東京からですと海外へ行くよりも遠く感じる場所-島根出身の佐々木MSです。
ワタクシが、初めて海外へ旅したのは大学卒業して就職1年目。
(その当時は旅行業とは全く違う仕事についておりましたが)理解のある職場だったのか、私が図々しすぎたのか、あえて再考はしませんが、その1年目の冬。
2か月休んで(もち無給ではあります)東南アジアへ。
タイに行きたかったんです。王様の国に。
それは小さいときに見たユル・ブリンナー主演の映画
【王様と私】がずっと心の深い深いところにありまして。
そしてついでに色々あってある日突然「よし、行くよ。王様の国に」と。
そしてついでに国境越えじゃ、とおまけをつけてシンガポールからマレー半島を北上して王様の国へとむかったわけです(ただその時持っていた本は
遠藤周作氏の
【王国への道】。
主人公は山田長政。ただアユタヤが舞台だったというだけですが。ま、とにかくその頃は「王」という言葉が私を旅へと駆り立てたわけです)。
こんな風に、旅は映画だったり、本だったり、写真だったり何かが人の心を捉えたことがきっかけになることが多いですよね。
直接的なガイドブックだけでなく、“周辺のもの”を読んだり見たりして出かけると旅もさらに心に刻まれるものになる気がします。
その後の私のいくつかの旅でもいつも何がしかの本などが私の旅友になってくれていたのですが、
そんな中でも、インドシナへの思いを深めてくれたきっかけだけでなく、
もう四半世紀近くにわたりいつも私のそばにいるのが故・
近藤紘一氏の著作たち。
“彼”のことを語ると熱く長くなるので、今日は抑えますが・・
【サイゴンから来た妻と娘】で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した彼はサンケイ新聞の特派員として冷静に、
そして<なみはずれて量の多い寛容さ>を同時に携えて私たちにべトナム戦争のこと、インドシナのことを伝えてくれた素晴らしいジャーナリストです。
もちろん、今のインドシナはあの頃とは大きく変化をしていますが、ぜひ一度手にとっていただきたい。
ベトナムをはじめとした今のインドシナの向こう側に見えてくるものがあると思います。
皆様も何か旅に出る前にこれを!というオススメの本などございましたら是非是非教えてくださいませ。
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