LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:ナイトフライトでiPadは強力な武器になる

2011-10-23 | Flight Log (機長)

日が暮れるのが早くなった。これからはナイトフライトの頻度が増える。空気も冷え、機体にも優しい。日暮れ時にサンタモニカ空港に到着、機体に乗り込んでエンジン始動、ランナップの後に離陸となった。離陸する時も計器の確認もナイトならではの困難さがある。これが性能の良いグラスコクピットの機体ならいいのだが。そんな中、一際視認性がいいのがiPad2 / WingX Pro7。いつも懐中電灯を片手にチャートを確認していたが、そんな必要な全くなくなった。チャート自体が光ってくれるというのはこれほど便利なのかと思う。

Left downwindでダウンタウンを目指す。1700ftでレベルオフ、IASは100kt、2500rpm、流石に空気が冷えてきたので油温も安定、上昇力もいい。そのままダウンタウン横を通過、いつものようにClass B Airspaceの下をくぐってトーランス空港側に抜けた。そして4500ftまで上昇していく。トーランス空港のClass D Airspaceを避けるような上昇になったが、本当はそんなことしなくてもよかった。4300ftくらいで北上を開始し、4500ftでレベルオフ、そのままSpecial flight ruleでLAXを越えた。ナイトフライトは空気も穏やか、景色は綺麗。

Special flight ruleを抜け、そのままPacific Palisadesを目指して降下、そして180度ターン、2800ftでサンタモニカ空港管制塔を呼ぶ。この時には自宅が左眼下に確認できた。Right traffic Rwy21 downwindに進入。ここでMake a short approach Rwy21 cleared to landと管制官。Finalにはセスナ172が1機いた。完全にローカル機と知ってのタイトな捌きだ。自分としてはこういう方が楽しくていい。フルフラップ、超ショートアプローチで滑走路に進入、ラウンドアウト後もフォワードスリップをかけて減速、綺麗な接地を決めることができた。最後の最後で凄く楽しいことが待っていたかにj。

タクシーアウトすると、管制塔からVia B, taxi back to the parkingとの指示。駐機場所を指定する必要もなく、管制官がこちらの駐機場所を知っている。ローカル機扱い。やはりホーム空港で飛ぶのは楽しい。サンタモニカ空港がどんどん好きになっていく。


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3 コメント

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Unknown (East)
2011-10-25 11:30:22
実は私も昨夜XCに出かけました。ライセンス取りたての娘(17歳)と2人でしたが、WingXの性能チェックも兼ねてのことでした。KHVN-KMVY往復でした。暗い水の上を夜飛ぶのは少し不安でしたが、今、IFRを練習している娘とIFR取りたての私との間で高度やヘディング保持のことをお互い批判しながら?の結構楽しいフライトでした。
さすがにLAあたりはライトが多くてきれいですね。私のあたりはNYに近づかないとそれほど光はありません。WingXのおかげで夜間のわかりにくいRunwayが早く見つかりあらためて良さがわかりました。使用期間後は年間契約しようと思います。それとSeattle AVのapproach plateのオーバーレイもつけたいと思っています。レーダーベクターされているときに早めにILSのインターセプトの時間が予想できるのはありがたいです。
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このソフト (だっちぇす)
2011-10-27 23:59:23
アンドロイド端末でもこのソフトが使えることを発見。お試しをと思ったら、日本では試せない・・・残念。
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Unknown (C2)
2011-10-28 22:52:16
>Eastさん
親子でナイトフライトとは幸せですね!ナイトフライトでWingXは強力な武器、特にナイトIFRでは最高なのではないかと思います。私はまだアプローチオーバーレイを購入してないので、もし実際に使ってみたら感想を教えて下さい。

>だっちぇすさん
確かにWingXはアンドロイド、iPhone、Black Berryなど様々な端末で使えます。でも、チャートがアラスカとハワイを含む北米限定なんですよね、、、。飛行機三昧LAの旅をする時には使えますよ。
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