今日は日本からの来客、MT先生を乗せての同乗での飛行。小型機でヨーロッパの空も飛んだことがあるようで、飛ぶことに恐怖感はないようだ。機体に二人で乗り込みエンジン始動、オイルは5クオーツ、気温22度で露点温度17度だから、7月にしては大人二人でも飛び易い条件。海側の厚い雲があり、離陸はRwy3を使用している機体があった。ただ、7ktくらいのテールウィンドの中、大人二人乗りで離陸したくない。Rwy21から離陸し、雲を避けるようにearly crosswind turnを認めてもらうことにした。
ランナップの後にRwy21から離陸。流石に大人二人、重さを感じる。ただ、75-80ktを維持して400-500fpmで上昇。雲を避けるようにして旋回、管制塔からもmaintain VFRと念を押された。それ程の雲の量だった。そして、なんとか雲を避け、ダウンウィンドまで上がってこれた。そのままFwy10の上を沿って1700ftでのフライト。そのままダウンタウンの横を抜け、コンプトン空港の上空通過、そしてPalos Verdesを目指そう考えていた。ところが、海側はマリンレイヤーに被われていて、綺麗なPalos Verdesの海岸線を見せることができなかった。これは残念!
この時点でトーランス空港近くまで来ていたので、そのまま着陸することにした。管制塔を呼ぶと、Ident, right base Rwy29R cleared to landという指示。風が強く、フラップは1段下げただけ。そのまま80kt程度のノーフラップに近い着陸。1人乗りより、2人乗っている方が綺麗な接地をし易い。この時も綺麗な着陸が決まった。そのままFuel pitに向かい、満タンにして帰還。Rwy29Rからの離陸は、Left Rwyから離陸したRobinson R44と並走。こちらはEarly Rt crosswind turnを指示されたが、正直あまり気持ちよくない。もうちょっと直線距離をおいてほしいものだ。
本来はカリフォルニアらしいPalos Verdesの海岸線を見てもらいたかったが、それも叶わず。そこで、Hollywood Signの真横を飛び、せめてものLAらしさを味わってもらうことに。最初はパサデナまで北上し、ドジャーススタジアムを避けながらHollywood Signを目指して飛ぶ。Burbank Class C Airspaceの境界線ぎりぎりを飛び、Hollywood Signに近づいた。これには喜んでもらえたようだ。ところが、Hollywood Signの正に真横には、ホバリングするヘリが1機。Hollywood Signを見る究極の方法だ。
そのままストレートインでサンタモニカ空港を目指す。Blue Whaleよりちょっと南から管制塔を呼ぶと、Straight in Rwy21とのこと。そしてすぐにFollowing Citation, No2 cleared to landとなった。普通にストレートインし、フラップ全開で右クロスウィンドの着陸。ランドアウトが高過ぎ、そして長過ぎ。でも、接地はうまくまとめたと思う。
1.4時間のフライトだったが、楽しんでもらえたと思う。