こんにちは!松崎です。2012年、初ブログです!本年もよろしくお願い致します。
先日、1月9日から17日まで2012年の初添乗に行って参りました。
ツアーは昨年発表したキャラバンオリジナルの新企画!
「閩の道 新世界遺産 泰寧丹霞地形と徳化、泉州の旅 9日間」です。
このツアーはかつての「閩国」であった福建省を周遊する旅なのですが、まだあまり外国人観光客の訪れないエリアをゆっくりした日程で巡って来ました。
今回の旅で2010年に世界遺産になった泰寧周辺で見られる珍しい地形「丹霞地形」と、その泰寧近くの太源村で行われている地元の風習「鬼やらい」をメインに企画をしました。
この度のブログでは、~その1~と題して、「鬼やらい」を紹介させていただきます。
「鬼やらい」は別名「追儺(ついな)」とも呼ばれる疫鬼を追い払う行事で、節分の起源とも言われています。もともと中国で行われていたものが奈良時代に日本に伝わったものとされています。
今回訪れた太源村では毎年、旧暦の1月15日と10月15日に行っているのですが、今回は特別にその様子を再現していただき、見せていただきました。
太源村の様子です。60世帯、約250人が暮らし、村民は全員「厳」の姓を名乗っています。
「鬼やらい」を行う村の祠堂。
中はこんな感じです。
村人が仮面を被り、村の中を踊りながら練り歩きます
練り歩きが終わると祠堂に戻り、舞台での踊りが始まります。
左の仮面は男性で金童、右の仮面は女性で玉女と呼ばれ、豊作と富を表す桃と金を持っています。
最後は全員集合で記念撮影!
この村は小さな村で、過去にフランス人、ドイツ人、弊社の視察時の社員くらいしか外国人が訪れた事がないそうで、日本人団体が初めて来たという事もあってか、村人が続々と集まってきました。
特に事前にお願いしていたわけではないのですが、お茶を入れて下さったり、自宅のお手洗いを快く使わせくれたり、とてもフレンドリーで親切にして下さいました。
この日は気温が8℃くらいでちょっと肌寒かったのですが、村の女性がこんなものまで持ってきてくれました。
なんだか分りますか?
こちらは、携帯用の火鉢なんです。
初めは何か売りに来たのかな(村人の皆さんごめんなさい!!)なんて思っていたのですが、「寒いからこれ持って」と次々に手渡して下さったのです。
これには私、感動してしまいました。
「鬼やらい」を見るためにやってきた村でしたが、思いがけない地元の方々との交流も出来て、思っていた以上に充実した訪問になりました。
村を後にする時には小雨が落ちてきたのですが、村の入口までお見送りにも出てきてくれて、心がほっこりする鬼やらい見物となったのでした。
村人が村の行事として行うものですので、特に芸術性の高いものでもなければ、完成されたものでもありませんが、今回ご参加いただいたお客様は「そこがいい!!」とおしゃって下さいました。
村人が地元の習慣を守り続けている姿。その姿に触れる事ができた事こそが一番の貴重な思い出になりました。
ブログ ~その1~ はここでおしまい。
~その2~ では泰寧のダイナミックな自然風景「丹霞地形」を紹介いたします。
では、また明日!!
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