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USダウ4日続落。東証は反発・・・春一番のリバウンド。

2008年01月17日 15時49分23秒 | Weblog
日経平均は13,783円の278円高。東証1部の値上がり銘柄数は1,409、値下がり銘柄数は266。出来高は28億7万株。

米国の大手金融機関のJPモルガンチェースの評価損が13億ドル(約1,400億ドル)とアナリスト予想よりは少なかった事が安心されUSダウは様子見、東京株式市場は弱含む場面もありましたが、日経平均は200日移動平均線からのマイナス20%乖離に当たる13,500円割れの水準では下値抵抗が強く、買い戻しの仕掛け入り、切り返しに転じて反発しました。

ウォールストリートジャーナル紙が1月16日に米民主党フランク下院議員の話として、ホワイトハウスと議会では、共和党がブッシュ大統領の減税恒久化を支持しないことを条件に「経済刺激パッケージ」に合意する方向で動いてて、財政政策の規模が1,000億ドル(約10兆5千億円)を超えるものになるという見通しを報じています。

為替相場でのドル売り円高の動きも一服となったことでトヨタやソニーなどの輸出関連も反発し、米国サブプライムローン問題による金融危機が緩和すれば、不動産マーケットへ流入してくる資金も増えるという期待から三菱地所(8802)や三井不動産などの不動産株も買い直されました。

日経ジャスダック平均は1,566円の3円高。ミクシィやフルスピードも値上がりし、ユビキタスやウェブマネーなどの直近新規公開株も買われました。
 
MICメディカルは医薬品メーカーによる外注化の流れを受け、新薬開発のモニタリング業務の受託が伸びていて、アクロディアは携帯電話のソフト開発にKDDIとNTTドコモが加わり好採算のライセンス収入が増えていることが評価され、押し目買いが入りました。


ブッシュ大統領の一般教書演説が1月28日に予定されているので、それまで大枠が固り、2月上旬の予算教書で詳細が示されるだろうと予想していて、1月23日に開催される世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)には福田首相も出席し、2月9日には東京でG7会合も開催されるので、世界の経済政策の協調が演出され、株価のリバウンドの契機となる展開が想定されます。

過去のデータから・・・日経平均の13,000円処を大底と仮定すると、2012年頃には最低でも23,000円を超える計算となリます。