■ 先日、食事を一緒にした市内に住む叔母が施設に入ることになったと、従姉から電話が入った。
それに関する感想はない。安寧な暮らしを送られれば良いと思います。
昔から近くに住んで、息子二人で、長男は私と同級生で四十代で逝き、後輩の次男は数年前に逝った。いわゆる逆縁が続いたわけで後半生は辛い事が多かったわけである。
それでも、代が変わってゆけば残るのは写真一枚と戒名だけである。
この世に生きた証拠など実際はないのだ。
この世こそ、一瞬の仮の姿だと言われる由縁である。
だったら、自分のものは自分で始末した方が手っ取り早い。
■ さる一月には母方の叔父が逝った。
私は皆さん(叔父や叔母など)の元気な頃から知っているわけである。
「死生観」というものは私はない。そんなものはただの主観である。
生きてりゃ「必ず死ぬ」という事実以外にない。