ぬまざわです
先週、奄美大島に行ってきました。奄美というと沖縄?とよく勘違いされる方がいますが、鹿児島県なのです。簡単な地図を見ると、鹿児島本土と沖縄の真ん中あたりにある細長い感じの島です。今回は奄美に3連泊し4日間、奄美大島と加計呂麻島をゆっくりと満喫していただきました。
お天気に恵まれ雨は一回も降られませんでした!そのときの様子を写真でご紹介しましょう。
奄美というとなんとなくマングローブや海、動植物など自然しか見るところないでしょう?という方が多いと思います。
でも、実は歴史的な見所や史跡もあります。ガイドさんいわくここはほとんど来ません。私も何年ぶりですと・・・。
こちらは平家伝説の残る蒲生崎にある蒲生神社。蒲生崎観光公園にある展望台から東シナ海と太平洋を望むことができ、少し中に入ると無人ですが神社があります。なかなか雰囲気のよい神社でした。ちょっとマイナーなところから入りました
こちらはよく目にするマングローブの森です。亜熱帯独特の気候を好むマングローブやそこに生きる動植物の楽園です。
このように自分でカヌーを漕いで見学しますが、私たちは遊覧船でガイドさんが漕いで案内してくれます。
満潮の間だけなので毎日時間が変わりますが、マングローブジャングルに入ると・・・ひんやり?・・・した感じがしました。
オヒルギとメヒルギの木の違いや水面にはカニやお魚などいて面白い体験ができました。
ちなみにこちらはわかりずらいかもしれませんが、金作原(きんさくばる)原生林の中に生えているヒカゲヘゴという木です。下から見上げるときれいな模様が見られます。ただし、上ばかり見てはいけません!ハブがどこにいるかわかりませんので足元にも注意が必要です。
上から見るとこんな感じの木です。
こちらは奄美の中心 名瀬から比較的近い大浜海浜公園にある奄美海洋展示館にある大きな水槽の中にいるウミガメたち。
2階にあがると、こんな感じで餌をあげることもできるし、触れることもできます。ちなみに餌は・・・・・キャベツでした!そして餌をあげていると他のたくさんの魚たちも近くに寄ってきました。皆さん楽しまれていました。
ちなみにこの展示館の前にきれいな白い砂浜、そして夕日がきれいな大浜の砂浜も。一番最初の写真です。
砂浜には珊瑚や貝がたくさん落ちていて珊瑚拾いもしました。
こちらのフェリーで奄美大島の南にある加計呂麻(かけろま)島も訪れました。フェリーで約25分。とっても海がきれいで太陽の光によって?海の色が変わるんです!
写真ではよくわかりませんね。すいません。
加計呂麻島は人口約1400人とのこと。本当にのどかな島でしたが、この島で思い出すのはたぶん2つ。
1つは「男はつらいよ」のロケ地として有名。
そしてもう1つは、代表作「死の棘」でしられる「島尾敏雄」さんと戦争時代の史跡でしょう。
先に寅さんから・・・
上野写真は映画「男はつらいよ 寅次郎紅の花」に登場するロケ地、奄美群島の「加計呂麻島(かけろまじま)」。「男はつらいよ 寅次郎紅の花」は、1995年12月に公開された同シリーズ第48作目。翌1996年8月に車寅次郎役の渥美清さんが亡くなったため、この作品が結果的に「男はつらいよ」の最終作となっています。「永遠の恋人」リリーは加計呂麻に住んでいたんですね。
各地のロケ現場に石碑がありその場面を紹介しています。
こちらは「島尾敏雄文学記念碑」ちょっと影で見づらいですね。あと特攻の船「震洋」と基地なども見ることができます。
島尾敏雄さんは、第十八震洋特攻隊長として、奄美群島加計呂麻島に赴任。1945年8月13日に特攻戦が発動され、出撃命令を受けたが発進の号令を受けぬまま即時待機のうちに終戦を迎える。その後、作家として戦争中の体験を描いた「出発は遂に訪れず」、さらに家庭生活を描いた「死の棘」などが知られています。
最近、映画『海辺の生と死』が7月から東京・テアトル新宿ほか全国で順次公開されるそうで、自身の戦争体験をもとにした島尾敏雄の小説『島の果て』と、島尾敏雄の妻・島尾ミホが敏雄との出会いなどを綴った『海辺の生と死』の2作品を原作に、2人をモデルにした男女が出会って結ばれるまでの時間を描く同作。第二次世界大戦末期の奄美群島・加計呂麻島を舞台に、島に駐屯してきた海軍特攻艇の隊長・朔と、国民学校の教師・トエの物語が描かれています。
私もあらためて小説をすぐに買い、今呼んでいるところです。ぜひ映画や小説で読んでみてはいかがでしょうか?
安脚場に残る戦争時代の格納庫や弾薬庫なども見られます。
安脚場展望台からの眺め。
とてものどかな素敵な島(加計呂麻島)でした。
今日はこのへんで。ぬまざわでした
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