LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:空港のゲートキーが使えない、、

2017-08-07 | Flight Log (機長)

今日は日本からのゲストを連れてナイトフライトを約束していた。日没は20時過ぎ。サンタモニカ空港には先に到着し、機体カバーをは外すなどの準備をしておくつもりでいた。ところが、ゲートキーが使えない。ゲートが開かない。3箇所のゲートを試したが作動せず。車で機体横まで乗り付けないと、荷物を運べないし、機体カバーも収納できない。何より、歩いて機体まで行くことは禁止されているので、このままじゃ飛べない、。仕方ないので空港セキュリティーを呼び、事情を話すことにした。すぐにSanta Monica Policeの空港担当者が電話に出て、巡回が終わったら展望デッキに行くよとのこと。5分ほどで展望デッキに警察車両到着。その先導で、私の自家用車を空港内に入れてもらった。これで飛べるが、面倒なのは帰りも警察を呼ばないと空港から出れないこと。

プリフライトインスペクションを行い、ゲストと一緒に機体に乗り込む。そしてエンジン始動、すでに21時過ぎなので、タワーは閉鎖。CTAFでセルフアナウスし、ランナップの後にleft downwind departureで離陸。男3人乗り、流石にアップウィンドでの上昇力は低い。決してパワーがない機体じゃないが、285BHPとは言え一人乗りとは違う。1000ftくらいに薄い雲の層があり、これからovercastになる湿気だ。1000ftで上に出て、1500ftで巡航すると、LAX側は雲の下。これはMini Routeの飛行はないなと思った。予定ではダウンタウン、南下、コンプトンから上昇してミニルートで帰還だったが、Special Flight Ruleになりそうだ。

ダウンタウン横を通過。本当は旋回したかったが、ドジャーススタジアムが明るかったので、TFRの可能性を考えて近づかなかった。そして南下、LAXに着陸する機体の下を潜り抜ける。コンプトン横から上昇し、4500ftまで。CHTも含め、計器は極めて安定していた。4500ftまで上昇し、巡行に入る。観光フライトなので低速でいいのだが、ついつい高速巡行設定をしてしまった。IAS154ktくらい出ていた。OAT78F、TAS171kt。LAXを越え、そしてパシフィックパリセイズに向けて降下。海は漆黒、そして陸は綺麗な夜景。180度旋回してサンタモニカ空港のright downwindへ。CTAFでアナウンスしながらダウンウィンドに入り、405手前でベースターン。5分前くらいにジェットが1機離陸していったが、このときは誰もいない。ファイナルから80ktへ減速。そして接地は超綺麗にきまった。

0.6時間程度のフライトだったが、LAのナイトフライトを楽しんでいただけたなら嬉しい。機体を係留し、サンタモニカ警察を再び呼んでゲートを開けてもらった。


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