LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:パイロット人生の原点、Redland空港訪問

2007-12-22 | Flight Log (機長)
正確には数えていないが、今まで小型飛行機で訪れたことのある空港は数十ヶ所あると思う。その中でも思い入れの深い空港がいくつかある。一つは心の故郷にもなりつつあるトーランス空港(Torrance Municipal Airport / KTOA)、そして自家用操縦士の実技試験を受けたレッドランド空港(Redlands Municipal Airport / L12)だ。

この日は久々にL12まで足を伸ばそうと思い、Mooneyで飛んでいくことになった。思えばMooneyでL12に行くのは初めてだ。L12のRwy26は下り坂になっており、何かいつもしっくりこない接地ばかりしてしまう。MooneyでのL12初飛来は綺麗な接地を決めてやる!と思い、ショックの少ない着陸/接地を心がけた。思った通りのソフトな着陸/接地を決める事ができたが、少しエアスピードが出ていたのと下り坂なのもあり、なかなか機体が止まらない。危険なほど滑走路を使い切ってしまったわけではないが、フルブレーキをかけなければならなかった。High Performance機なのにブレーキがきかないMooneyで、下りの滑走路でオーバースピードは絶対にやめた方がいいんだなと身をもって体験。

機体を給油所に停めて暫し休憩を取った。L12なら燃料代も安いだろうと思っていたが、TOAと大差のない値段。こんな田舎の空港でも1ガロンあたり4ドル44セントという値札が下げられているから、最近の燃料高騰は困ったものだ。

しばらくすると、1機のTwin Engineが入ってきた。機種はPiper Turbo Twin Comancheだった。珍しい機種なので早速近寄っていき、非常に気さくな中年白人金髪男性のオーナーパイロットに話しかけて飛行機談義が始まった。Twin Comancheはタンクが6個!もついているらしく、ウェイト&バランスを考えながらのタンクの切り替えと各タンクの残り燃料計算などが面倒だとのこと。ただ、高い高度でも180ー200マイル(290-320km/h)で巡航可能なのと、Oshkosh Airshowに行く時もロサンゼルスから1回の給油ストップで飛んでいけるとのこと。オーナーはこの機体を大変気に入っているようで、すでに同機で500時間近く飛んでいるらしい。この日はフェニックス/アリゾナまで遊びにいくとの事だった。

何の気なしに立ち寄った思い入れのある空港で、気さくな飛行機乗りと何気ない飛行機談義。心地よい休日の午後を過ごすことができた。





にほんブログ村 その他趣味ブログ 航空・飛行機へ



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。