LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:軽くプラクティスアプローチ

2010-12-17 | Flight Log (機長)
前回日記の続き。1500fpm以上の下降気流に巻き込まれ、風も強く、ガンガン飛ぶという思いが挫けた感じ。そのままレッドランズ空港に着陸し、とりあえず燃料を満タンとした。この時、ちょっとマナーの悪いパイパーアローが北側の給油スポットを占拠しており、まるで駐機スポットとして使っていた。こちらは南側の駐機スポットを使用していた。そうすると、ローカル機と思われるセスナ206が給油スポットにやってきた。明らかにパイパーアローに対して頭にきており、1500rpmくらいの回転数でプロペラをブン回してパイパーの斜め後ろに停止、早くどけ!という態度だ。それに屈しないようにしたのか、パイパーアローの二人組もわざとゆっくり悠然とエンジンをかけるようにしている。ここはパイパーアローに非があるので、そんな軽い機体、二人で手押しで給油所を出てからエンジンを始動すればいい。ただ、両機の意地の張り合いは続き、最終的には怒り心頭に達したセスナ206が離陸でも始めるのかという勢いでプロペラをぶん回す。この時点でセスナ206にも非が出てきた。見ている私が迷惑する騒音、そして近くのハンガーにいる人達にも不快な騒音を立てている。最終的にはセスナ206が無事給油スポットに入れたが、なんとも下品な連中だ。そのセスナ206のパイロットがこちらに話しかけてきて、How are you doing today?とのこと。OKと答えておいた。自己管理のなっていなさそうな、だらしない体型の白人のおじさんだった。友人になりたくないので、それ以上の会話はせず、レッドランズ空港を後にすることにした。


とりあえずRight 270 departureで離陸、先ほどのパイパーアローよりも先の離陸となった。それにしても、パイパーアローに乗る二人組、やたら鈍臭い連中だ。レッドランズ空港を離陸し、そのままサンバラディーノ空港のClass D Airspaceの上を越える。4500ftでレベルオフし、2500rpmの出力設定で巡航開始。対地速度は105kt程度で、Paradise VOR - Seal Beach VORと飛ぶことにした。そしてそのままトーランス空港 ILS Rwy29Rを打つことにした。もちろんIFR Clearanceは取らず、Practice approachで済ます。Seal Beach VORの上空にきてScal Approachを呼び、Practice Approachを要求した。すぐにSquawk027xをもらい、heading 230へと振られた。高度はそのまま、Heading 270と振られ、4500ftのまま海上へ。これで降下できるかな?と思ったが、ここで突然2000ftへと降下指示。まったくやる気のないレーダーベクターだ。練習にならない。降下しながらHeading 270でfinal approach courseをインターセプト、トーランス空港管制塔にハンドオフされた。普段はPractice approachをさせてもらった時に、Thank youと管制官に言うが、この日はお礼の言葉もなし。これじゃVFR Straight Inと変わりない。

Localizerをインターセプトする直前でトーランス空港の管制塔にハンドオフすると、いきなりCleared to landと管制塔。Socal Approachに続き、トーランス管制塔もやる気なし。Practice Approachという緊張感も無く、そのままトーランス空港Rwy29Rに着陸となった。

そのままTransient parkingに向かい、しばらくここで休憩した。機体を拭いたり、エンジンルームを覗き込んだりして1時間ほど休憩。そして帰途につく事に。Rwy29RからRight downwind departureでコンプトン上空を目指し、そしていつものようにロサンゼルス国際空港に下りる旅客機の下をくぐり抜けるようにClass B Airspaceの下を飛ぶ。今回はダウンタウンの北に抜け、2500ftでHollywood Signの横を抜ける飛び方。Hollywood Signの横でサンタモニカ空港管制塔を呼び、そのままストレートイン。対地速度は120ktくらいで、降下しながらまっすぐ入っていった。そしてShort final 2mileから減速、Thresholdの上では70ktまで減速。この減速力は自慢にはならず、グラマンが抵抗の大きい機体だと思うことを物語っている。着陸は限界までノーズアップを狙ったが、高さが0.5ftほど高く、綺麗な接地にはならなかった。でも、この大きなノーズアップ着陸、なかなか楽しい。

この日はHobbsで3.1時間の飛行だった。これくらい飛ぶと満足度が高い。






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