LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:日本からの来客を乗せて

2013-07-22 | Flight Log (機長)

今日は日本からの来客、MT先生を乗せての同乗での飛行。小型機でヨーロッパの空も飛んだことがあるようで、飛ぶことに恐怖感はないようだ。機体に二人で乗り込みエンジン始動、オイルは5クオーツ、気温22度で露点温度17度だから、7月にしては大人二人でも飛び易い条件。海側の厚い雲があり、離陸はRwy3を使用している機体があった。ただ、7ktくらいのテールウィンドの中、大人二人乗りで離陸したくない。Rwy21から離陸し、雲を避けるようにearly crosswind turnを認めてもらうことにした。

ランナップの後にRwy21から離陸。流石に大人二人、重さを感じる。ただ、75-80ktを維持して400-500fpmで上昇。雲を避けるようにして旋回、管制塔からもmaintain VFRと念を押された。それ程の雲の量だった。そして、なんとか雲を避け、ダウンウィンドまで上がってこれた。そのままFwy10の上を沿って1700ftでのフライト。そのままダウンタウンの横を抜け、コンプトン空港の上空通過、そしてPalos Verdesを目指そう考えていた。ところが、海側はマリンレイヤーに被われていて、綺麗なPalos Verdesの海岸線を見せることができなかった。これは残念!

この時点でトーランス空港近くまで来ていたので、そのまま着陸することにした。管制塔を呼ぶと、Ident, right base Rwy29R cleared to landという指示。風が強く、フラップは1段下げただけ。そのまま80kt程度のノーフラップに近い着陸。1人乗りより、2人乗っている方が綺麗な接地をし易い。この時も綺麗な着陸が決まった。そのままFuel pitに向かい、満タンにして帰還。Rwy29Rからの離陸は、Left Rwyから離陸したRobinson R44と並走。こちらはEarly Rt crosswind turnを指示されたが、正直あまり気持ちよくない。もうちょっと直線距離をおいてほしいものだ。

本来はカリフォルニアらしいPalos Verdesの海岸線を見てもらいたかったが、それも叶わず。そこで、Hollywood Signの真横を飛び、せめてものLAらしさを味わってもらうことに。最初はパサデナまで北上し、ドジャーススタジアムを避けながらHollywood Signを目指して飛ぶ。Burbank Class C Airspaceの境界線ぎりぎりを飛び、Hollywood Signに近づいた。これには喜んでもらえたようだ。ところが、Hollywood Signの正に真横には、ホバリングするヘリが1機。Hollywood Signを見る究極の方法だ。

そのままストレートインでサンタモニカ空港を目指す。Blue Whaleよりちょっと南から管制塔を呼ぶと、Straight in Rwy21とのこと。そしてすぐにFollowing Citation, No2 cleared to landとなった。普通にストレートインし、フラップ全開で右クロスウィンドの着陸。ランドアウトが高過ぎ、そして長過ぎ。でも、接地はうまくまとめたと思う。

1.4時間のフライトだったが、楽しんでもらえたと思う。


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