この日のフライトの予定は２本。最初はサンタポーラ空港まで遊びに行く事と、もう一つは次期クロスカントリー用マシンを見に行くこと。
とりあえず最初の予定を済ませようと、早朝からサンタポーラ空港に遊びに行くつもりでいたが、朝から天気の都合でキャンセルになった。サンタモニカ空港もロサンゼルス国際空港も500feet Overcastという感じで、おまけに視程も悪い。単なるマリンレイヤーというより、湿気が多くて雲の下もhazyになっていた。
仕方ないので次の予定を早め、次期クロカンマシーンことパイパーセネカ（Piper Seneca II / PA34-200T）を見に行くことにした。とりあえずはこのPA34を購入する友人R氏とトーランス空港で待ち合わせ、そこからセネカが停まっているコンプトン空港まで一緒に向かうという予定。
サンタモニカ空港はIFR Release待ちの機体が多数待機している。色々な機体がSouth East Run Upに集合し、サンタモニカのグランドコントロールは大混乱していた。こちらはトーランス空港までのTower Enroute Clearanceをリクエスト。ところが、何故かヴァンアイス空港までのVFR on Topのクリアランスを読み上げられた。すぐに、”TOAまでのTECをリクエストしたよ！”と言うと、間違えに気付いたようだ。結局自分より後にIFR / VFR ON TOPをリクエストした機体に順番を抜かされてしまった。グランドコントロールの管制官も神妙な口調でThank you for your patientsと言ってきた。そしてやっとの思いでもらったクリアランスは：
Cleared to TOA; After departure fly runway heading, upon reaching LAX 315 turn right heading 250, radar vector to SMO, SMO 125, V64, SLI, direct; 3000/5000 5min, Departure frequency 125.2, Squwk 530x
しばらく離陸待ちをした後、やっと離陸許可が下りた。この離陸待ち時間の間にトーランス空港のATISを機内から電話で確認したが、なんとRwy11Lになっていた。これはOff Shoreの風が吹いている事になり、トーランスビーチあたりのサーファー達には良いことかもしれないが、500ftくらいの雲の高さでCircle to Land Rwy11Lは気持ち良いものじゃない。
離陸後はすぐに薄い雲というかhazyな層に入り、900ftくらいで雲の上に突き抜けた。ベーカーズフィールドの辺りでよく見るような、うっすらとした雲とhazyな層が地上を被う天気だ。そのままグングンと上昇、気温が低い層では700fpmの上昇率を維持。これは助かる。そしてサンタモニカVORの上空に戻り、そのままheading 125、そして150と変更されながら海岸線を飛行。
パロスバーデスよりも南側は完全に雲に被われており、ロングビーチ空港やフラトン空港などは完全に雲の下。トーランス空港もILS Rwy29Rのファイナルは雲の下に被われていた。
レーダーベクターされ、Final Approach Courseに入る頃には雲の上ギリギリを飛行。いよいよアプローチ開始。Localizer Approach Rwy29R, Circle to Land Rwy11L。FAF過ぎて600fpmくらいの降下率で雲に入っていた。GSは90kt、計算上は3分12秒でMissed Approach Pointに来るはず。追い風の計算が甘かったのか、800ftほどで雲から出た時には空港は目の前だった。雲の下を這うようにCircle to Northでパターンを周り、特に難無くRwy11Lに下りた。なかなか気持ち良いIFR flightだった。雲の高さが800ftくらいに上がっていたので、Circle to Landで地上ギリギリを飛ぶようなことをせずに済んだ。
Transient Parkingに駐機すると、セネカのオーナーのD氏と、次の購入者となるR氏が待っていてくれた。このセネカと私の関わりの契約について記載すると長くなるが、一言でいえば、このセネカの鍵を手に入れ、保険にも入り、ガソリンだけ入れれば勝手に飛んでいいという手はずが整ったということ。
このセネカオーナーのD氏はなかなか良い感じの人で、セネカを飛ばすコツを色々と伝授してくれた。いよいよR氏とD氏の二人と一緒に機体を確認、取りに行く事になった。その様子は次の日記で。
ランキングアップに御協力を。
とりあえず最初の予定を済ませようと、早朝からサンタポーラ空港に遊びに行くつもりでいたが、朝から天気の都合でキャンセルになった。サンタモニカ空港もロサンゼルス国際空港も500feet Overcastという感じで、おまけに視程も悪い。単なるマリンレイヤーというより、湿気が多くて雲の下もhazyになっていた。
仕方ないので次の予定を早め、次期クロカンマシーンことパイパーセネカ（Piper Seneca II / PA34-200T）を見に行くことにした。とりあえずはこのPA34を購入する友人R氏とトーランス空港で待ち合わせ、そこからセネカが停まっているコンプトン空港まで一緒に向かうという予定。
サンタモニカ空港はIFR Release待ちの機体が多数待機している。色々な機体がSouth East Run Upに集合し、サンタモニカのグランドコントロールは大混乱していた。こちらはトーランス空港までのTower Enroute Clearanceをリクエスト。ところが、何故かヴァンアイス空港までのVFR on Topのクリアランスを読み上げられた。すぐに、”TOAまでのTECをリクエストしたよ！”と言うと、間違えに気付いたようだ。結局自分より後にIFR / VFR ON TOPをリクエストした機体に順番を抜かされてしまった。グランドコントロールの管制官も神妙な口調でThank you for your patientsと言ってきた。そしてやっとの思いでもらったクリアランスは：
Cleared to TOA; After departure fly runway heading, upon reaching LAX 315 turn right heading 250, radar vector to SMO, SMO 125, V64, SLI, direct; 3000/5000 5min, Departure frequency 125.2, Squwk 530x
しばらく離陸待ちをした後、やっと離陸許可が下りた。この離陸待ち時間の間にトーランス空港のATISを機内から電話で確認したが、なんとRwy11Lになっていた。これはOff Shoreの風が吹いている事になり、トーランスビーチあたりのサーファー達には良いことかもしれないが、500ftくらいの雲の高さでCircle to Land Rwy11Lは気持ち良いものじゃない。
離陸後はすぐに薄い雲というかhazyな層に入り、900ftくらいで雲の上に突き抜けた。ベーカーズフィールドの辺りでよく見るような、うっすらとした雲とhazyな層が地上を被う天気だ。そのままグングンと上昇、気温が低い層では700fpmの上昇率を維持。これは助かる。そしてサンタモニカVORの上空に戻り、そのままheading 125、そして150と変更されながら海岸線を飛行。
パロスバーデスよりも南側は完全に雲に被われており、ロングビーチ空港やフラトン空港などは完全に雲の下。トーランス空港もILS Rwy29Rのファイナルは雲の下に被われていた。
レーダーベクターされ、Final Approach Courseに入る頃には雲の上ギリギリを飛行。いよいよアプローチ開始。Localizer Approach Rwy29R, Circle to Land Rwy11L。FAF過ぎて600fpmくらいの降下率で雲に入っていた。GSは90kt、計算上は3分12秒でMissed Approach Pointに来るはず。追い風の計算が甘かったのか、800ftほどで雲から出た時には空港は目の前だった。雲の下を這うようにCircle to Northでパターンを周り、特に難無くRwy11Lに下りた。なかなか気持ち良いIFR flightだった。雲の高さが800ftくらいに上がっていたので、Circle to Landで地上ギリギリを飛ぶようなことをせずに済んだ。
Transient Parkingに駐機すると、セネカのオーナーのD氏と、次の購入者となるR氏が待っていてくれた。このセネカと私の関わりの契約について記載すると長くなるが、一言でいえば、このセネカの鍵を手に入れ、保険にも入り、ガソリンだけ入れれば勝手に飛んでいいという手はずが整ったということ。
このセネカオーナーのD氏はなかなか良い感じの人で、セネカを飛ばすコツを色々と伝授してくれた。いよいよR氏とD氏の二人と一緒に機体を確認、取りに行く事になった。その様子は次の日記で。
ランキングアップに御協力を。
