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Break,Fast!(壊せ、早く!)

2010年09月16日 00時15分32秒 | 添乗報告
こんにちは、真田です。
台風一過、いきなり秋らしい気候になりました。
少し前まで暑い暑いとビールをガブ飲みしていたのがウソのようです。
ちなみにビール自体は比較的低カロリーな食品ですが、食欲増進効果があるためおつまみを食べ過ぎてしまい肥満の原因となります。つまりおつまみを一切食べずひたすらビールばかり飲んでいれば肥満は回避できるかもしれませんが、それが楽しいかどうかはその人の問題でしょう。

さて今回のお題は「朝食の功罪」。
「朝食を食べない健康法」というのは以前からありますが、それ以上に「朝食を食べないのは不健康」という意見が根強くあります。どちらが正しいのでしょうか。
「朝食抜き」派の主張する主な根拠は胃腸にも休憩時間が必要だということ。食べた物が完全に消化されるには18時間近くかかるそうですが、夕食をとり、次の日の昼食まで何も食べないと胃腸は夕食の消化に専念できるので結果として体にやさしいと。これが間に朝食をとってしまうと消化のサイクルが狂って胃腸にやさしくないということらしいです。
「朝食付き」派の反論は寝ている間にも人間の体は栄養を消費しているので、朝起きた時はエネルギー欠乏状態! すぐに栄養補給しなくては!ということだそうです。

「朝食抜き」派の再反論は人間には十分なエネルギーが蓄積されており、一食抜いたところでびくともしない、大体食事の後は眠くなるので朝から食べたら午前中から眠くなる、そもそも起き抜けに食欲なんてないでしょ? 無理に食べるなんて体の本能に反しているといった具合。
「朝食付き」の再々反論は一食抜くと他の食事の量が増えて肥満になる、食事量が増えると血糖値の安定に使われる体内のインシュリンも浪費されるので結果的に糖尿病になりやすくなる、などなど。

どちらの派も実証データを揃えて理論武装しようとしていますが問題なのは「何を食べるか」。野菜や果物は一昔前と比べると概して栄養価が減っています。つまり少ない食事回数で一日に必要な栄養を摂取しようと思ったら内容をよほど吟味しなければいけません。朝から体に良い物を食べようというなら同じこと。足りない分はサプリメントで補えば、という暴論もありますが質量ともにバランスの取れた食事にはストレス解消という側面もあります。体とともに心の栄養もとりましょう。

ここまで読んでどちらの意見に軍配を上げるかはご自由ですが、忘れてはならないのは「体質」です。理論的に正しいと思ってもご自分のライフスタイルに合っていなければ意味がありません。たとえば朝食を抜いても空腹感は感じないという感想をしばしば聞きますが、体力をあまり使わないデスクワークの人だったりします。スカイツリーの建設現場で働いているような人だったら別の感想を持つのではないでしょうか。逆にもともと胃腸の弱い人が朝から無理に色々な物を食べようとするのも感心しません。栄養価が高く消化の良いフルーツを食べるなど工夫しましょう。

でも普段朝食抜きの人も旅先ではついつい朝食をめいっぱい食べてしまうことがあるそうです。旅行マジック? 「かわいそうに、あそこのツアーは昨夜ろくな物を食べさせてもらえなかったんだな」と思われないよう腹八分目でお願いします。

※写真は以前ご紹介した栽培中の枝豆です。酷暑でほとんど枯れはてましたが、奇跡的にこれだけ実をつけました。

我が家の枝豆に応援をお願いします。ひょっとしたらもう少し実をつけるかも。 

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