明日を信じられる時代になって欲しい。日常の活動日記

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若者の生活を圧迫する消費税の引き上げは百害あって一利なし

2012年02月16日 23時45分11秒 | Weblog
若者の生活を圧迫する消費税の引き上げは百害あって一利なし

[第4回]藻谷浩介 「デフレの正体」著者

[[緊急インタビュー]もう経済復活は無理なのか 高橋洋一(嘉悦大教授)]

(日刊ゲンダイ)より

若者の生活を圧迫する消費税の引き上げは百害あって一利なし

50万部突破の大ベストセラー「デフレの正体」。これを読めば、借金増大と不況の根本原因がはっきりわかるが、著者の藻谷氏は消費税引き上げは「下策だ」と断じる。

デフレ不況の解決方法にはならない“絆(ばん)創(そう)膏(こう)”でしかないからだ。

「消費税増税は、イタリアみたいに国際金融市場から『NO』を突きつけられないためには、やむを得ないのかもしれない。

しかし、生産の現役世代や若者世代の負担を増やし、消費を冷やす下策です。

富裕高齢者のお金が若い人たちに回る制度、施策こそが必要なのです」 こう訴えている藻谷氏は、金融機関に籍を置きつつ、年300回以上の講演をこなしている。

ベストセラー「デフレの正体」に書かれている基本的な考え方はわかりやすい。

ズバリ、「経済は『人口の波』で動く」のだ。

景気(内需)を左右するのは、15歳から64歳の「生産年齢人口(現役世代)」になる、実際、ボリュームが厚い「戦中世代」や「団塊の世代」が現役世代だった戦後は、内需が拡大して経済は高度成長を続けた。

しかし、両世代が高齢者になると、それと時期を一にして、内需減少(デフレ)が続くことになった。

デフレは人口動態から必然なのである。

だとすると、その処方箋がさらに現役世代の消費を圧迫する消費税引き上げであるわけがない。

藻谷氏の“目玉政策”は「若者の所得増加(倍増)計画」だ。

現役世代の所得をまずは1・4倍、将来的には2倍にするというもので、人口減による内需縮小を1人当たりの所得増でカバーしようという発想だ。

これを実現するためには、さまざまなプランがあるという。

たとえば、若者の給料が高い企業をランク付けするNPO法人設立だ。

こうすれば、若者の可処分所得が上がり、現役世代の人口減による消費低迷をカバーできる。

それなのに消費税増税に踏み切ればどうなるか。

低所得に喘ぐ若者の生活はますます苦しくなり、内需縮小(デフレ加速)を招くだけだ。

増税分を価格転嫁しにくい企業は人件費削減などに走るだろうから、ますます若者の給与カットや雇用低迷を招くことになる。

つまり、百害あって一利なし。

野田首相は、高齢者激増による社会保障費増を消費税増税の理由としているが、藻谷氏は次のような代替案を示している。

「現役世代1人が高齢者1人を支える『肩車型社会』では、年金などの社会保障費を抑制する制度改革こそが最重要課題です。

年金制度を現行の『賦課方式』から『積み立て方式』に移行することが不可欠だと思います」

現役世代が高齢者を支える「賦課方式」(仕送り方式)は、受け取る側の高齢者が増えると、破綻する。

高齢者激増に対応するには自分の老後は自分で面倒を見る「積み立て方式」しかないだろうということだ。

これによって世代間格差は是正され、老後の不安が解消されれば、消費拡大も期待できる。

野田政権が高齢者優遇・若者冷遇の社会保障制度を改革せず、消費税増税を先行するのは、選挙目当てだろう。

若者は投票に行かないが、高齢者は投票に行くからだ。

藻谷氏は、「金融資産課税」や「年金デビットカード化(年金を使い残したら死後没収する)」も提唱している。

アイデアはいくらでもあるのに焼け石に水のような消費税引き上げにほとんど意味はない。

 横田めぐみさんは生きている! (14)

2012年02月16日 23時22分46秒 | Weblog
 横田めぐみさんは生きている! (14)・・・(飯山一郎)より

「飯山老師。いよいよ、横田めぐみさんが出て来ますよ!」

という興奮気味の電話は、おなじみの金虎(GT、ゴールデン・タイガー)だ。

ゴールデン・タイガーは…、

「北京の奥の院にかくまわれていた横田めぐみさんが平壌に帰った!」

というのだ。

そして、なぜか? 時を同じくして…、

北朝鮮のメディアが『金正恩の母親の存在』に言及するようになった…。

「こんなことは、今まで、まったくなかったんだよ! 飯山老師。」

と、GTの興奮状態はなかなか止まらない…。

たしかに、GTの言うとおり、今まで全く触れられることのなかった「オモニム」

つまり 『金正恩のお母さま』の「話」が、密(ひそ)やかに流れはじめている。

これは確かなことだ。

その第一報は…、

北朝鮮の朝鮮中央テレビが本年1月8日に放映した金正恩の記録映画だ。

この映画のなかで、金正恩が自身の母親に触れた一言が紹介されている。

名前は明かされなかったが、北朝鮮メディアが正恩氏の母親に言及したのは

これが初めてのことだ。(この情報は読売新聞も報じている。)

映画のなかで、金正恩は、

「現地指導の道から帰らない将軍(金正日総書記)を、お母様と共に夜通し

待ったこともありました」

と語ったというのだ。

これは金正恩の実声ではなく、女性ナレーターが読み上げた声だったのだが、

このVTRを実際に見たGTは、

「あれは、亡くなったお母さまを偲ぶような雰囲気では全くない口調だった。」

と、オモニムが亡くなってはいない!ことを強調するのだった。

次に、第二報。

これは、北朝鮮の労働新聞の2月13日の記事だ。(読売も報道。)

記事は、昨日(16日)の金正日総書記生誕70年を祝う詩を掲載、この中で

後継者、金正恩の母親を「平壌オモニム(お母様)」と表現している。

注目すべきは、1月8日は、たんに「オモニム(お母様)」という呼称だったが、

今回(2月13日)は、「平壌オモニム(お母様)」。

金虎(ゴールデン・タイガー)が、またもや興奮の電話をかけてきた。

「ほら! 飯山老師、だんだん具体的になってきているでしょ? これは…、

オモニム(お母様)は、いま、ピョンヤン(平壌)にいる! ということです。」

金正恩のオモニムが、いま、ピョンヤンにいる?!

そうだとすると…、

横田めぐみさんは、いま、ピョンヤン(平壌)にいる!!

読売などが言う定説の母親・高英姫(2004年死去)は、あの世にいるのだから…。

最高裁事務総局によって仕組まれた 「小沢有罪」疑惑 : 世の常識とは真逆な 謀略暗黒組織

2012年02月16日 22時09分51秒 | Weblog
最高裁事務総局によって仕組まれた 「小沢有罪」疑惑 : 世の常識とは真逆な 謀略暗黒組織

(今この時&あの日あの時)より

 2012年2月16日 (木)

 -小沢一郎という個人の命運は、つまりは我々国民全体の命運でもある-

 最高裁事務総局の「犯罪行為」がまた一つ問題になっています。

小沢一郎民主党元代表の検察審査会から新たに導入された「検察審査員選定ソフト」はイカサマ自在で、都合のいい審査員をどうにでも選べるというのが分かったというのです。
 
 総額6千万円もかけて導入したこの「検察審査会候補者名簿管理ソフト」を使えば、各地の選挙管理委員会が抽出した100人の候補者名簿をもとに、10ないし12人の審査員が「無作為に」選ばれるという触れ込みでした。

 しかし実際このソフトは、いくらでも「作為的に」選ぶことが可能であるというのです。

あらかじめ小沢に反感を抱いている人物を選定して送り込むこともできれば、政治に興味がなさそうな若者だけを選ぶことだって可能です。

 さらに、抽選結果をプリントアウトした瞬間にデータが破棄される仕様になっていて、仮にインチキをしても証拠が残らない“優れもの”なのです。

 これは初めから「小沢強制起訴」目的のために、わざわざ高い金をかけて導入したソフトと断定できそうです。

このソフト導入を決めたのが問題の“奥の院”最高裁事務総局なのです。

そしてこのソフトを納入した会社には、マスコミやヤメ検らが関与していた疑惑もあるといいます。

 これ以外にも、「小沢強制起訴」を議決した検察審査会は不可解なことだらけです。

1回目と2回目の審査員は全員入れ替わっているはずなのに、公表された平均年齢は2回とも「34.55歳」なのです。

日本人の平均年齢からして「若すぎる」上、確率上あり得ない一致です。

 それ以外にも、小沢一郎を起訴立件できなかった大鶴基成ら当時の検察幹部は検察審での強制起訴を思い描いており、検察審が開かれる前から「小沢はどっちみち検察審査会によって強制起訴されるんだ」、と石川知裕衆院議員を取り調べた担当検事が漏らしています。

 東京地検の不起訴処分を不服として、「桜井誠」なる人物が代表を務める怪しげな市民団体が間髪入れずに検察審査会に申し立て、即刻受理され、極めて異例なスピードで小沢元代表は1回目検察審にかけられることになったのです。

 このような推移からして、検察幹部や最高裁事務局と、この偽装市民団体は裏で通じていたのではないか、という疑惑すら生じてきます。

これについて、いや検察審査会にまつわる多くの疑惑に対して、記者クラブという悪習どっぷりの新聞・テレビは一切報道しようとしません。

 ただこれらは、心あるネット市民ならとうの昔に知っていた事実です。

 今回これを取り上げたマスコミは注目に値します。

毎日新聞社系列の『サンデー毎日』(2月14日発売号)なのです。

同誌の大きな見出しは、

『検察審査会にクジ引きソフト初導入「仕組まれた小沢有罪疑惑』

 サンデーの鳴海記者は、熱い情熱と記者魂を持っている記者で、取材した「一市民が斬る」さんに次のように言ったといいます。

「市民がメディアを動かす。

メディアが国会議員を突き動かす。

国会議員が世の中を変える。

玉突きのようにね」
 
 ただ同誌記事の中には、イカサマソフト問題以外に気になる内容もあります。

「小沢氏有罪」の可能性について触れているのです。

 進行中の小沢裁判(東京地裁の第一審)は4月下旬に判決が出される予定です。

田代政弘検事らの捏造捜査報告書の発覚問題、3秘書裁判で「有罪」を下した“ミスター推認”登石裁判長に対する裁判官弾劾問題そして今回のイカサマソフト問題等、もはや裁判の体を為しておらず無罪確定とすべきが世の常識です。

 しかし国内すべての裁判所に目を光らせている最高裁事務総局は、世の常識とは真逆な謀略暗黒組織です。

それに菅、野田という「官僚保護」政権によって、法務官僚も完全に息を吹き返し両政権下でやりたい放題です。

 どれほど検察の非道な行為が明らかになろうと、小沢裁判の大前提だった検察審で自分たちがイカサマを仕掛けているのがバレても、自分たち官僚権益にとって最大の邪魔者である小沢一郎を何としても「有罪」にし、今後とも徹底的にその政治行動を制限しようとすることは十分あり得ます。

 「小沢有罪」の可能性については、最高裁事務総局にパイプのある民主党幹部によって、野田首相にも既に情報として伝えられているといいます。

 そこで野田は、小沢有罪となれば小沢側近たちとまとめて大型連休明けに除名するシナリオを描いているというのです。

そうなるとただ今急増中の「反野田勢力」の造反ムードはしぼみ、6月に見込まれている消費税関連法案の採決に安心して臨めるという筋書きです。

 なお最高裁事務局にパイプのある民主党幹部とは、悪徳弁護士上がりの「仙谷由人」だとみられています。

 今この国の歪みがどれほど酷いものか、それを知るための格好の指標となるのが一連の小沢裁判です。

 今この国の最強権力がどこにあるかははっきりしています。

それは言うまでもなく「霞ヶ関中央官僚」です。

国家の財産を一手に握り、一国の首相も閣僚も自分たちの意のままに操り、自分たちの権益を脅かす人物は「司法」という強力な武器によって徹底的に排除、抹殺しようとします。

 この国が民主主義国家だというのは、タチの悪い冗談です。かつての旧ソ連のような厳しい官僚統制国家、さらに言えば霞ヶ関官僚機構を頂点とし全国の関連組織に裾野を広げる、巨大なヒエラルキーからなる、官僚・お役人に「生殺与奪の権」に握られた、ガチガチの超管理国家なのです。

 多くの国民が立ち上がって「官僚支配打破」を叫ばない限り、ますます生き苦しい「階級社会」が硬直化していくばかりです。

 (大場光太郎・記)

参考・引用
『日刊ゲンダイ』(2月16日3面)など

関連記事
『黒幕“最高裁事務総局”の恐るべき正体 !』
http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/post-570b.html
 
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コメント

01. 純一 2012年2月16日 21:19:35 : MazZZFZM0AbbM : MZJW95cJJc
「小沢一郎有罪」とするよう最高裁事務総局を煽っているのは、仙谷由人だろう。
この男は従来から一貫して小沢氏の追い落としに全力を挙げている輩、
小沢氏が復帰したら自らが完全に失脚することは分かっているからだろう。
理念も政策もない、ただ自らの保身あるだけのクズ政治屋だ。
この男ならさもありなん・・


普天間アセスに沖縄県知事が意見・・・「移設不可能」と県外要請

2012年02月16日 21時56分46秒 | Weblog
普天間アセスに沖縄県知事が意見・・・「移設不可能」と県外要請

 沖縄県は16日、政府が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の

名護市辺野古への県内移設に向けて提出した環境影響評価(アセスメント)の

評価書に対する知事意見の骨格を固めた。

 「地元の理解を得られない移設案の実現は事実上不可能だ」と、

辺野古移設の見直しを訴える県の立場を強調する内容。

代替施設となる飛行場の建設分に関する意見書は、沖縄防衛局に20日提出する。

 知事意見は「普天間飛行場の危険性除去は喫緊の課題」であるとしつつ、

辺野古移設に名護市民の理解が得られていないと指摘。

県としては「普天間の県外移設と早期返還を求める」とした。

(共同通信)

普天間アセスに沖縄県知事が意見・・・「移設不可能」と県外要請

2012年02月16日 21時56分46秒 | Weblog
普天間アセスに沖縄県知事が意見・・・「移設不可能」と県外要請

 沖縄県は16日、政府が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の

名護市辺野古への県内移設に向けて提出した環境影響評価(アセスメント)の

評価書に対する知事意見の骨格を固めた。

 「地元の理解を得られない移設案の実現は事実上不可能だ」と、

辺野古移設の見直しを訴える県の立場を強調する内容。

代替施設となる飛行場の建設分に関する意見書は、沖縄防衛局に20日提出する。

 知事意見は「普天間飛行場の危険性除去は喫緊の課題」であるとしつつ、

辺野古移設に名護市民の理解が得られていないと指摘。

県としては「普天間の県外移設と早期返還を求める」とした。

(共同通信)

イランは日本をモデルに核開発!・・・[春名幹男「国際情報を読む」]

2012年02月16日 21時39分05秒 | Weblog
イランは日本をモデルに核開発!・・・[春名幹男「国際情報を読む」]・・ (日刊ゲンダイ)

厳しい制裁にも軍事的脅威にも屈せず、核開発を続けるイラン。

実は、イラン核開発の「モデルは日本」だというのだ。

イランのラリジャニ国会議長は2010年2月に来日し、当時の江田五月参院議長と会談した。

その際、イランの核開発では日本をモデルにしていると表明した。

イスラエルの有力紙エルサレム・ポストも昨年8月、「イランは日本オプションを模索している」と書いた。

新聞報道はともかく議長発言は極めて重い。

彼は最高指導者ハメネイ師に近い実力者で、05~07年に国際原子力機関(IAEA)などとの

核交渉責任者を務めた大物だ。

しかし、日本メディアはこのことを全く伝えなかった。

江田氏も自分のブログで「濃縮問題では、やや緊張したやりとり」としか記していない。

イランと日本の関係は深い。

85年7月には、中曽根康弘首相がイランに特使を送っている。

故レーガン大統領の回想録に出てくる。

「レバノンで誘拐された米国人の解放を目指して(日本が)イランに極秘に特使を送ってくれた」と書いていた。

09年1月には日系米国人の女性記者が「違法な取材活動」を理由に逮捕され、

スパイ罪で禁錮8年の実刑判決を受けた。

控訴審で執行猶予付き判決を言い渡され釈放されたが、その裏で、

当時の中曽根弘文外相からアハマディネジャド大統領やモッタキ外相への働き掛けがあった。

日本のパイプはかくも貴重だったのである。

しかし、日本は近年、米国の言いなりで対イラン制裁を強化し、パイプは先細りしている。

ラリジャニ議長が言う日本モデルとは、核技術を高め、

核爆弾に使える大量の核物質を蓄積し、

将来の危急存亡の有事に備える、という考え方だ。

中東の多くの国がひそかに同じ道を歩んでいる。

1969年に外務省がまとめた「外交政策大綱」を見ると

「核兵器製造の経済的・技術的ポテンシャル(潜在能力)は常に保持する」と記してある。

中曽根元首相は回想録で米国の核の傘がなくなれば、

日本は核武装の「可能性を検討しなくてはなりません」と書いている。

また石破茂元防衛相は「核の潜在的抑止力」のために原発維持をと主張する。

しかし、イランと違うのは日本がすべての核施設を公開し、

IAEAの査察を受けていることだ。日本ならイランを説得できるはずだ。

◇春名幹男 名古屋大学特任教授。
1946年、京都市生まれ。大阪外大卒。
共同通信ワシントン支局長、特別編集委員を経て現職。
95年ボーン・上田記念国際記者賞受賞。
「秘密のファイル―CIAの対日工作」など著書多数。

話題の「休眠口座」本当にこれっぽっちなの?

2012年02月16日 21時31分58秒 | Weblog
話題の「休眠口座」本当にこれっぽっちなの?・・・(日刊ゲンダイ)

1500兆円もの個人資産に対し郵貯合わせても年間1000億円程度

銀行にほったらかしになっている「休眠口座」を、

震災復興財源に利用する案が急浮上してきた。

政府によると、銀行や信用金庫では毎年、持ち主不明のカネが約850億円発生。

このうち、請求されない約500億円を復興財源に充てるという。

「休眠口座」は最後の利用日から10年以上経ち、

預金者とも連絡が取れない口座を指す。

銀行はこの預金を収入に上げているから、

当然、政府案に猛反発だが、それとは別に解せないことがある。

1500兆円ともいわれる日本の金融資産からすれば、

「休眠口座」の年間850億円というのは、いかにも金額が少ない。

バブル時代にはやった仮名口座もゴマンとあるはずだが、本当にそんなものなのか。

「『休眠口座』の多くは預金が1万円以下。

メガバンクは1行あたりざっと100万口座持っているから、

持ち主不明のカネは1行につき毎年100億円ほど発生しているとみていい。

政府案には、ゆうちょ銀行や農協の『休眠口座』は含まれていません」
(経済ジャーナリスト)

郵便貯金は90年代に200兆円を超える残高があった。

今のメガバンクの預金残高の2倍近い金額だ。

仮にメガバンクと同程度に「休眠口座」が発生しているとすれば、

毎年200億円ほどが持ち主不明のカネになっている計算だ。

実際はいくらになるのか。

「『睡眠(休眠)貯金』の残高は毎年、2000億~3000億円で推移していて、このうち、実際に払い戻しの請求がなくて権利が消滅した金額は毎年30億~50億円ほどになります。

10年度の権利消滅金は234億円とやや多めになりましたが、

これは金利が年8%だった80年代半ばに貯金が集中したためです。

もちろん、権利が消えた貯金は機構ではなく、国庫の一般会計に繰り入れています」

(独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構)

つまり、郵貯の「休眠口座」のカネは、とっくに国庫に入っていたワケだ。

今回、「休眠口座」の存在が騒がれたことで、

銀行にはかつての預金者の払い戻し手続きが殺到するから、今後、

使えるカネはどんどん減るだろう。

あまりアテにできない「埋蔵金」である。

ボケの斑目が原子力委員長のままでいいのか

2012年02月16日 21時24分34秒 | Weblog
ボケの斑目が原子力委員長のままでいいのか・・・(日刊ゲンダイ)

「生の記憶がない」と発言

まだ居座り続けていたのか――。国会の原発事故調査委員会がきのう(15日)開かれ、

参考人として出席した原子力安全委員会の班目春樹委員長が、

ユルユルの原発安全基準を示してきた国の指針について「瑕疵(かし)があった。

お詫びする」と謝罪した。

5年前、班目委員長は浜岡原発運転差し止め訴訟の証人尋問で、

「全て(の危険性)を考慮すると設計できなくなる」と答えていた。

危険性を唱える声を無視しながら、今さら「瑕疵」とは笑わせる。

さらに驚いたのは、当時の事故状況について「ほとんど生の記憶が残っていない」と

トボケていたことだ。

震災翌日に菅前首相とそろってヘリに乗り込み、原発を上空から視察した

パフォーマンスも忘れたというのか。

「一番の大罪は、放射性物質の拡散予測システム『SPEEDI』の

データの公表が遅れたことでしょう。

あれで福島県の浪江町や南相馬市など多くの地元住民が

被曝(ひばく)の危険にさらされた。

班目委員長に反省の色は全くなく、きのうの調査委でも

『迅速に公開されていたら、うまく避難できたというのは

全くの誤解』と言い訳していたが、実際に米軍はそのデータを基に避難したのです。

公表データを“うまく”使うか、使わないかを判断するのは住民です。

今なお、こんな言い逃ればかりしている姿は理解に苦しみます」
(事故調傍聴者)

反省もなく言い訳に終始している男が今も年間1500万円もの報酬を得ている

委員長を続投なんて許されるわけがない。

即刻、クビにして福島原発の事故現場のガレキ処理に送り込んで

罪の償いをさせた方がいい。

福島・阿武隈川水清く ♪誰が故郷を散り散りにさせてしまったの♪

2012年02月16日 21時14分08秒 | Weblog
福島・阿武隈川水清く ♪誰が故郷を散り散りにさせてしまったの♪

2012年2月16日 21:08 経産官僚たちの耳に、この歌はどう響くのだろうか。
=経産省テント前。写真:筆者撮影=


♪ 阿武隈川水清く とうとうと流る ♪

 しんしんと冷え込む夜の霞が関。保安院の緊急記者会見を終えた筆者は「脱原発テント」に立ち寄ろうと歩きだした。

すると聴き覚えのある切ないメロディーがテントの方角から流れてくる。

歌声は近づくにつれ大きくなった。

 よく聞くと「イムジン河」の替え歌だ。

「脱原発」テントで座り込みを続ける男性たちが、ギターを奏で夜な夜な歌っているのである。

 「イムジン河」は南北朝鮮分断の悲劇を歌ったフォークソングだ。

昭和40年代にザ・フォーク・クルセダースが歌ってヒットさせたものの、発売自粛となった。

朝鮮半島を取り巻く複雑な政治事情にレコード会社が配慮したためだった。

 北朝鮮を水源とするイムジン川は、軍事境界線を越えて韓国に流れ込む河川。

川の水は誰に咎められることもなく南に流れて行く。

水鳥は自由に南北を往来できる。

分断された民族の果たせぬ思いを川の水に託した歌だ。

 「脱原発テント」に泊り込みを続けるメンバーが、原発事故で避難した福島の人々に思いを馳せながら詩をつけた。

除染後の水が流れ込み放射能汚染された阿武隈川に清流が戻るように、との願いを込めて。

 イムジン河のサビのフレーズ、 

♪誰が祖国を二つに分けてしまったの♪ は、

♪誰が故郷を散り散りにさせてしまったの♪ 

となり、聴く者の胸に迫る。

阿武隈川 水清く とうとうと流る
水鳥 自由に 群がり 飛び交うよ
ふるさと 福島よ
思いははるか
阿武隈川水清く
とうとうと流る

北の安達太良(山)から 未来の空へ
飛びゆく鳥よ 自由の使者よ
誰が故郷を散り散りにさせてしまったの
誰が福島を壊してしまったの


夜の帳に響く「阿武隈川水清く」は、ひときわ胸にしみる。
=写真:筆者撮影=

17日(明日)注目の公訴棄却が当然だが・・・、

2012年02月16日 19時35分39秒 | Weblog
17日(明日)注目の公訴棄却が当然だが・・・、(徳山 勝)より

東京地裁は、今週末17日に、公判中の小沢裁判での検事調書の証拠採用について、その決定を下す予定である。

だが、公判での弥永筑波大学教授の会計学上の証言や、石川知裕元秘書の取り調べに当たった、田代検事が捏造した報告書が、検察審査会に提出された事実が明らかになったことなどから、法曹人の多くは、この裁判は公訴棄却になって然るべきだと考えている。

その声をマスコミが伝えないだけである。

処で、陸山会事件公判で、同じく東京地裁の登石裁判長が、検察調書の多くを証拠として不採用したにも拘わらず、石川氏など3人の元秘書に有罪判決を下したことに、法曹人を含め多くの人は驚きを隠せなかった。

確かに裁判官は、自らの心証に基づいて判決を下すことができるのだが、証拠も無いのに、裁判長の個人的な推認だけで有罪を下したのは、通常なら裁判官として「自殺行為」だと言える。

登石裁判長が、敢えて「自殺行為」とも言うべき判決を、なぜ下したのか。

最近、その理由について、ネットでは最高裁の事務総局の指示によるものだと書かれている。

最高裁の事務総局とは、判事の中のエリートよりなり、判事の人事を所管している。

判事として北海道とか沖縄石垣島など、地方裁判所を転々とするだけで一生を終わるか、高裁判事に出世するか、すべてそれはこの事務総局での人事考課によるようだ。

最高裁の事務総局が指示したかどうか、筆者は承知しない。

だが、客観的に見て、登石裁判長個人の考えだけで、あのような自殺行為的な判決を下したとは考えにくい。

3人の元秘書に無罪判決を下すと、多くの検察調書が証拠として却下された状況下では、検察による控訴は難しかった。

逆に言うと、共謀罪で検審起訴された小沢氏の裁判は、その共謀行為が無実となっていたのでは、公判を維持できなくなる。

それを避けようとした浅知恵で、3人の元秘書に有罪判決を下すよう、誰かが指示したのだろうが、これがとんでもない【やぶへび】になった。

公判で明らかになったのは、田代検事による捏造報告書だけではない。

東京地検特捜部が1年以上もかけて、建設業者を取調べたメモ(=裏金が無かったことを証明するもの)が70通もあり、それが検察審査会に提出されていなかったことまでが明らかにされた。

しかも東京地検は、小沢弁護団が検察審査会の議決の有効性を争うために、地検が検審会に提出した捜査資料のリストを、大善裁判長を通して照会したのに対し、その提供を拒否した。

東京地検がどのような理屈を並べようとも、これにより東京地検が、被疑者に有利な証拠を隠し、不利な証拠のみを検審会に送り、その議決を操作した疑惑が濃厚になった。

多くのマスコミはそれに目をつぶっている。何が社会の木鐸だ。

大善裁判長が、刑訴法第279条「裁判所は、検察官、被告人若しくは弁護人の請求により又は職権で、公務所又は公私の団体に照会して必要な事項の報告を求めることができる」に基づき照会し、それを東京地検が拒否した。

そう理解するが、この法律に強制力はないのか。

それとも検察は無法が許されるのか。

それを許した裁判長の訴訟指揮に重大な疑惑を抱くのだ。

「大善、お前もか!」である。

今回、指定弁護士から提出された、建設業者を取り調べた検察のメモ70通は、元秘書の公判では明らかにされていなかったものである。

ここで登石推認判決文を思い出して欲しい。

そこには「小沢事務所は天の声を出した」という一節があった。

もし、一社でも建設業者が「天の声」があったと述べたなら、検察はそれを元秘書の公判で出したはずだ。

だが検察は、「小沢シロ」の証拠なので隠蔽したのであった。

おそらく登石裁判長に指示した者も東京地検も、この70通のメモを隠し通せると思っていたのだろう。

前田元検事が公判でこのメモのことを証言し、指定弁護士も隠すことをしなかった。

この辺りが、仕組まれた事件だからこその「ボロ」が出た、と筆者は見ている。

さてこのような状況下で、大善裁判長が公訴棄却するのだろうか、それともでっち上げ証拠を採用して、公判を維持するのだろうか、どちらだろう。

日本の司法が腐っているか、それとも少しは正常な働きをするのか。

17日に、ある程度のことが分る。

筆者は、司法が腐っていないことを祈る。

<徳山 勝>