1年前に30分程度の体験飛行でCessna152に乗ったことはある。しかし、生まれて初めて飛行機の操縦桿を握る中で、セスナ152の操縦性能がどうだとかわかるはずもない。その後、実際に飛行機操縦訓練を始めたが、使用した機体は全てCessna172だった。そして免許取得後のローカル飛行もクロスカントリー飛行はセスナ172で飛んできた。時には遊びでAMD Zodiac601とかAMC Alarus CH2000という二人乗りの機体を飛ばしたことはあるが、実はポピュラーな機体であるCessna152を機長としてソロで飛ばしたことはない。というか、事実上、セスナ152という機体はどういう感じで飛ぶのか分からない。
そこで、昨日は初めてCessna152 (N89541) を飛ばしてみようということになった。実際に飛びたつ前に私の飛行機師匠であるインストラクターのP氏に話しを聞くと、"セスナ172乗ってきた人はセスナ152のチェックアウトはいりません。Vy70ktという以外は172で記憶している速度と同じようなもんです。着陸は簡単です。いってらっしゃい。”とのこと。一応Pilot Operating Handbookに目を通し、プリフライトを行い、エンジン始動!。
タクシーを開始すると、ノーズギアの操舵感が本当に軽い!!。これはエンジンが軽いためだと思う。シーカヤックなどに座っている感じの足を前に投げ出すスタイルの操縦姿勢は同じセスナとは思えない不思議なもの。
実際に離陸すると、思ったよりも軽く上昇していく。二人乗りのCessna152でも一人しか乗らないなら程々の上昇力があるんだなと思った。ただ、予想以上に風の影響をうけやすい。Cessna172と比べて152の外観が特別小柄という印象はないが、風の影響を受け易いという意味では差がある。ただ、機体は機敏に動くので、それを打ち消すように頻繁に操作しているのも楽しい。
着陸は予想通り素直な性格だと思った。ラウンドアウトからフレアまではフロントカウル越しに景色を見ていると目線でも降下感でも高度をつかみ易い。これは着陸の練習機としてもってこいだと感じた。
5本くらいタッチアンドゴーを行いフルストップとした。4人乗りのセスナ172と二人乗りのセスナ152でこれだけ安定感が違うのだから、6人乗りで大排気量のセスナ206とかセスナ210とかは本当に安定した良い機体なんだろうなと想像される。
たまには乗ったことの無い機体に乗るのも楽しいもんだと思った。
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