【1】日本人なら普通のことです。特別な事をしているという自覚は全くありません。
野菜や米を食べる前には洗います。スープや煮物を作る時に「アク」を取りながら丁寧に手間を掛けることで和食の美味さが出ます。
お米を洗って食べるのは我々日本人だけです。
写真をご覧下さい。、たった1キロの珈琲豆を洗った時の水の汚れです。本当にこれだけ汚れているのです。
驚きですね。
産地によって汚れ水の色が違います。その国の土の色でしょう。明らかに産地で付着した汚れです。
これを貴方は飲みたいですか?という単純な問いなのです。私達は飲めない。
同業者が色々批判めいたこと言うのは結構ですが、これを知って何もしないのは、どうかな?と思います。
【2】私達は旅行に行き、旅先で一息ついて水を飲むと「ああ~ここの水は美味い」とか「不味い」普通に水の味を確かめる「会話」が交わされます。
海外旅行では誰もがいつも以上に「水」に敏感になります。
これは日本人の感性だと思ってます。この舌を大切にしてゆきたいですね。
こんな狭い日本の中でも産地によって随分と お米の味が違うことも、新米に変われば直ぐにも感じ取れます。
【3】ところが意地悪な人、鈍感な人は洗うと「コク」がなくなるなんて言います。
実はそれは【雑味】なのです。
私達が作るPre-wash製法の珈琲は、朝淹れて夜飲んでも、夜淹れて朝まで置いても何時間も味が変わらず飲めます。自信があります。
他店の珈琲と比べて下さい。
その「雑味」をコクだというお店の珈琲と実際に同時に淹れて飲み比べて下さい。何時間も放置して飲み比べて下さい。
【クリアー】な味わいを感性の有る方が飲んで頂きたいのです。
当店の豆なら、同じ農園内で若干の品種の違うコーヒーもハッキリ飲み比べできます。
どこの国のコーヒー飲んでも同じ味の珈琲店とは違います。
勿論、フィルター・ドリップだから出来るワザです。
野菜や豆類が洗ってコクがなくなるなら「豆腐」「納豆」も材料を洗う全ての料理は「コク」が無くなる筈ですね。
先に書いたように、現在の生豆はその精製の段階でほとんど、「washed」 「full-washed」という方法で既に水で洗われているのです。
だから、本国(例:ブラジル国内)で洗えば「コク」はそのままで、日本に輸入されて洗うと「コク」が無くなるというのは、どう考えても少し無理がありませんか?
そもそも、その前に「コク」って何?多分、答えられない。
コーヒー飲んだ後に、水を飲みたくなるような味のことですか?
【4】欠点
Pre-Washed Coffeeの欠点は、干すので、乾きムラから、焼きムラが出てしまうことですね。でも味には影響ありません。それを補っても得るものの方が遥かに大きいのです。まあ、言われる前に書きとますので、・・