LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:暑い

2012-08-03 | Flight Log (機長)

夏日の南カリフォルニアの空を軽く飛ぶことに。サンタモニカ空港に到着し、すぐにプリフライトインスペクション開始。オイルは5クオーツだが、短いフライトなので問題ないと判断。エンジン始動、ヘッドセットなしでキャノピー全開のタクシー。ランナップまで風を浴びて気持ち良くタクシーできた。

燃料があまりなかったので、1時間も無給油で飛び回れない。ということで、エルモンテ空港に行って給油して戻るという短めの空の散歩を計画。Rwy21からはLeft downwind departure、1700ftでレベルオフしてFwy10の上を飛ぶ。気温が高いので2400rpmまで出力を絞っての巡航なのに、追い風のお陰でGround Speed/GS110kt以上出ていた。油温も安定したままFwy10の上を飛び、エルモンテ空港まで8マイルくらいの地点で管制塔へコンタクト。Fly over Fwy10 East bound, Right traffic Rwy19とエルモンテ管制塔。そしてさらにエルモンテ空港に近づいていくと油温がグングン上昇。サンタモニカ周辺よりも7度も気温が高い。この日のエルモンテのATISの気温は29度だが、機体の温度計だと高度1500ftで気温30度もある。確かに機内でも暑さを感じる。内陸は流石に暑く、油温はさらに上昇。ただ、すぐに着陸するので特に油温に気を止めず、出力もそのままにした。しばらくして45 entry your decretionと管制官。そしてRwy19にはNo2で着陸となった。ゆっくりスロットルを絞り、小さめのパターンで着陸した。

そのままエルモンテ空港の給油スポットへ向う。18galと上限をしていして給油開始したが、なんとギリギリ満タンにならない程度。VFRリザーブを考慮すれば合法だが、こういうギリギリの燃料で飛ぶのはよくないと反省。自分の感覚ではあと2ー3galは多めに残っていると思っていた。しばしエンジンを冷やすことにした。オイルの残量をチェックすると、モワっとオイルゲージから煙が上がるほど。かなり油温は高い。しばらく機体を眺めながら日陰で休む。油温安定とオイルを冷やすことも兼ねて1クオーツオイルを足す事にした。

しばらくしてコクピットに戻る。そしてRwy19にタクシーバック。ランナップの後でRight crosswind departureを選択した。気温も温かく、燃料満タン、飛行機が重い。Fwy10の上を西に向って飛ぶが、1700ftのレベルオフで油温がレッドゾーンに迫っていく。なんという高温への弱さ。そのまま2400rpmの巡航をする。GS90kt前半、向かい風。Fwy10に沿ってダウンタウン南側を通過、そしてダウンタウンを越えたところでBlue Whaleに向う。ここで管制塔を呼ぶ。この瞬間に10時の方向、1マイルくらい先、500ftくらい上をPiperと思われる低翼機が1機飛んでいくのが見えた。これをinsightしていることを管制官に伝えると、Straight in No2, follow the final traffic とのこと。そしてNo2 cleared to landになった。ところが、Business Jet Gulfstreamが1機IFR releaseとなり、No1のPiperが着陸した後にSpacingが必要になった。Slow down, if you want make a right S turn, cancel landing clearanceと管制官。すぐにフルフラップにして65ktくらいのスローフライトを開始、Sターンしながらスペーシング。そうこうしていると、Gulfstreamも手際よくRolling take-offをしていった。皆が強力するマナーの良さ。すぐに Cleared to land, thank youと管制官。Anytime no problemと私。もうショートファイナルまで来ていたので、フルフラップ、60ktまで減速、短めの制動距離の着陸をした。Taxi-way B3からタクシーアウト。ここでNo.1で着陸したPiperがタクシーしてきたが、なんと隣に駐機するPiper Lanceだった。2機ならんで駐機スポットに向かってタクシー。1.1時間の短いフライト。夏場はこれでいいのかもしれない。


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