LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

セスナ182Pでローカルフライト(動画)

2010-02-04 | Flight Log (同乗飛行)
友人で飛行機仲間、A先生がセスナ182Pのチェックアウト終了。ハイパフォーマンスのエンドースメントを得て、セスナ182で自由に飛び回れるようになった。この日は右席に招待してもらい、軽いローカルフライトに出ることに。 乗り込んでみていつも思うが、やはりセスナ182は172よりも全体に一回り大きい。これくらいのサイズがあると大人4人乗りでもキツい感じがしない。

エンジン始動、6気筒エンジンの音は図太くたくましい。この年式のセスナ182はコンチネンタルの0-470を搭載しているが、機内にいてもコンチネンタルだ!と分るほど特徴的な音。特に1000rpmくらいでのうなる様な低い音と、軽くラフるような音(本当はラフっているわけじゃないが)は、コンチネンタルの比較的大きめなエンジンに共通していると思う。

離陸はかなり待たされた。やっとRwy21から離陸、最初はクローズトラフィックをリクエスト。フルスロットルで滑走を始めると、流石に力強い加速をする。75-80ktくらいの速度で上昇すると、満タンで男二人乗りでも1000fpmは軽く達成する。

動画:セスナ182P サンタモニカ空港Rwy21から離陸
http://www.youtube.com/watch?v=nPBNE3zkUkI


面白いのがプロペラ回転数で、Prop Full Forwardの状態でも2500rpmをちょっと越える程度。装着しているプロペラの種類にもよるのだろうし、もしくはコンチネンタルとプロペラの相性なのか? 同じくコンチネンタル6気筒(360だが)を搭載するセネカもProp Full Forwardでの離陸滑走時には2500rpmを少し越える程度。

あと、マニフォールドプレッシャーの常用域が20-23インチ位になっており、最大出力のスロットル位でも25-26インチくらいにしかならない。エンジンに負担をかけないように、敢えてエアインテークを絞り気味に設計してあるのか、この機体の個体差の範囲内なのか分らない。ただ、自分の感覚だとあとSea Levelでの離陸滑走時には、あと1-2インチ以上のマニフォールドプレッシャーがかかってもいいのでは?!と思った。

トラフィックパターンを回り、Rwy21に着陸する。パワーと機体の重さを感じ、重厚感のある乗り心地。自分で操縦感を握ったわけじゃないが、これは乗り易い機体なんだろうと容易に想像できる。難無く1回目の着陸を決めたA先生。タクシーバックして再び長い離陸待ち。ここで次の離陸はマリブビーチまで飛んで、速度を出してみようということになった。2450rpm、23インチのグリーンアーク上限、ミクスチャーはLean to Peak Powerでの巡航。3500ftでIAS140ktだった。これがもう少し上空だと、条件が良ければおそらくTAS 145-150ktくらいは飛べるのではないかと思う。Payloadも十分にあり、クロカンマシーンとしてのバランスが取れている機体だ。

サンタモニカへ帰還する為、海岸線の山を越えてマリブビーチの上空に出て、そこからサンタモニカ空港管制塔を呼んだ。Right Traffic, Rwy21、予想通りの指示。2回目の着陸もきっちり決まり、この日のフライトは終了。

動画:セスナ182Pでサンタモニカ空港Rwy21に着陸
http://www.youtube.com/watch?v=7aFUF3m8Y8Y


やはりセスナ182はバランスの良い機体だなと思う。セスナ210センチュリオンなども凄く良い機体だと思うが、購入価格やメンテナンスの手間やコストを考えると、やはりセスナ182が人気がある理由がよく分る。




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