LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:Velocityでのフライト

2015-06-01 | Flight Log (機長)

日本でオーナーパイロットとして飛ぶUさんがロス入りした。待ち合わせてサンタモニカ空港から一緒に飛ぶことに。この日の企画は、日本では見かけない機体、OさんのVelocityに乗ること。離陸前にサンタモニカで給油、二人乗りなので燃料は5ガロンづつ、満タンにはしなかった。この日は雲が低く、2500−3000ft BKN SCTくらい。サンタモニカ空港を離陸し、left downwind departureでエルモンテ空港を目指す。11時からOさんのVelocityに乗せてもらえることになっていた。離陸したのは10時20分くらい。

Fwy10の上を飛び、2500rpmで巡航。気温18度程度だったので、IAS100ktで飛び続けた。二人乗りなのに優秀だ。そのままFwy10の上を飛び、9マイル西でエルモンテ管制塔を呼ぶ。Identと言われ、その後すぐにtraffic alertあり。こちら1700ft、向こうは1800ftで正反対。すぐにFwy10より南に進路をとると、すかさず管制塔もそう指示。2マイルほどでその機体を発見した。雲が低い時にはこうやって同じ高度に機体があつまる。エルモンテ空港にはダウンウィンドエントリー、ちょっと大きめのパターンでRwy19に着陸した。

機体を係留していると、VelocityオーナーのOさん登場。その後はハンガーに向かい、Velocityと対面。この日はトーランスベースのKobaさんもエルモンテ昼食に参加することになっていたので、一度トーランス空港で待ち合わせ、その後でフォーメーションフライトしてエルモンテに戻ることに。飛行機をスクーター感覚で使う我々のすたがをUさんにに診てもらえたと思う。私もVelocityに同乗、グラマンはエルモンテに駐機したままにした。

Velocityに乗り込み、エルモンテ空港Rwy19から離陸、1900ftでトーランス空港を目指す。さすがにVeocity、速い。トーランス空港へはGoodyear上空でコンタクト。鈍臭い管制官がめちゃくちゃな管制をしていた。ファーストコンタクトでidentさせられ、その後は延々とロングビーチ近くまでダウンウィンドを飛んでいるのに無視され、さらに再度identを要求され、そしてショートファイナルで明らかに訓練機で噛み噛みのATCの機体に離陸許可。どうやっても降りれず、スペーシングも無理。こちらゴーアラウンドとなった。冷静なOさん、再びトラフィックパターンを回って着陸となった。短気な自分なら、電話番号聞いて苦情の管制塔へ電話を入れたと思う。それくらいひどかった。

駐機スポットにはKobaさんのPiperが居た。GA centerで待っていた。ここからはUさんがVelocityでOさんと飛び、自分がKobaさんとPiperで飛び、二手に分かれてフォーメーションフライト。Rwy29Rから離陸、straight outで海岸線を目指し、Palos Verdesを飛んだ。ところが、123.45で連絡が取れず、Oさんの機体と交信できたのは2回。むこうはトランシーバーを使っていたらしいく、結局まともなフォーメーションができず終い。良い空撮ができなかった。

交信できないのは危ないので、早々に空域離脱。すると、Velocityも同様に北に進路をとった。さすがに速い、140-150ktで飛ぶので、こちらPiper Cherokeeをぐんぐんと突き放していく。Kobaさんはトーランス空港のClass D Airspaceのトランジションをリクエストし、1900ftくらいで高度を上げずに頑張ったが、Class D Airspaceの上を飛び越えていったVelocityはさらに高速で飛び去った。我々Piperがエルモンテ空港ダウンウィンドに入った時、Velocityはすでに着陸していた。ほんと速い機体だ。

その後、エルモンテ空港ではカフェでランチ。飛行機乗り4人で歓談した。1時間ほどして終了、Kobaさんはトーランス空港へ、こちらはサンタモニカ空港へ。それぞれがエンジン始動しようとしていると、Good Year BlimpがEMT Rwy19のlow approachをしてきた。なかなか面白い光景だった。そのあと、Rwy19からグラマンで離陸、Fwy10に沿ってフライト。その後、ドジャースのゲームがないので北よりの進路でダウンタウンより北側、Hollywood signを目指して飛ぶ。2200ftの高度でHollywood Signの真横を飛び、サンタモニカ空港管制塔を呼ぶ。Straight inとなったが、wind 220-310 Gust16とのこと。さほどひどいgustじゃなかったが、着陸する時には真横の風だった。こちらに続く機体はPiper Arrowのようだったが、そのArrowに”You are following a Yellow Grumman”と伝えていた。こちらの機体番号と機体を認識している。Rwy21にはそこそこの着陸が決まった。そしてこちらに続く機体を見ると、なんとPiper Warriorだった。Arrowじゃないじゃん。

忙しい企画だったが、日本から来たUさんにはLAのジェネアビシーンを感じ取ってもらえたと思う。


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