久々にパイロット仲間のA先生と飛ぶことになった。機体はサンタモニカ空港ベースのCessna172M、以前にも飛んだことがあり、エギゾーストが変更になっておりなかなかの上昇力がある。この日の目的地はカーンバレー空港(Kern Valley / Kernville / L05)。
私は右座席に乗り込み、A先生が機長席に座りエンジン始動。ここで、なんとヘッドセットを自分の機体(Grumman AA1)の中に忘れたことに気付いた。ボケまくりだ。せっかくエンジンをかけたので、そのままCessna172MでタクシーしてGrumman AA1が駐機しているスポットに向かった。サンタモニカ空港のグランドコントロールも”あのセスナは何をやってるんだ?”と思ったかもしれない。Grumman AA1が駐機してあるLowest South East Tie-down Spotまで向かい、無事にヘッドセットを取ってきた。そしてそのままSouth East Run Upに向かった。 このセスナのエンジンは調子良く乗っていて安心だ。
サンタモニカ空港のRwy21からA先生の操縦で離陸、Right Turn at Shore Lineで高度を稼ぐ。ウッドランドヒルズの上空でSocal Approachを呼び、そのままカーンバレーまでフライトフォローイングをお願いした。 巡航高度8500ftまで上昇、流石にストレスなく昇る。ただ、ここで問題なのはかなりオーバーレブに近いところで飛ぶところ。エギゾースト交換により離陸出力があがっているが、プロペラピッチがノーマルのままなのでVyより高い速度で飛んでも回転数が高め。このエギゾーストチューンした機体に対する一般的な警告としてオーバーレブに注意するようにというものがあるらしいが、まったくもって同感だ。かなりの出費になるが、本当はもう少し巡航性能を重視したプロペラと組み合わせることで、さらに効果的なチューニングになる気がする。
ジェネラルフォックス空港(General Fox Airport / WJF)の西を飛び、テハチャピの渓谷を越え、そして尾根を伝ってイザベラ湖(Lake Isabella)を確認。護岸工事などがされていない、自然のままの湖。日本ではなかなか観られない、本当に綺麗な景色だ。
イザベラ湖の上を飛行する動画。本当に綺麗な景色!
http://www.youtube.com/watch?v=G50zPZu_1KM
湖の上で高度を下げ、カーンバレー(Kernville) Rwy17 Right Trafficに入った。ここのトラフィックパターンは山に囲まれ緊張する。以前シングルエンジンのセスナ/コロンビア400が墜落した空港でもある。細心の注意を払わないといけない。そして3000ftの長さ、50ftの幅のRwyは狭い渓谷に阻まれて更に狭く細く感じる。Rwy17のベースレグにある丘のせいでファイナルの高度が高めになってしまうが、フルフラップで急峻なファイナル降下角を取り、無事に着陸となった。
機体をTransient parkingに駐機。この日は我々の機体1機だけ。ここにはカフェがあり、いい感じの雰囲気を出している。軽く朝食を取った。テラスで隣に座る夫婦が犬をつれており、少し話しをした。彼らは車でここに来たようで、彼らが連れている犬はもと救助犬だったらしい。犬種は分らないが、既にリタイアした熟年夫婦と救助犬をリタイアした温厚な犬の組み合わせは、この和やかな渓谷の雰囲気に調和していた感じがする。
あと、このカーンバレーをベースに飛んでいるというセスナ172のオーナーが話しかけてきて、エギゾーストの事について色々と尋ねてきた。彼もエギゾーストチューンを考えているらしいが、価格的に決断できないらしい。私は右座席からの感想だけしか伝えられないが、”上昇力は顕著に良くなるけど、プロペラを換えないと巡航性能には全く影響がない気がする”と伝えておいた。ちなみにここカーンバレー空港のハンガーのレンタル料は1ヶ月200ドルらしい。安い。
ちなみに、ここカーンバレーのカフェの前には名物のモニュメントがある。”天気を告げる石”ということで、1個の石ころが革ひもでつるしてあるだけ。そこにはこう書いてある:
Stone is Wet: Forecast is RAIN
Stone is Dry: Forecast is NOT RAINING
Shadow on Ground: Forecast is SUNNY
White on Top: Forecast is SNOWING
Can't See Stone: Forecast is FOGGY
Swinging Stone: Forecast is Windy
Stone Jumping Up & Donw: Forecast is EARTHQUAKE
Stoke Gone: Forecast is Tornado
いわゆるアメリカらしい寒いジョークだ。
いよいよ帰途につくことに。Rwy17から離陸、湖の上を飛び越えて7500ftまで上昇。このRwy17からの離陸時の景色は本当にホントに綺麗だ。山間を抜けてベーカーズフィールド寄りの西方向に進路を取り、そこからテハチャピの上を飛ぶように進路を東よりに変更、そしてモハベ砂漠に出てから南に進路を取ってヴァンナイスを目指して飛ぶ。アグアドルチェ空港の付近でSaocal Approachを呼び、バーバンク空港Class C Airspaceを突っ切れるようにSquawk Codeをもらった。そしてヴァンナイス空港の西を飛ぶようにしてサンタモニカ空港を目指し、ゲッティー美術館の東を飛ぶようにセプルベダパスを越えた。この飛び方が砂漠からLA Basinまで戻ってくる時の基本的なルートだと思っている。ベースエントリーで無事サンタモニカ空港Rwy21に着陸。全行程は2.5時間、程よいクロカンコースだ。
ランキングアップに御協力を。
私は右座席に乗り込み、A先生が機長席に座りエンジン始動。ここで、なんとヘッドセットを自分の機体(Grumman AA1)の中に忘れたことに気付いた。ボケまくりだ。せっかくエンジンをかけたので、そのままCessna172MでタクシーしてGrumman AA1が駐機しているスポットに向かった。サンタモニカ空港のグランドコントロールも”あのセスナは何をやってるんだ?”と思ったかもしれない。Grumman AA1が駐機してあるLowest South East Tie-down Spotまで向かい、無事にヘッドセットを取ってきた。そしてそのままSouth East Run Upに向かった。 このセスナのエンジンは調子良く乗っていて安心だ。
サンタモニカ空港のRwy21からA先生の操縦で離陸、Right Turn at Shore Lineで高度を稼ぐ。ウッドランドヒルズの上空でSocal Approachを呼び、そのままカーンバレーまでフライトフォローイングをお願いした。 巡航高度8500ftまで上昇、流石にストレスなく昇る。ただ、ここで問題なのはかなりオーバーレブに近いところで飛ぶところ。エギゾースト交換により離陸出力があがっているが、プロペラピッチがノーマルのままなのでVyより高い速度で飛んでも回転数が高め。このエギゾーストチューンした機体に対する一般的な警告としてオーバーレブに注意するようにというものがあるらしいが、まったくもって同感だ。かなりの出費になるが、本当はもう少し巡航性能を重視したプロペラと組み合わせることで、さらに効果的なチューニングになる気がする。
ジェネラルフォックス空港(General Fox Airport / WJF)の西を飛び、テハチャピの渓谷を越え、そして尾根を伝ってイザベラ湖(Lake Isabella)を確認。護岸工事などがされていない、自然のままの湖。日本ではなかなか観られない、本当に綺麗な景色だ。
イザベラ湖の上を飛行する動画。本当に綺麗な景色!
http://www.youtube.com/watch?v=G50zPZu_1KM
湖の上で高度を下げ、カーンバレー(Kernville) Rwy17 Right Trafficに入った。ここのトラフィックパターンは山に囲まれ緊張する。以前シングルエンジンのセスナ/コロンビア400が墜落した空港でもある。細心の注意を払わないといけない。そして3000ftの長さ、50ftの幅のRwyは狭い渓谷に阻まれて更に狭く細く感じる。Rwy17のベースレグにある丘のせいでファイナルの高度が高めになってしまうが、フルフラップで急峻なファイナル降下角を取り、無事に着陸となった。
機体をTransient parkingに駐機。この日は我々の機体1機だけ。ここにはカフェがあり、いい感じの雰囲気を出している。軽く朝食を取った。テラスで隣に座る夫婦が犬をつれており、少し話しをした。彼らは車でここに来たようで、彼らが連れている犬はもと救助犬だったらしい。犬種は分らないが、既にリタイアした熟年夫婦と救助犬をリタイアした温厚な犬の組み合わせは、この和やかな渓谷の雰囲気に調和していた感じがする。
あと、このカーンバレーをベースに飛んでいるというセスナ172のオーナーが話しかけてきて、エギゾーストの事について色々と尋ねてきた。彼もエギゾーストチューンを考えているらしいが、価格的に決断できないらしい。私は右座席からの感想だけしか伝えられないが、”上昇力は顕著に良くなるけど、プロペラを換えないと巡航性能には全く影響がない気がする”と伝えておいた。ちなみにここカーンバレー空港のハンガーのレンタル料は1ヶ月200ドルらしい。安い。
ちなみに、ここカーンバレーのカフェの前には名物のモニュメントがある。”天気を告げる石”ということで、1個の石ころが革ひもでつるしてあるだけ。そこにはこう書いてある:
Stone is Wet: Forecast is RAIN
Stone is Dry: Forecast is NOT RAINING
Shadow on Ground: Forecast is SUNNY
White on Top: Forecast is SNOWING
Can't See Stone: Forecast is FOGGY
Swinging Stone: Forecast is Windy
Stone Jumping Up & Donw: Forecast is EARTHQUAKE
Stoke Gone: Forecast is Tornado
いわゆるアメリカらしい寒いジョークだ。
いよいよ帰途につくことに。Rwy17から離陸、湖の上を飛び越えて7500ftまで上昇。このRwy17からの離陸時の景色は本当にホントに綺麗だ。山間を抜けてベーカーズフィールド寄りの西方向に進路を取り、そこからテハチャピの上を飛ぶように進路を東よりに変更、そしてモハベ砂漠に出てから南に進路を取ってヴァンナイスを目指して飛ぶ。アグアドルチェ空港の付近でSaocal Approachを呼び、バーバンク空港Class C Airspaceを突っ切れるようにSquawk Codeをもらった。そしてヴァンナイス空港の西を飛ぶようにしてサンタモニカ空港を目指し、ゲッティー美術館の東を飛ぶようにセプルベダパスを越えた。この飛び方が砂漠からLA Basinまで戻ってくる時の基本的なルートだと思っている。ベースエントリーで無事サンタモニカ空港Rwy21に着陸。全行程は2.5時間、程よいクロカンコースだ。
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景色が奇麗ですね。
今日Big Bearに行ってきましたが、ここもかなりきれいな街でした!
Big Bearも綺麗で好きな空港の一つですが、KernvilleはBig Bearよりも綺麗な景色なのではないかと思ってます。自分の中ではSedonaの次くらいに好きな空港です。是非ともクロカン時間稼ぎにKervilleまで足を運んでみて下さい。