LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:程よい雲

2015-06-15 | Flight Log (機長)

程よく雲った空、Tower Enroute ControldでIFRを飛んでもさほど混雑してなさそうな天気。サンタモニカ空港に到着、sky clearなどとおかしなATISが流れていた。実際は2000ft Scattered という感じ。一部 Brokenだ。気温19度、露点温度11度。この雲底だと、どこかの空港まで雲の下をはって飛び、そこからIFRでサンタモニカ空港に戻ってくるのが賢明だ。混んでないとは言え、サンタモニカ空港からのIFR離陸待ちは最低15分程度になるだろう。

ランナップの後に離陸、Left downwindを選択した。離陸時はちょっとtail wind気味だった。この日は低気圧のリフトがあり、アップウィンドではガンガンと機体が上昇した。ダウンウィンドでは1500ftに到達し、雲を避けるためにかなりダウントリムを取らないといけなかった。1600ftくらいでサンタモニカ空港のClass D Airspaceを離脱。途中、警察のヘリが800ftくらいを飛んでおり、トラフィクアラートがあった。ダウンタウンくらいまでサンタモニカ空港120.1をモニターしていたが、管制塔がcloud baseはどれくらいか?と他の機体に尋ねている。2000ftくらいと答えていた。ATISでSky clear!などと流しているのに。

ダウンタウン横から南下、そのままフラトン空港を目指す。雲の下を飛び続け、不愉快なほどガタガタゆれる。GPSで空港を確認し、フラトン管制塔へコンタクト。Squawk codeをもらい、Right downwind entry, Rwy24 cleared to land、誰も飛んでいないようだった。普通にパターンを回ってRwy24に着陸、そのまま給油所へ。本来ならGA Centerに立ち寄るところだが、未だにレストランも何もない。寂れたGA centerになってしまった。

給油所には無料のBottled Waterがあり、2個ほどもらって機体に乗り込む。すぐにグランドにコンタクト、TEC IFR to SMOをリクエスト。もらったクリアランスはお決まりのもの。

After departure turn left 230, rader vector to SLI VOR, V23, POPPR intersection, VIA SMO 125 radial direct SMO VOR, SMO outbound 059 radial, ELMOO intersection, 2000ft / 4000ft 10min, Frequency 124.65, Squawk47xx

すぐに離陸許可がおり、フラフラと上昇していった。左ターン、危険なアンテナ塔からの距離を取る。すぐにSocal Departureにハンドオフされ、そのままのheadingで飛行。POPPRに向かってV23を飛ぶのが面倒なので、すぐにレーダーベクターしてくれないかなと機体していた。すると、Direct to POPPRと管制官。これは楽チン、GPSでDicret to POPPRとし、そのまま真っ直ぐ飛び続けた。2300ftくらいで雲を突き抜けてしまい、actual IMCは味わえず。POPPRに到着する前、すぐにレーダーベクター開始、LAX上空を通過し、すぐにサンタモニカ空港に到着。ここでVFRでもよかったが、そのままIFRでhalf approachを打つことに。BEVEY手前から旋回降下、3000ftでfinal approach courseをインターセプト。そのままサンタモニカ空港管制塔にハンドオフされ、cleared to landとなる。さすがに曇りの天気、Rwy21はテールウィンド気味。70ktで進入したら、とんでもなく息が長いラウンドアウトになった。

IFRで飛ぶのは楽しいけど、もっと雲が厚いほうがいい。


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