPilatusが入ってきた。これが酷い着陸を決めていた。横風だったが、メインギアが浮き、ノーズに加重がのる危なさ。難しい機体なんだろうが、腕が無さ過ぎだと思う。かと言って、自分がPilatusのターボプロップ軍用機を飛ばせるのかと言われれば返す言葉がないが。




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