
California City Airportを訪問した時、こんな静かで誰もいない空港で、奇遇にも2機の先尾翼の機体がTransient Parkingに駐機してあった。1機はこの日待ち合わせしたOさんの機体、Velocity。そしてもう1機はCozyという機体。
Cozyという機体は何度か他の空港のランプなどで見たことがあるが、機体の名前を知ったのはこの日が初めて。Velocityよりも一回りキャビンが小さく、4人乗りながら胴体の横幅が狭い。キャビンが狭いためが、主翼の下にぶら下がる燃料タンクのような構造物は荷物入れ!らしい。O-360 / 180psクラスのエンジンを搭載し、会社提供のスペックによると8000ftで75%出力の巡航速度が190ktとのこと。本当に無風の8000ftでそこまで出るのか?と思うが、見た感じは相当速そうだった。
同じかナードでもVelocityはキャビンが広く、クルーザーとしてはVelocityの方が使いが勝手が良さそうに見えた。CozyもVelocityもExperimental Aircraftなので、それぞれの会社提供のSpecをそのまま比較することはできないが、胴体が大きい分Velocityの方が巡航速度が20ktくらい低めになっている。それでも4気筒エンジンとしてはあり得ないくらいの高速機。
それにしても、カナードの機体は人目を引く。無骨だろうが華奢だろうが、鋭かろうが重厚だろうが、飛行機は格好よくなきゃいけない。カナードは”鋭い”イメージで格好よい。
こういうユニークな設計のExperimental Aircraftが沢山いるのがアメリカのGAの奥深さの一つだ。