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軽いざわわ

2011年06月17日 23時30分43秒 | 添乗報告

こんにちは、真田です。
前回の大阪に続き、今度は軽井沢に遊びに行ってきました。
軽井沢と言えば日本を代表する避暑地。石を投げれば血統書付のワンちゃんか別荘専門の不動産屋の看板に当たろうというものです。
投げませんケド。

「テニスコートの恋」とか書くと年齢がばれるので軽井沢の成り立ちを少し。
軽井沢はもともと中山道の宿場町でしたが、明治時代に入ると宿場町としての機能が失われ衰退していきました。
ところが明治19年、この地に立ち寄った英国宣教師A.C.ショーは故郷のスコットランドに似た美しい自然に触れ「屋根の無い病院」と呼び絶賛しました。
明治21年には軽井沢に初の別荘を建てて一夏を過ごし、友人知人のほか諸々の文化人たちにその良さを口コミで宣伝しまくりました。
旅行会社にとっては神様のような方です。

たちまち軽井沢は芥川龍之介、北原白秋、島崎藤村らの別荘が立ち並び、彼らの作品の中に軽井沢の情景が登場する事もありました。
また教会も多く建てられ、そのため風紀の取り締まりは特別厳しくいかがわしい商売は進出させなかった事で軽井沢のイメージアップが図られています。

標高1,000m前後の軽井沢は最も暑くなる8月でも平均21℃、最高気温26℃前後と北の都・札幌より涼しい気候です。
軽井沢は江戸時代まではアワ、ヒエなどの雑穀を細々と生産していましたが外国人宣教師たちはこの地に適した高原野菜の栽培を提唱、たちまち生産量は右肩上がりで主要産業となったのでした。
今ではこの辺りのレストランで地元野菜を使った料理が観光客の舌を楽しませています。

軽井沢の開発というと西武グループの創始者「ピストル堤」こと堤康次郎氏を忘れるわけにはいきません。日本刀を手にした暴漢を懐のピストルで迎え撃ったとか逆にピストルを持った暴漢を得意の柔道で投げ飛ばしたとか様々な武勇伝を持つこのお方。息子の義明氏に「冬の軽井沢に客を呼ぶ方法を考えろ」と宿題を出したところ大きなスケートセンターを開業し大繁盛(現在は老朽化のため閉鎖)。現代でも軽井沢駅前に巨大なショッピングモールを建てるなど、グループの影響が濃い地域ではあります。

これまで散々言われてきたように今年の夏は節電の影響で一層暑く感じられそうです。
今すぐ避暑地行きの旅行を予約しましょう。
中国有数の避暑地、山西省・五台山なんていかがでしょう。石を投げれば花に当たる、高山植物の宝庫ですよ。
投げませんケド。

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おまけ。軽井沢の商店街で見つけた面白い看板。

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