LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:空港のID期限切れ

2012-09-03 | Flight Log (機長)

なかなか飛ぶ機会がなく、ふと気付けばサンタモニカ空港の身分証明/IDの期限が切れてしまった。これが思ったよりも不便で、車で空港敷地内に入ることができない。車を外の駐車場に停め、そこから愛機まで歩いていかないといけない。普段意識しなかったが、空港の敷地は広く、思ったよりも距離がある。あと、愛機はハンガーではなくてタイダウンスポットに駐機しているので、機体カバーなどをしまう場所がないのが不便。

とぼとぼ歩いて愛機の横にやってきた。プリフライトインスペクション開始。オイルレベルは6クォーツ弱、他の項目も問題なし。エンジン始動、ランナップへタクシー。気温は25度あったが、そこまで暑く感じない。ランナップの後にRwy21へ。一機Mooneyが居たが、どうやらIFRのようだった。こちらが先に離陸、Rt turn at shore lineを選択。先日の事故のこともあり、なんとなく緊急着陸場所への意識がいつもより高い。海岸線で右ターン、そのままマリブの方まで飛んで行く。

海岸線を飛び、2500ftでレベルオフ、2500rpmで飛んでもGround Speed 95ktくらい。IAS90ktくらいなので、いくら気温が高いとは言え向かい風が強い。10kt以上あるだろう。そうこうしていると携帯電話にテキストメッセージが入る。マリブの海岸線は山頂にある高級住宅の為に山沿いの携帯電話の電波が強く、結果的に4500ftくらい上空まで機内でも携帯電話が使える。なかなか便利。この日はただ空の散歩を楽しむだけなので、しばらくしてUターン、東向きに飛行してサンタモニカ空港に帰る。ここでエンジン出力を2500rpmに維持すると、Ground Speedが116ktまで伸びていった。出力を2300rpmに下げても、Ground Speedは101kt。完全に10-13ktくらいの追い風が吹いている。

パシフィックパリセイズの2マイルくらい西からサンタモニカ管制塔を呼ぶ。Rt traffic Rwy21とのこと。そして追い風と効果で120kt台でパターンに入ると、cleared to landとなった。スロットルをゆっくりと緩め、最終的にはアイドリング状態にした。そのまま短めのパターンを回り、100kt以下に減速した所でフルフラップ。悲しい事に機体は見事に減速し、短い制動距離で着陸となった。

軽い空の散歩は楽しい。さらに気軽なものにする為にも、空港内への車でのアクセスを確保せねば。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。