LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

訓練日記6:スティープターンの苦手意識克服!なんだか突然できるようになった

2006-02-01 | Flight Log (飛行訓練)
今日はグラントのATCから自分でやる。はっきり言ってATCは好きじゃない。日系の職場ではなく、ロサンゼルス現地の職場で英語を使いながら対人間相手の仕事をしている自分としては、無線であろうと英語を話すことにあまり抵抗はない。ただ、通常の会話とは違い、無駄を省いた単語の羅列であるATCのしゃべり方は、そのルールに慣れるまで時間を要すると思う。ようは、何を言っているのか分からないことが多い。全部聞き取れても、それが何なのか分からないことがある。

滑走路までのTAXIは落ち着いてきた。ただ、ランナップエリアでのBefore Takeoff Checkがあまい。もっとスムーズにできないといけない。絶対にチェックリストを使うべきだが、その内容を覚えておくくらいじゃないといけない。離陸は教官の正しい方法を意識した。機体が浮いてからピッチを上げ過ぎずに80ノットまで速度を上げ、そしてその速度を維持して上昇、Crosswind- Downwind といくはずだった。ところが、ピッチ上げすぎないつもりがかえって下げてしまいストール!し、機体はバウンドして再度離陸!というみっともなさ。それに焦ったのかセンターラインもキープできず、最悪のスタートとなった。

気を落として練習エリアに到着。この日の風は西風だったが、風向きは安定していた。さっそく苦手のスティープターンを行ったが、なんと今日はばっちり決まった。高度誤差50フィート以内にきまる完璧に近いターン。左2回、右1回、ぜんぶ決めた。

ここで苦手のTakeoffを練習する為にHHRに向かった。ClassDのTOAにコンタクトするのが面倒なので、3300フィート程度上空を飛行、 HHRのトラフィックパターンに入るのにはかなり急な降下が必要。105フリーウェイの向こうにはLAXに降りる旅客機達が着陸態勢に入っている。HHA のDownwindを東方向に向いbase turn、そしてfinal turn、そうすると、LAXに降りる大型旅客機達と同じ方向で平行にランディングに入る自分の操縦するC172。この瞬間は少しばかり感動した。夕日のなかで3回の離着陸訓練。フレアのタイミングがつかめず、機体が浮いてしまい、そのままストールしてハードランディング。もしくはフレアがたりずにハードランディングとなってしまう。本当の意味で自分の操縦での着陸は今日が初だったかもしれない。もちろん途中で何回も教官に助けてもらいながらの着陸だが。

滑走路も自分の操縦するC172の計器もライトアップされ、夕方のフライトはなかなか格好いい。TOA GNDへTAXI BACKのATCも決まり、終わりよければ全てよし。いままでの訓練のなかで一番楽しかった。

 ここにきて訓練について思う事は、当初1時間ずつの飛行に物足りなさを感じたものだったが、最初の頃はあの程度の訓練で効率がいいのかな?ということ。教官の訓練スタイルに自分が馴染んできているのかもしれないが、基本的なマニューバートレーニングの時はスランプを感じさせない程度の1時間、それから徐々に1時間以上の訓練が入り、タッチアンドゴーとか始まれば2時間訓練とかも出てくるんだろう。またクロスカントリーになれば3時間とかのフライトになる。 Preflight, Engine Start, Before Take Offのチェックなどは1回の飛行毎にしか行わないことから、最初の頃は1時間の訓練の繰り返しでいいのかもと思う。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。