日本でオーナーパイロットとして飛ぶUさんがロス入りした。待ち合わせてサンタモニカ空港から一緒に飛ぶことに。この日の企画は、日本では見かけない機体、OさんのVelocityに乗ること。離陸前にサンタモニカで給油、二人乗りなので燃料は5ガロンづつ、満タンにはしなかった。この日は雲が低く、2500−3000ft BKN SCTくらい。サンタモニカ空港を離陸し、left downwind departureでエルモンテ空港を目指す。11時からOさんのVelocityに乗せてもらえることになっていた。離陸したのは10時20分くらい。
Fwy10の上を飛び、2500rpmで巡航。気温18度程度だったので、IAS100ktで飛び続けた。二人乗りなのに優秀だ。そのままFwy10の上を飛び、9マイル西でエルモンテ管制塔を呼ぶ。Identと言われ、その後すぐにtraffic alertあり。こちら1700ft、向こうは1800ftで正反対。すぐにFwy10より南に進路をとると、すかさず管制塔もそう指示。2マイルほどでその機体を発見した。雲が低い時にはこうやって同じ高度に機体があつまる。エルモンテ空港にはダウンウィンドエントリー、ちょっと大きめのパターンでRwy19に着陸した。
機体を係留していると、VelocityオーナーのOさん登場。その後はハンガーに向かい、Velocityと対面。この日はトーランスベースのKobaさんもエルモンテ昼食に参加することになっていたので、一度トーランス空港で待ち合わせ、その後でフォーメーションフライトしてエルモンテに戻ることに。飛行機をスクーター感覚で使う我々のすたがをUさんにに診てもらえたと思う。私もVelocityに同乗、グラマンはエルモンテに駐機したままにした。
Velocityに乗り込み、エルモンテ空港Rwy19から離陸、1900ftでトーランス空港を目指す。さすがにVeocity、速い。トーランス空港へはGoodyear上空でコンタクト。鈍臭い管制官がめちゃくちゃな管制をしていた。ファーストコンタクトでidentさせられ、その後は延々とロングビーチ近くまでダウンウィンドを飛んでいるのに無視され、さらに再度identを要求され、そしてショートファイナルで明らかに訓練機で噛み噛みのATCの機体に離陸許可。どうやっても降りれず、スペーシングも無理。こちらゴーアラウンドとなった。冷静なOさん、再びトラフィックパターンを回って着陸となった。短気な自分なら、電話番号聞いて苦情の管制塔へ電話を入れたと思う。それくらいひどかった。
駐機スポットにはKobaさんのPiperが居た。GA centerで待っていた。ここからはUさんがVelocityでOさんと飛び、自分がKobaさんとPiperで飛び、二手に分かれてフォーメーションフライト。Rwy29Rから離陸、straight outで海岸線を目指し、Palos Verdesを飛んだ。ところが、123.45で連絡が取れず、Oさんの機体と交信できたのは2回。むこうはトランシーバーを使っていたらしいく、結局まともなフォーメーションができず終い。良い空撮ができなかった。
交信できないのは危ないので、早々に空域離脱。すると、Velocityも同様に北に進路をとった。さすがに速い、140-150ktで飛ぶので、こちらPiper Cherokeeをぐんぐんと突き放していく。Kobaさんはトーランス空港のClass D Airspaceのトランジションをリクエストし、1900ftくらいで高度を上げずに頑張ったが、Class D Airspaceの上を飛び越えていったVelocityはさらに高速で飛び去った。我々Piperがエルモンテ空港ダウンウィンドに入った時、Velocityはすでに着陸していた。ほんと速い機体だ。
その後、エルモンテ空港ではカフェでランチ。飛行機乗り4人で歓談した。1時間ほどして終了、Kobaさんはトーランス空港へ、こちらはサンタモニカ空港へ。それぞれがエンジン始動しようとしていると、Good Year BlimpがEMT Rwy19のlow approachをしてきた。なかなか面白い光景だった。そのあと、Rwy19からグラマンで離陸、Fwy10に沿ってフライト。その後、ドジャースのゲームがないので北よりの進路でダウンタウンより北側、Hollywood signを目指して飛ぶ。2200ftの高度でHollywood Signの真横を飛び、サンタモニカ空港管制塔を呼ぶ。Straight inとなったが、wind 220-310 Gust16とのこと。さほどひどいgustじゃなかったが、着陸する時には真横の風だった。こちらに続く機体はPiper Arrowのようだったが、そのArrowに”You are following a Yellow Grumman”と伝えていた。こちらの機体番号と機体を認識している。Rwy21にはそこそこの着陸が決まった。そしてこちらに続く機体を見ると、なんとPiper Warriorだった。Arrowじゃないじゃん。
忙しい企画だったが、日本から来たUさんにはLAのジェネアビシーンを感じ取ってもらえたと思う。