軽いローカル飛びのつもりでサンタモニカ空港の愛機のもとに向った。空港に到着すると、機体の下には見慣れないオイル溜まり。
”エンジンから漏れたのか?”
と考え、さっそくカウルを外してみる。そしてエンジンオイルレベルもチェック。とくに激しくオイルが減っていないし、カウル内面やエンジンにもオイルの滲みはない。オイル溜まりの真上にはBreather Tubeがあることから、もしかしたらここからオイルが垂れたのか?と疑った。
毎回フライトの後にはBreather Tube付近と機体下面のオイルを拭き取るようにしている。なので、この漏れはオイルを拭き取った後に、更に漏れ出てきたことになる。夏場なので、かなり油温が高めになり、結果的にBreather Tubeから排出されるオイルも多くなり、ガス化したオイルが後になって冷却され、液状化してオイル溜まりを作ったのだろうと結論づけた。
つまり、Airworthyということで、カウルを付け戻してフライトすることに。エンジン始動、そしてランナップ、Rwy21からRight 270 at shore lineで離陸した。ロサンゼルス国際空港をSpecial flight ruleで越える。久々に快晴、雲一つない。海上も完全に晴れ渡っている。3500ftでフラトン空港の方角を目指し、東へ東への気ままに巡航。高度は3500ftを維持し、2500rpmの出力設定は変えず。ところが、油圧計が低めなのではないか?と気になり始めた。やはりオイル漏れ??と思ったりし、油圧計を頻繁にチェック。グリーンアーク下限を指している。このまま下がって行くようだとどこかに降りねばと思った。ただ、下限のまま安定しているようにも見えるし、極々僅かながら下限を割って来ているようにも見える。いつもこのあたりの位置を指していたが、機体下の油溜まりが気になっていた。
フラトン空港の横を越え、そのまま着陸せずに先を目指す。Sこのまま飛ぶか、、と思っていると、油温がどんどんと上昇していった。夏場に2500rpmの設定では油温が上がって当然なのだが、
”これはオイル漏れで油量が少なくなり、油圧が微妙に下がってきて、さらに油温が上がったのか?!”
などと考える(考え過ぎ)ようになった。すぐにコロナ空港に降りることに。2000ftまで降下し、そこからRwy25 downwindに入る。誰もトラフィックはない。特に問題なくRwy25に着陸、fuel pitに向った。
さっそく機体を降りてエンジン回りをチェックするが、特に変化なし。オイル漏れなどない。ただ、油量は5クオーツ弱なので、ここは1クオーツ足すことにした。油量が増えることで、油温上昇対策になる。あと、一度上がった油温を下げるため、空が黄昏れるまでコロナ空港で待機すること。
エンジンが冷えた頃合いを見計らい、離陸することになった。この時に既にあたりは暗く、night flightの状態。離陸してからLeft crosswindを曲がり、そのまま西に向って飛ぶ。ところが、2000ftに到達するまえに油温がグリーンアーク上限にまで上昇。本当に勘弁してほしい、この機体の油温上昇。しかたないのでこの高度を維持して、2300rpmでのフライトとなった。そのまま北西に進路を取り、対地速度にして90ktくらいの極遅フライト。
ちょうど良いので、暮れて行く空、ロサンゼルスの夜景をヘリが飛ぶような高度で楽しむことに。ダウンタウン横からサンタモニカ空港管制塔を呼び、そのままFwy10に沿ってStraight inで着陸。
それにしても、オーナーパイロットが被害妄想になるくらい、このグラマンAA1という機体の油温上昇はやっかいだ。機体バランスを考えると、このエンジン搭載位置が理想だったのかもしれないが、結果的にFirewallとエンジン搭載位置が近すぎると思う。エンジン上面から下面にRam Airが抜ける空冷方式が主流の70年代以降の機種の中で、このグラマンAA1の冷却効率は最悪の部類に入るだろう。気に入ってはいるのだが、夏場には気をつかう機体だ。
”エンジンから漏れたのか?”
と考え、さっそくカウルを外してみる。そしてエンジンオイルレベルもチェック。とくに激しくオイルが減っていないし、カウル内面やエンジンにもオイルの滲みはない。オイル溜まりの真上にはBreather Tubeがあることから、もしかしたらここからオイルが垂れたのか?と疑った。
毎回フライトの後にはBreather Tube付近と機体下面のオイルを拭き取るようにしている。なので、この漏れはオイルを拭き取った後に、更に漏れ出てきたことになる。夏場なので、かなり油温が高めになり、結果的にBreather Tubeから排出されるオイルも多くなり、ガス化したオイルが後になって冷却され、液状化してオイル溜まりを作ったのだろうと結論づけた。
つまり、Airworthyということで、カウルを付け戻してフライトすることに。エンジン始動、そしてランナップ、Rwy21からRight 270 at shore lineで離陸した。ロサンゼルス国際空港をSpecial flight ruleで越える。久々に快晴、雲一つない。海上も完全に晴れ渡っている。3500ftでフラトン空港の方角を目指し、東へ東への気ままに巡航。高度は3500ftを維持し、2500rpmの出力設定は変えず。ところが、油圧計が低めなのではないか?と気になり始めた。やはりオイル漏れ??と思ったりし、油圧計を頻繁にチェック。グリーンアーク下限を指している。このまま下がって行くようだとどこかに降りねばと思った。ただ、下限のまま安定しているようにも見えるし、極々僅かながら下限を割って来ているようにも見える。いつもこのあたりの位置を指していたが、機体下の油溜まりが気になっていた。
フラトン空港の横を越え、そのまま着陸せずに先を目指す。Sこのまま飛ぶか、、と思っていると、油温がどんどんと上昇していった。夏場に2500rpmの設定では油温が上がって当然なのだが、
”これはオイル漏れで油量が少なくなり、油圧が微妙に下がってきて、さらに油温が上がったのか?!”
などと考える(考え過ぎ)ようになった。すぐにコロナ空港に降りることに。2000ftまで降下し、そこからRwy25 downwindに入る。誰もトラフィックはない。特に問題なくRwy25に着陸、fuel pitに向った。
さっそく機体を降りてエンジン回りをチェックするが、特に変化なし。オイル漏れなどない。ただ、油量は5クオーツ弱なので、ここは1クオーツ足すことにした。油量が増えることで、油温上昇対策になる。あと、一度上がった油温を下げるため、空が黄昏れるまでコロナ空港で待機すること。
エンジンが冷えた頃合いを見計らい、離陸することになった。この時に既にあたりは暗く、night flightの状態。離陸してからLeft crosswindを曲がり、そのまま西に向って飛ぶ。ところが、2000ftに到達するまえに油温がグリーンアーク上限にまで上昇。本当に勘弁してほしい、この機体の油温上昇。しかたないのでこの高度を維持して、2300rpmでのフライトとなった。そのまま北西に進路を取り、対地速度にして90ktくらいの極遅フライト。
ちょうど良いので、暮れて行く空、ロサンゼルスの夜景をヘリが飛ぶような高度で楽しむことに。ダウンタウン横からサンタモニカ空港管制塔を呼び、そのままFwy10に沿ってStraight inで着陸。
それにしても、オーナーパイロットが被害妄想になるくらい、このグラマンAA1という機体の油温上昇はやっかいだ。機体バランスを考えると、このエンジン搭載位置が理想だったのかもしれないが、結果的にFirewallとエンジン搭載位置が近すぎると思う。エンジン上面から下面にRam Airが抜ける空冷方式が主流の70年代以降の機種の中で、このグラマンAA1の冷却効率は最悪の部類に入るだろう。気に入ってはいるのだが、夏場には気をつかう機体だ。
グラマンの場合ウエットサンプでの仕様に成っていると思われます。
この際追加でオイルクーラーを取り付ける事は可能なのでしょうか?
オプション事項を確認しては如何でしょうか?
私は航空機の整備資格はありませんが、自家用車の夏場対策でオプションのオイルクーラーを取り付けて運転しています。
因みに自動車整備士の資格を一応所持しています。
誤字脱字はお許しください。
ちなみにこの機体にはオイルスクリーン兼オイルクーラーがついていますが、明らかに容量不足です。もう少し大型のものを付けてもいいかなと思っていますが、上記の手続きの煩雑さから考えてしまっています。ちなみに、その大型のものでも油温が高めのままだそうです。オイルクーラーの搭載位置がFirewallに貼付ける形なので、これも問題です。かといって効率がよいプロペラ後ろのカウル前面などにつけられるキットはなく、勝手に穴を開けたりしてオイルクーラーを創作的な位置に取り付けるわけにはいかないので(ただの違法行為/FAR違反)、その辺りが飛行機の整備/改造のつらいところです。