明日を信じられる時代になって欲しい。日常の活動日記

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菅首相:沖縄県知事と15日に会談

2010年06月14日 22時49分07秒 | Weblog
菅首相:沖縄県知事と15日に会談

菅直人首相が15日午前、首相官邸で、就任以来初めて沖縄県の仲井真弘多知事と会談することが14日決まった。

福山哲郎官房副長官が同日の記者会見で明らかにした。

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡り、菅政権は同県名護市辺野古周辺を移設先とする日米共同声明を踏襲する方針で、県側との関係構築を急ぐ考えだ。

会談は首相側から打診した。

首相は14日の衆院本会議で、谷垣禎一自民党総裁の代表質問に対し「8月末までに代替施設の配置、工法に関し、日米専門家で検討を終えることになっている。

並行して移設計画や負担軽減の具体策について沖縄県はじめ地元の方に誠心誠意説明し、理解を求めていきたい」との考えを示した。

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1965年沖縄 「少女轢殺」 報道写真家嬉野京子の証言 

沖縄の「今」は、この一瞬の延長線上にあり、この一瞬からさかのぼれば、沖縄戦があり、琉球処分があり、薩摩侵攻がある、そんな一瞬をとらえた報道写真家・嬉野京子さんの講演の書き起こしを、筆者の芳沢章子さんのご厚意で転載します。改行などを変更しました。

沖縄では、米軍関係者による事件・事故が年におよそ1000件、日に3件近く起こっていることは、保坂展人さんのブログ情報で広く知れ渡ることになりました(こちら)。

COCCOさんの言葉(こちら)、「基地とやっていくためには、受け入れて諦めなければならないことがいっぱいありました……諦めることに慣れていって……『しょうがないさ』が口ぐせっていうのもほんとはほんとです」にある受け入れなければならないこと、諦めなければならないこと、しょうがないことが、この1枚の写真に凝縮されていると思います。

政治家、官僚、学者、市民……立場に拘わらず、ここに問題の原点があることを知ったうえで、沖縄の人びとに「米軍基地を受け入れ」ろと言ってほしいと思います。

希少金属の大鉱脈を米国が発見

2010年06月14日 18時44分42秒 | Weblog
希少金属の大鉱脈を米国が発見 (宮崎正弘)より

「の国際ニュース・早読み」 平成22年(2010)6月15日(火曜日)
         通巻2994号 <6月14日発行>
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 アフガニスタンで大異変――オピゥムからリチュームへ
  すさまじい希少金属の鉱脈を米国特別チームが発見していた

「リチュームでアフガニスタンはサウジアラビア級の大資源立国となる」とNYタイムズが特筆した(2010年6月14日付け)。

この驚天動地のニュースは、じつは3年前から米国の知識学者が調べあげ、ペンタゴンが内密に確認作業をおこなって、ゲーツ国防長官がカブールを訪問した際、カルザイ大統領に耳打ちしている。

つまり、この情報は本物であり、しかも詳細な機密データはすでに中国にも漏れている可能性がある。というのも中国は既にほかの鉱山を物色し始めているからだ。

あのアフガニスタンが現代テクノロジーに絶対欠かせないレアアース、希少金属などの宝庫だったわけで、オピゥム(麻薬)からリチュームへと言われる所以である。

リチュームの埋蔵はボリビアのそれに匹敵し、さらにはレアアース系のニオビウムも埋蔵が確認された。

但しパシュトンが支配する南部など有力鉱山は殆どがタリバンの支配地域にある。

情報が秘密扱いされてきたのも、このデータが漏れれば、むしろタリバンを鼓舞することになるか
らである。

35年もの長きにわたって戦争をつづけてきたアフガニスタンは自国の宝物に気がつかなかった。

およそ2400年前、アレキサンダー大王がカイバル峠を越えた折、カブールの南にアイナメの山脈が光ることを発見したという記録がある。

アイナメ鉱山の開発は欧米メジャーをさしおいて中国が落札し、米軍が訓練し、日本が給料を出すアフガン警察によって守られ、とうに中国は開発を始めているが、欧米から非難の合唱を浴びたのは、欧米が戦争をやっている場所で、よくもしゃあしゃあとビジネスに専心できるな、というエコノミックアニマル批判ばかりではなく、鉱区を取得するためにアフガニスタンの鉱山大臣に3000万ドルの賄賂をおくっていたことがばれたからだ。

▲一兆ドルを超えるレアメタルの埋蔵が確認されたが、いずれもタリバン支配地域

さて米国は、こうした埋蔵をいかに確認したのか。

アイナメ銅山はソ連占領時代、すでにソ連の知識学者が膨大な銅のほか鉄鉱石、金、コバルトの埋蔵を確認していた。

中国はその頃から、この鉱山開発をねらっていた。

米国は2006年からP3オライオン機に最新の磁気探査設備などを積み込み、空からの調査を開始し、翌年までにほぼアフガン国土の七割を調べ上げた。

その結果、あまりの埋蔵量に驚き、地上探査チームを編成して実際に埋蔵地域を調べた。

米国最高ランクの知識学者が総動員され、ハイテク機材、測量機器などが大々的に現地に運び込まれて専門探査をつづけた。調査は軍がまもった。

09年、イラクに派遣されていたペンタゴンのビジネス開発チームがバグダッドからカブールへ回された。

イラクの原油、ガスの埋蔵地調査がほぼ完了したからだ。

このペンタゴン特別チームが精密に査定して報告祖を国防長官に上程したのは、つい3ケ月ほど前の出来事と言われ、とくにリチュームはアフガニスタン西部の塩湖付近が最大の埋蔵地と特定された。

ペンタゴン報告書は「リチュームのサウジアラビア」と比喩し、埋蔵は一兆ドルを超えるだろう、と予測している。


(付記)フレデリック・フォーサイスの『戦争の犬たち』を思い出しましたね。
希少金属発見の未開のくにを事実上、乗っ取ろうと欧米の鉱山会社は密かなシンジケートを通じて戦争の犬をやとって軍事クーデターをやらかし、傀儡大統領を運び込む。

鉱山開発権をみとめる約束をしてある。
ところが土壇場で戦争の犬たちは、傀儡大統領を殺害し、商売の野心家らの期待を裏切るというサスペンス小説(これ、映画にもなりましたっけ)。

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コメント

(米国のアフガン戦争は、やっぱり、資源泥棒が目的だったようです)
これでアメリカの借金も消し飛ぶな

ソ連がアフガンを侵略しているころ、ビンラディンを育て、アフガンに石油パイプラインを設けようとしたが、タリバン政権によって、それがうまくいかなくなって、巡航ミサイルを撃ち込んでいたが、だめで、9.11をでっち上げて、アフガン侵略を正当化したアメリカ。
無人兵器で住民を殺戮する一方で、なんと、地下資源の強奪かい。
リチウムは、携帯でもおなじみの二次電池で、電気自動車の電池にも大量に必要とされている戦略物資だ。



USダウ続騰。東証も3日続伸。USダウ先物、時間外、買い先行から徐々に買い優勢。

2010年06月14日 17時42分50秒 | Weblog
東証大引け、3日続伸 輸出株が軒並み高 売買代金1兆円割れ
 
週明け14日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸した。

終値は前週末比174円60銭(1.80%)高の9879円85銭ときょうの高値圏で引け、4日(9901円)以来の高い水準を付けた。

前週末の米株式相場の上昇や外国為替市場での円相場の下落を手掛かりに、ソニーなど電機株やホンダなど自動車株が軒並み高となり、終日高い水準を維持した。

一部欧州諸国の財政問題についての目新しい材料が特に伝わらなかったことで、同問題に対する過度な懸念がいったん和らいだ。

円相場は対ユーロで一時1ユーロ=112円台まで下落し、輸出企業の採算悪化に歯止めがかかるとの期待につながった。

コスモ証券投資情報部の清水三津雄副部長は「外部環境の改善を受け、リスクを回避する目的の売り圧力が低下したようだ」と話していた。

朝方発表の4~6月期の法人企業景気予測調査で大企業の景況判断指数がプラスに転じた。11日発表の6月の米消費者態度指数(速報値、ミシガン大学調べ)が市場予想を上回るなど、国内外で景気回復を示す指標が相次ぎ、買い安心感が強まったとの見方もあった。

休場の上海を除いたアジア株式相場が上昇したことも支援材料となった。

東証株価指数(TOPIX)も3日続伸した。

週初で外国人投資家の動きが鈍かったといい、売買は低調だった。
東証1部の売買代金は概算で9941億円と3月1日(9829億円)以来の低水準だった。
売買高は14億7106万株と2月16日(14億1633万株)以来の低水準だった。
東証1部の売買代金を売買高で除した売買単価は675円と、4月15日(646円)以来の低さだった。東証1部の値上がり銘柄数は1345と全体の約8割を占めた。
値下がり銘柄数は211、横ばいは115だった。

ホンダや三井物が反発し、パナソニック、ソニー、ファナック、ソフトバンク、トヨタが上昇した。
半面、三井住友FG、野村が小幅に下落し、メルシャンが大幅安となった。
三菱UFJは横ばいだった。

東証2部株価指数は3日続伸した。
価値開発、ラオックス、アライドHDが上昇し、山洋電が下落した。

大手マスコミ人よ、あなたたちに愛国心はないのか

2010年06月14日 08時11分17秒 | Weblog
大手マスコミ人よ、あなたたちに愛国心はないのか(新ベンチャー革命)より

1.親・民主党系政治ブロガーを裏切った民主党

 2010年6月2日、民主党菅政権が誕生しました。この政権は、小沢・鳩山政権と180度、真逆の政権です。かつての自民党政権とほとんど変わりません。ネットの親・民主系政治ブロガーから、裏切りだと非難の声が挙がっています、当然です。政権交代を支持した国民にとって、政権交代した意味がなくなってしまったからです。

しかしながら、大手マスコミ(主要全国版新聞およびその新聞系列のキー・テレビ局)は、民主党変節という視点から菅政権を批判することはまったくありません。ほんとうに国民視点の欠落した日本の大手マスコミです。

 彼ら大手マスコミの連発する密室捏造世論調査では、どれもこれも菅政権を支持しています。密室捏造世論調査国民がなぜ、かつての自民の亜流のような菅政権を支持しているのか、そして、密室捏造世論調査国民は菅政権を支持するのに、なぜ、自民を支持しないのか、筆者にはさっぱりわかりません。この意味で、密室捏造世論調査国民にはまったく政治的論理性のかけらもないことがわかります。

 密室捏造世論調査国民は、自分の意思表示が矛盾だらけであることすら、認識していないのでしょう、ほんとうに情けない日本になっています。

2.日本の大手マスコミの正体あらわ

 大手マスコミの密室捏造世論調査結果は、どれも似たり寄ったりですが、今回の菅政権誕生サプライズであらわになったのは、彼ら大手マスコミが、密室捏造世論調査を利用して、日本政治を一定方向に誘導している事実です。

 彼ら大手マスコミは決して、政治の第三者でもなければ、政治的中立の立場でもなく、明確に政治的意思をもって行動しており、上記の大手マスコミの定義の範囲内で、彼らの政治的意思がほぼ一致しているという事実です。

この事実を明確に認識しているのは、知的レベルの比較的高いと思われる政治ブロガーであり、彼らの共通点は、2009年9月の政権交代を支持し、小沢・鳩山民主の支持層です。ちなみに筆者もそのカテゴリー(親・小沢鳩山民主系)に属します。

 一方、大手マスコミはそろってアンチ小沢鳩山民主の立場であったことが、明白になったということです。そして密室捏造世論調査国民も、アンチ小沢鳩山民主であるということです。この結果は、密室捏造世論調査国民が大手マスコミに易々と誘導されることを物語っています。

3.大手マスコミ人の本音は何か

 本ブログで繰り返し指摘しているのは、今の大手マスコミはそろって親・米国戦争屋(デビッドRF系)であるという点です。彼らは間違いなく、戦争屋ボスの代弁機関に成り下がったとみなせます。菅政権は、そのことを前提に、大手マスコミに迎合しています。すなわち、民主は今、180度路線転換して戦争屋ボスにひれ伏したことを意味します。

 ところで、大手マスコミ幹部は日本国籍をもった日本人であるハズという前提で、なぜ、これほどまで戦争屋のいいなりになっているのか、これは、筆者の長年の疑問です。米国系企業が大手マスコミの広告主であるからというだけでは、到底、説明がつきません。大手マスコミの幹部のみなさん、あなたたちが、日本国民に伝えている政治的意見や政治的意思が、ほんとうに日本国民の利益になると思っているのですか。あなたたちはほんとうに日本人ですか。

4.なぜ、大手マスコミ人は戦争屋ボスのいいなりなのか

 大手マスコミのうち、読売・日テレ系はCIA(その謀略組織や属国政府工作機関は戦争屋ボスがスポンサー)の支援によって設立されたことはネット社会で知らない人はいませんが、その他の大手マスコミまでもが右へ倣えとなっているのはまったく解せません。その中でも、朝日新聞の変節は異常です。かつての朝日新聞は、左翼的、親中国的であり、ネットウヨの攻撃の的(反日新聞という批判)でした。ところが、近年の朝日は、政治報道に関して親・戦争屋スタンスであり、読売、産経とほぼ同じ立場です。その変節プロセスについて、本ブログではすでに分析済みです(注1)。

 本ブログでは近年の大手マスコミの異常な偏向性について何度も取り上げています(注2、注3、注4、注5)。大手マスコミが悪徳ペンタゴンの代表であることは把握できていますが、なぜ奴隷にように戦争屋のいいなりなのか、今ひとつ、疑問が解けていません、残念ながら。

5.戦争屋=CIAの属国支配手口

 戦争屋の配下にあるCIAの属国支配手口もだいたいはわかっています。まず、属国(日本を含む)の政府を傀儡化したり、要人をエージェント化して、間接支配します。彼らにとっての属国・日本の場合、万年与党であった自民党はCIA資金で設立された戦争屋傀儡政党です。大手マスコミはこのことを決して国民に知らせませんし、自民党は、この秘密を公式に認めていません。

また戦争屋ボスの息のかかった米国連邦政府要人(ジャパンハンドラー)が、財務省、日銀、防衛省、外務省、検察庁などの高級官僚の人事に介入し、親米官僚(親・戦争屋)を昇進させるよう圧力をかけるのです。彼らの手口は長期作戦であり、エリート官僚やエリート日本人が米国留学した際、目ぼしい人材を戦争屋ボスの息のかかった大学教授がほめ殺し作戦で囲い込み、目ぼしい人材が戦争屋の日本人エージェント候補の人材データベースのリストに登録されます。具体的には戦争屋ボスのシンクタンク・CFRが一括管理しているでしょう。なぜなら、米国連邦政府要人は100%、CFRに認知・登録された人材リストから選ばれるからです。CFRに登録された日本人エリートの情報は、戦争屋ジャパンハンドラーに流され、彼らの認めた官僚や日本人エリートが昇進していきます。

 このプロセスが繰り返されると、日本政府内では、戦争屋ジャパンハンドラーに認知された人材が昇進することが誰の目にも見えてきます。そうなればしめたもの、野心家の日本人エリートは自分から、戦争屋ジャパンハンドラーに取り入ろうとするようになります。こうして、筋金入りの悪徳ペンタゴン・日本人エリートが生まれます。

6.大手マスコミ人の悪徳ペンタゴン化の謎

 大手マスコミのワシントンDC駐在員はことごとく、親・戦争屋日本人となるよう洗脳されていることは、すでに明らかですが、今は大手マスコミ幹部までもが、そろって親・戦争屋化=悪徳ペンタゴン化しています。しかしながら、筆者の知る限り、朝日新聞幹部に関して昔は、少なくとも親・戦争屋ではなかったのです(注1)。それが近年、NHKを含むすべての大手マスコミが完全に、親・戦争屋化=悪徳ペンタゴン化しています、どうして、そうなったのでしょうか。筆者の知り合いの元・朝日新聞関係者の証言によれば、社内が、時間をかけてゆっくりと親米化して行ったとのことです。そしていつの間にか、幹部が親米人材となって、非親米人材が左遷されてしまったとのこと。悪貨が良貨を駆逐する(グレシャムの法則)とはこのことでしょう。

テレビ朝日の人気番組ニュースステーションも、久米宏が司会していた80年代、90年代は、親・戦争屋の自民党を結構、批判していました。2004年、小泉政権時代、彼は降板させられています。読売・日テレのライバルだった朝日新聞・テレビ朝日が変節したのは間違いなく小泉政権時代です。当時、圧倒的国民支持を得た小泉自民党から相当、圧力が掛けられたと思われます。その結果、朝日新聞は過剰反応を起こし、この時代、朝日新聞内の気骨ある人材が放逐されたのでしょう。同様な現象は、他の大手マスコミすべてに発生したはずです。そして、現在、大手マスコミ幹部はどこも、親米派(厳密には親・戦争屋)が多数派を占めているはずです。そして、彼らの引き上げる若手が自然に親米派に偏っているのでしょう。

7.親・戦争屋の大手マスコミ人よ、アメリカをもっと勉強しろ

 筆者の経験によれば、アメリカを中途半端に知っている高学歴日本人は、アメリカに良いイメージを持っていることが多い、そして必ず、何らかの白人コンプレックスを持っています。

 大手マスコミの親・戦争屋日本人幹部の多くが、この口ではないかと想像されます。だから、戦争屋=CIAのマスコミ監視部隊(注6)から、何らかの苦情(大手マスコミの反米的報道にクレームをつけてくる)が来ると、過剰反応して震え上がり、自社の報道がCIAからクレームがつけられないよう、神経過敏になるのでしょう。確かに、大手マスコミの米国批判は、長い間、記憶にありません。みなさんそう思いませんか。NHKは、かつては愛国的番組が多く、結果的に米国批判番組となることもあったと記憶していますが、NHK幹部はかつて、CIA謀略部隊にひどい目に遇わされ(注7)、今のNHK幹部はCIA恐怖症になっていると想像されます。

 しかし、大手マスコミがこのざまでは、我が日本はまったく救いがありません。大手マスコミ人よ、戦争屋=CIAの脅しに負けるな。このまま行ったら、日本は戦争屋にとことん、国富を吸い上げられ貧乏国になること間違いありません。アメリカの本質をもう一度、よく勉強して危機感もってください。

「はやぶさ」大気圏突入、60億キロの旅帰還

2010年06月14日 01時01分04秒 | Weblog
「はやぶさ」大気圏突入、60億キロの旅帰還

カプセルが発信した電波信号やヘリコプターによる捜索などで着地を確認、カプセルを発見した。

大気圏に突入し、右下から左上に進む「はやぶさ」の光跡(13日午後11時21分、豪州南部グレンダンボ近郊で、44秒露光)=尾崎孝撮影 【ウーメラ(オーストラリア南部)=本間雅江】日本の小惑星探査機「はやぶさ」が13日夜、地球と太陽の距離の40倍に上る60億キロ・メートルの旅を終え、打ち上げから7年ぶりに地球へ帰還した。

午後8時21分(日本時間午後7時51分)に試料カプセルの分離に成功し、同11時21分(同10時51分)ごろ大気圏へ突入した。

カプセルがウーメラ(南オーストラリア州)付近で回収される可能性が高まった。

カプセル内には、小惑星の砂が入っている可能性がある。小惑星の砂や石は、ぎゅっと固まる過程を経た惑星の岩石と違い、太陽系の初期の状態をとどめているとみられる。米アポロ計画で採取した月の石などに続く、貴重な試料として、世界の研究者の期待を集めている。

はやぶさは、2003年5月に地球を出発。05年11月に地球から3億キロ・メートル離れた小惑星「イトカワ」に着陸し、砂などの採取を試みた。地球からは小さすぎて見えない小惑星に、正確にたどり着いて軟着陸したのは史上初だった。

しかし、離陸後に燃料漏れで制御不能になり、通信も完全に途絶した。奇跡的に復旧し、07年に地球への帰路についたが、帰還は3年遅れとなり、劣化の激しい電池やエンジンでぎりぎりの運用が続いてきた。

秒速5キロ・メートルで飛行していたはやぶさは、地球へ近づくにつれて重力で加速。南アジアの上空7万4000キロ・メートルに達した所で、カプセルを分離した。この後、まずカプセル、続いて本体がオーストラリア上空で大気圏に突入し、夜空に光跡を描いて落下した。月より遠い天体に着陸した探査機が、地球に帰還するのは世界でも初めて。

本体は大気との摩擦で燃え尽きるが、カプセルは底面が断熱材で覆われており、突入の数十秒後にはパラシュートを展開して減速。位置を知らせる電波を発信しながら降下した。ウーメラ付近の砂漠に着地した模様。宇宙航空研究開発機構は、カプセルを14日にも回収。チャーター機で日本に持ち帰り、専用施設で慎重に中身を調べる。

イトカワで試みた砂の採取は、装置が正常に作動せず、失敗した。しかし、着陸の際に舞い上がった砂煙が、カプセル内に入った可能性がある。

はやぶさは、新技術のイオンエンジンを搭載した。のべ4万時間稼働して、小惑星へ往復する長距離の航行を完遂。日本の宇宙技術の高さを世界に示した。