LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

訓練日記30:訓練開始してから最長のブランクがあけて、3週間ぶりの訓練再開。

2006-05-02 | Flight Log (飛行訓練)
3週間という長めの一時帰国の後にロサンゼルスに戻った。3週間ぶりの飛行訓練復帰となったが、操縦を覚えているか?という不安があった。訓練を開始してからこれだけのブランクがあいたことはない。ローカルソロ飛行は終わっているので理論的にはクロカンに出られる状態だが、やはりブランクがあることを考えて今日は教官同乗のトラフィクパターンという選択が正解だ。

飛び出してみるとATCに関しては無事に聞き取れるし、何か大きな問題を感じることはなかった。しかし、3週間のブランクがあると離陸すら凄く緊張するのは確かだ。”空を飛ぶ”ということが日常ではなく、非日常になってしまっているのかもしれない。それから、着陸時にはラウンドアウトからフレアのタイミングがつかめない。今日はフレアのタイミングが早く、そして強くなりすぎていて、まだ高さがあるのに失速気味に接地する着陸が続いた。教官からフレアを遅めにするのと、ラウンドアウト後のピッチの上がりすぎを修正するように言われた。その為に、1-2メートル上空を飛ばすローアプローチを2回繰り返した。あと、タイミングをみてShort Finalを1回、そしてフルストップとなった。着陸は6回くらい、ローアプローチなんかを含めると、トラフィックパターンは8-9周したことになる。

今日感じたことは、やはり着陸時のフレアなど繊細なタイミング取りは、飛ばない期間をおく事で多少鈍ってしまうということだ。ただ、全くゼロに戻るような鈍りかたはしないということも新たな発見だ。久々に自転車に乗っても転ばないのと同じように、飛行機を操縦するのに必要なある程度の感覚は失われない。教官の指示や指摘で徐々に自信が戻ってくるのを感じた。現時点でブランク前の状態に完全に戻ったとは思えないが、やはり飛行機を飛ばすのは最高に楽しいことには変わりない。週末はいよいよクロスカントリーだ。

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