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LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

先尾翼の自作機達

2009-02-08 | 航空関連エッセイ

California City Airportを訪問した時、こんな静かで誰もいない空港で、奇遇にも2機の先尾翼の機体がTransient Parkingに駐機してあった。1機はこの日待ち合わせしたOさんの機体、Velocity。そしてもう1機はCozyという機体。

Cozyという機体は何度か他の空港のランプなどで見たことがあるが、機体の名前を知ったのはこの日が初めて。Velocityよりも一回りキャビンが小さく、4人乗りながら胴体の横幅が狭い。キャビンが狭いためが、主翼の下にぶら下がる燃料タンクのような構造物は荷物入れ!らしい。O-360 / 180psクラスのエンジンを搭載し、会社提供のスペックによると8000ftで75%出力の巡航速度が190ktとのこと。本当に無風の8000ftでそこまで出るのか?と思うが、見た感じは相当速そうだった。

同じかナードでもVelocityはキャビンが広く、クルーザーとしてはVelocityの方が使いが勝手が良さそうに見えた。CozyもVelocityもExperimental Aircraftなので、それぞれの会社提供のSpecをそのまま比較することはできないが、胴体が大きい分Velocityの方が巡航速度が20ktくらい低めになっている。それでも4気筒エンジンとしてはあり得ないくらいの高速機。

それにしても、カナードの機体は人目を引く。無骨だろうが華奢だろうが、鋭かろうが重厚だろうが、飛行機は格好よくなきゃいけない。カナードは”鋭い”イメージで格好よい。

こういうユニークな設計のExperimental Aircraftが沢山いるのがアメリカのGAの奥深さの一つだ。


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