LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:久々の愛機のフライト

2013-06-17 | Flight Log (機長)

最近AA1を飛ばしていない。気付けば3−4週間ぶりの愛機でのフライト。普段より入念なプリフライトを行った。いつも思うのだが、グラマンやセスナやパイパーなどの凸型給油口は水の混入が無くて優秀なデザインだ。空気抵抗を意識したMooney等では凹方の給油口になっていたので、しばらく飛んでいない時には燃料への水の混入が見られた。とくに酷かったのはBeechcraft Duchessだ。給油口ゴムパッキングが劣化したら、あり得ない量の水が混入した。そんな事を考えながら、無事にプリフライトチェック終了。オイルも5クオーツあり、この日の気温なら大丈夫だろう。

エンジンは一発始動、ランナップエリアへタクシー、気温22度なのですぐに暖気完了。サンタモニカ空港 Rwy21から離陸はJustice Aviationの訓練機セスナ172に続いてRight turn at shore line。流石に172SPだけあり上昇は素晴らしい。こちらより500ft以上高いところを飛んでいる。こちらがもう少しで海岸線というところで、管制塔からmaintain visual separation from the Cessna、early right turnとのこと。後続の離陸がIFRで、しかも高速機、真っすぐ海に飛ぶからだと思う。普段は許可されない、内陸での右旋回、そして徐々に海岸線に近づいた。2000ftでレベルオフ、2400rpmでの巡航。22度の気温、2400rpmだと油温は真ん中より上を指している程度。気持ち良いフライトだった。薄いモヤがサンタモニカマウンテンにかかり、露点温度が高めだという事がわかる。ちなみにこの時の露点温度は14度。

マリブ沖には個人所有の綺麗なヨットが停泊中。100ftくらいありそうだった。あまりに綺麗なヨットなので、ちょっと高度を落として旋回してヨットの回りを周回。その後、半島の先まで海岸線を飛んでいった。Point Maguの基地周辺飛行禁止空域に入る手前で反転、3500ftまで上昇した。この高度では10ktくらいの追い風で、2400rpm巡航でも100kt以上の対地速度が出た。すぐにパシフィックパリセイズまで来てしまい、サンタモニカ管制塔にコンタクト、Rt traffic Rwy21とのこと。3500ftから巡航降下、追い風もあって120-130ktくらいを維持してダウンウィンドに入る。ダウンウィンドに入った時にちょうど1400ftになるような綺麗な降下で、無駄無く高度を速度に置換することができた。

ダウンウィンドに入った瞬間、you are No2, a King Air short finalと管制官。すぐに機体発見、するとNo2 cleared to landとなった。短めのパターンを回り、60kt強まで速度を落としてshort field landing、最近のお決まりパターンだ。そしてかなりのノーズアップのまま接地、そしてタクシーアウト。0.8時間だったけど、久々の愛機のフライトで満足できた。


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