フランスで販売されている自作キットプレーン、その名もCri-Cri Plane。日本語読みだとクリクリプレーンと発音することになるのだろう。二つのエンジンで二つのプロペラ回して、その名もクリクリプレーン。日本人が名付け たのか?と思ってしまう。
米国には実際に空を飛べるCri-Criが30機程度存在しているとのこと。飛行性能は大したもので、アクロバットも可能。実際の飛行動画はこれ。
https://www.youtube.com/watch?v=knb3qNq-Uho
http://www.youtube.com/watch?v=YtdfmWVPVAc
機内は狭いし実際に乗ったら怖いと思う。しかし、休日を利用してこういうおもちゃをこつこつ制作するのは本当に楽しいだろうし、実際に自分が丁寧に制作してCir-Criを完成させたら、それに命を預けて飛行してみたいという気持ちになるのではないだろうか。メーカーが発表している制作時間は1500時間程度だそ うで、一般的には機体制作の経験の無い素人だとその倍はかかると言われている。現実的な試算をすれば、仕事を持っている人が週末かかりっきりでCri-Cri制作をしても、完成まで2-3年はかかってしまうだろう。でも、すごく楽しい週末が2-3年続くことになるわけだ。
ちなにみ、素朴な疑問としては、Cri-Criを飛ばすのに双発エンジン免許(Multi-engine rating)が必要なのだろうか?ということ。もしそうだとしたら、現時点で私はCri-Criを飛ばす資格がないことになってしまう。もしCri-Criに双発エンジンの資格が必要なら、この機体を使ってフライトログブックの双発機の飛行時間がどんどん増えていくことになる。米国でも通常1時間の双発時間を稼ぐのに200ドルくらいのお金がかかるが、Cri-Criを使えば安価にあがりそうだ。実際にはUltra-lightのカテゴリーに入り、そんなことはできないだろうが。
ちなみにCri-Cri PlaneのHPはこちら。
http://flight.cz/cricri/english/
私も一機作ってみたい!
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女性のパイロットも意外とたくさんいらっしゃるようなのですが、私はやっぱり助手席?にのってどこかに連れて行ったもらう方がいいです!
また来ますね~。
やはり自作機は多少なりともリスクが高いのかなと思います。とくにキット販売機で数が少ないモデルの場合、その機体の飛行特性などの情報が少ないのではないでしょうか。Cessna, Piper Cherokee, Beech Bonanzaなどなど、通常の機体はPilot Operating Handbookに詳細な情報が記載されており、それらはテストパイロット達が命がけで得たもの。キット販売機にはそのような詳細なPOHがありません。
ただ、CriCriという飛行機の動画を観るとわかるように、色々な人達が集まってオーナーコミュニティーを形成している場合、飛行特性などについて情報交換できるのは安全性向上に繋がると思います。
自作機が安全ではないということはないと思います。私が自作機を持つとしたら、できるだけオーナー間で情報交換ができるような、ある程度歴史と実績のある機体を選ぶと思いますね。