長期の海外出張からロサンゼルスに戻り、自宅についてシャワーを浴びた後にサンタモニカ空港に向かった。ここ4年以上続いていることだが、ロサンゼルスを1週間単位で離れるような旅をした後、必ず戻った当日に自分の操縦で空に上がることにしている。最初の頃は”着陸が下手になるのではないか?”という不安にかられての行動だったが、最近はリラックスする為と、”ロサンゼルスの空に帰ってきた”という事で気分がすっきりする為に帰還日当日に空を飛んでいる。
空港に到着、Grummanを飛ばすことにした。ローカルだけ飛ぶつもりでプリフライトを行った。オイルは5クオーツ少し。オイル交換からTach Timeで4時間くらいで多少オイルの汚れの色が付いてきた程度。このエンジンの内部が綺麗であることが伺える。シートの位置を整え、タイダウンを解き、機体に乗り込みエンジン始動。
Santa Monica ATIS 119.15でATISを取り、South East Run up areaに向かった。エンジンは良く回っている。ランナップを終えてからGround 121.9にコンタクト、すぐに離陸することができた。雲が1500-2000ftくらいに点々としていた。Right Crosswind at Shorelineで離陸したが、やはりLycoming O-235ではなかなか上昇しない。Right 270でサンタモニカ空港の上空に来た時点で、まだまだ2500ftくらいの高度。Special Flight Rule 132度をトラックして南向きでLAXを越えるにはあと1000ft上昇しないといけない。他のトラフィックとの関係もあり、本来はサンタモニカ空港の上空に来た時点でもっと高度が欲しいところだ。
なんとか3500ftまで上昇し、SMO VOR 132度をトラックしながらLAXを越え、El Segundoの所で左に旋回して高度を下げながらコンプトン空港(Compton Airport / CPM)を目指した。2500ft のHawthorne Airport Class D Airspaceの東端がはっきりせず、ここは簡単に降下しにくい。かと言って、コンプトン空港の北東には2000ft/2500ftの LAX Class B Airspace Floorがあり、これにも注意しないといけない。コンプトン空港ではRwy25Lに着陸。フレアから接地もばっちりきまった。
コンプトン空港ではHarmon RocketとMauleのオーナーパイロットで友人のS氏が居た。彼が常々言っている言葉だが、”飛行機遊びで達成した目標は全て達成した”とのこと。今まで何機もの自作機を完成させ、2機を納められるリフト付きハンガーを持ち、4人乗りTail DraggerのMauleと240MPHで飛ぶ二人乗り高性能機のRocketを自作所有し、何十機ものラジコン飛行機とラジコンヘリが壁にかかり、飛行機を整備そして自作できるような工具が揃うその環境は、まさに超が100個くらい付く究極の男の遊び部屋だ。そんなS氏は一見するといかつい巨漢白人親父という感じだが、実に人が良くて面倒見もよい。どうしても私が購入したGrummanを見たい!とのことで、この日のコンプトン空港入りとなった。
普段から私をExperimental機、自作機、Aerobatic / Sports Flightの道に引きづり込みたいS氏にとって、もともとExperimental機として設計されたGrumman AA1を私が購入した事は非常に嬉しかったようだ。”これを足がかりに、最終的にはRV6を買え!”としくこく言ってきたくらいだ。S氏いわく、Sports Flight / AerobaticができるExperimental機にありがちなエレベーターの機敏さがGrumman AA1ではよく出ているので、RVなどの機体にいく下準備にはちょうど良いとのこと。
また改めて機体を見せにくるということになり、長い立ち話も終えてコンプトン空港を後にすることにした。Rwy25Lから離陸、Goodyear Fieldの上空で高度を上げ、2500ft以上になったところでトーランス空港(Torrance Airport / TOA)のClass Dの上で高度を稼ぎ、4500ftになったところでSpecial Flight RuleでのLAX越えとなった。雲が多すぎて、Mini Routeは雲で閉じていたが、もし閉じていなければ当然2500ftのMini Routeを使っていただろう。LAXを越えてサンタモニカ空港のタワーを呼ぶと、LEFT TRAFFIC / Cleared to Landとのこと。マリーナデルレイの上空で4500ftだったので、そこからサンタモニカ空港Rwy21の1400ftのLeft Traffic Patternに入るのは超急降下!となる。本来は空港のMid-fieldを飛び越えてRIGHT Trafficとなるのだが、聞き返すこともなくラダーを蹴ってスリップしながらの急降下となった。少し耳が痛い思いをしながら1400ftまで落とし、Short Finalのような形でパターンを回り、Rwy21へ着陸となった。ちょっと高さが合わず、綺麗な接地!にはならなかった。まあ下手くそな着陸ということではないが、自分の中では納得できない出来。
着陸後、屋根を全開、コンバーチブルにしてタクシー。この機体で大好きな瞬間の一つだ。
自分のスポットに駐機、エンジンを停止した。こうしてロサンゼルスの空を飛び、飛行機仲間と話しをすると、”やっとロサンゼルスに戻って来た”という感覚になる。こういう空との関わり、GA遊びができる自分は幸せだなと感じる。
ランキングアップに御協力を。
空港に到着、Grummanを飛ばすことにした。ローカルだけ飛ぶつもりでプリフライトを行った。オイルは5クオーツ少し。オイル交換からTach Timeで4時間くらいで多少オイルの汚れの色が付いてきた程度。このエンジンの内部が綺麗であることが伺える。シートの位置を整え、タイダウンを解き、機体に乗り込みエンジン始動。
Santa Monica ATIS 119.15でATISを取り、South East Run up areaに向かった。エンジンは良く回っている。ランナップを終えてからGround 121.9にコンタクト、すぐに離陸することができた。雲が1500-2000ftくらいに点々としていた。Right Crosswind at Shorelineで離陸したが、やはりLycoming O-235ではなかなか上昇しない。Right 270でサンタモニカ空港の上空に来た時点で、まだまだ2500ftくらいの高度。Special Flight Rule 132度をトラックして南向きでLAXを越えるにはあと1000ft上昇しないといけない。他のトラフィックとの関係もあり、本来はサンタモニカ空港の上空に来た時点でもっと高度が欲しいところだ。
なんとか3500ftまで上昇し、SMO VOR 132度をトラックしながらLAXを越え、El Segundoの所で左に旋回して高度を下げながらコンプトン空港(Compton Airport / CPM)を目指した。2500ft のHawthorne Airport Class D Airspaceの東端がはっきりせず、ここは簡単に降下しにくい。かと言って、コンプトン空港の北東には2000ft/2500ftの LAX Class B Airspace Floorがあり、これにも注意しないといけない。コンプトン空港ではRwy25Lに着陸。フレアから接地もばっちりきまった。
コンプトン空港ではHarmon RocketとMauleのオーナーパイロットで友人のS氏が居た。彼が常々言っている言葉だが、”飛行機遊びで達成した目標は全て達成した”とのこと。今まで何機もの自作機を完成させ、2機を納められるリフト付きハンガーを持ち、4人乗りTail DraggerのMauleと240MPHで飛ぶ二人乗り高性能機のRocketを自作所有し、何十機ものラジコン飛行機とラジコンヘリが壁にかかり、飛行機を整備そして自作できるような工具が揃うその環境は、まさに超が100個くらい付く究極の男の遊び部屋だ。そんなS氏は一見するといかつい巨漢白人親父という感じだが、実に人が良くて面倒見もよい。どうしても私が購入したGrummanを見たい!とのことで、この日のコンプトン空港入りとなった。
普段から私をExperimental機、自作機、Aerobatic / Sports Flightの道に引きづり込みたいS氏にとって、もともとExperimental機として設計されたGrumman AA1を私が購入した事は非常に嬉しかったようだ。”これを足がかりに、最終的にはRV6を買え!”としくこく言ってきたくらいだ。S氏いわく、Sports Flight / AerobaticができるExperimental機にありがちなエレベーターの機敏さがGrumman AA1ではよく出ているので、RVなどの機体にいく下準備にはちょうど良いとのこと。
また改めて機体を見せにくるということになり、長い立ち話も終えてコンプトン空港を後にすることにした。Rwy25Lから離陸、Goodyear Fieldの上空で高度を上げ、2500ft以上になったところでトーランス空港(Torrance Airport / TOA)のClass Dの上で高度を稼ぎ、4500ftになったところでSpecial Flight RuleでのLAX越えとなった。雲が多すぎて、Mini Routeは雲で閉じていたが、もし閉じていなければ当然2500ftのMini Routeを使っていただろう。LAXを越えてサンタモニカ空港のタワーを呼ぶと、LEFT TRAFFIC / Cleared to Landとのこと。マリーナデルレイの上空で4500ftだったので、そこからサンタモニカ空港Rwy21の1400ftのLeft Traffic Patternに入るのは超急降下!となる。本来は空港のMid-fieldを飛び越えてRIGHT Trafficとなるのだが、聞き返すこともなくラダーを蹴ってスリップしながらの急降下となった。少し耳が痛い思いをしながら1400ftまで落とし、Short Finalのような形でパターンを回り、Rwy21へ着陸となった。ちょっと高さが合わず、綺麗な接地!にはならなかった。まあ下手くそな着陸ということではないが、自分の中では納得できない出来。
着陸後、屋根を全開、コンバーチブルにしてタクシー。この機体で大好きな瞬間の一つだ。
自分のスポットに駐機、エンジンを停止した。こうしてロサンゼルスの空を飛び、飛行機仲間と話しをすると、”やっとロサンゼルスに戻って来た”という感覚になる。こういう空との関わり、GA遊びができる自分は幸せだなと感じる。
ランキングアップに御協力を。