LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:雲を避けながらカタリナ島へ

2006-11-27 | Flight Log (機長)

今日は本当ならMojave Airportに行く予定だったが、Terminal Area Forecastを見るとLos Angeles International Airport周辺が3500ft Brokenというコンディションになる可能性があった。先日は濃霧でダイバートを余儀なくされたことも踏まえ、今回は無理はしないでおこうと行き先変更、カタリナ島にした。

Torrance Airport(TOA)は完全なクロスウィンドだった。Rwy 29のTOAだが、この日はWind 220 at 8となっている。この付近のMagnetic Variationは東へ14°くらいだから、220の風はRwyに対して正に真横からの風になる。Wind Sockを見ていると、時折tail wind気味になっているのがわかった。我々が飛び立つ直前までRwy11を使っていたくらいだ。

Right 270 departureで離陸したが、ローテーションスピードに達するまで操縦桿は左に90°きりっぱなしでセンターラインを維持できるほどだった。3000ft few cloudsというだけあって、高度を上げると気流は不安定だった。カタリナまではできるだけ高い高度が良いだろうと思い、6500ftまで上昇した。それにしても、やはりシングルエンジンで海の上を飛ぶのは気持ちの良いものではない。カタリナに近づくと2500ftくらいまで降下し、島の周りを飛行した。FARに違反するほどではないが、雲と雲の間を飛行し、島の景色を楽しんだ。

離陸も着陸もクロスウィンド、気流も不安定な飛行だったが、今日も心地よい緊張のフライトを味わえた。


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