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話題の「休眠口座」本当にこれっぽっちなの?

2012年02月16日 21時31分58秒 | Weblog
話題の「休眠口座」本当にこれっぽっちなの?・・・(日刊ゲンダイ)

1500兆円もの個人資産に対し郵貯合わせても年間1000億円程度

銀行にほったらかしになっている「休眠口座」を、

震災復興財源に利用する案が急浮上してきた。

政府によると、銀行や信用金庫では毎年、持ち主不明のカネが約850億円発生。

このうち、請求されない約500億円を復興財源に充てるという。

「休眠口座」は最後の利用日から10年以上経ち、

預金者とも連絡が取れない口座を指す。

銀行はこの預金を収入に上げているから、

当然、政府案に猛反発だが、それとは別に解せないことがある。

1500兆円ともいわれる日本の金融資産からすれば、

「休眠口座」の年間850億円というのは、いかにも金額が少ない。

バブル時代にはやった仮名口座もゴマンとあるはずだが、本当にそんなものなのか。

「『休眠口座』の多くは預金が1万円以下。

メガバンクは1行あたりざっと100万口座持っているから、

持ち主不明のカネは1行につき毎年100億円ほど発生しているとみていい。

政府案には、ゆうちょ銀行や農協の『休眠口座』は含まれていません」
(経済ジャーナリスト)

郵便貯金は90年代に200兆円を超える残高があった。

今のメガバンクの預金残高の2倍近い金額だ。

仮にメガバンクと同程度に「休眠口座」が発生しているとすれば、

毎年200億円ほどが持ち主不明のカネになっている計算だ。

実際はいくらになるのか。

「『睡眠(休眠)貯金』の残高は毎年、2000億~3000億円で推移していて、このうち、実際に払い戻しの請求がなくて権利が消滅した金額は毎年30億~50億円ほどになります。

10年度の権利消滅金は234億円とやや多めになりましたが、

これは金利が年8%だった80年代半ばに貯金が集中したためです。

もちろん、権利が消えた貯金は機構ではなく、国庫の一般会計に繰り入れています」

(独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構)

つまり、郵貯の「休眠口座」のカネは、とっくに国庫に入っていたワケだ。

今回、「休眠口座」の存在が騒がれたことで、

銀行にはかつての預金者の払い戻し手続きが殺到するから、今後、

使えるカネはどんどん減るだろう。

あまりアテにできない「埋蔵金」である。

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