人間、自分自身の始末が一番難しい。
なんの事はない。諸々に執着、未練があるからだ。
生まれたからには必ず死ぬ。
「もう」は、まだなり。
「まだ」は、もうなり。
還暦祝いとは「よくぞ六〇年も生きましたね」という祝いなら、言い換えれば、もういつでも覚悟してね?という事である。
ここが判ってない人が大半である。
1日でも長生きしたいんです。なんて本気で抜かしてるんです。
私は「まだ、いける」と思っているから
仕事も「まだ出来る」と思うから
もう引退だと覚悟を決めた。
引き継ぎだけで終わる。
ところが最近、ちょっとした事件があった。
その始末に来週からイタリアに3日だけ滞在する。毎度のことだが、朝6時にホテルを出て夜10時までは帰らない。が3日。
これが片付けば「多分」終わりである。
(それを嘲笑うように、追い打ちで商売上の事件発生である。)
自分で終わりを見届けたいだけである。この課題を自分で始末しないと仕事の引き継ぎも出来ない。
最後の最後も結局は自分との戦いである。言い換えれば これが経営者の特典である。
全て自分で決めることができる。
そして自分で責任を取る。
私のお仕事は「胡散臭い貿易商」 としての仕事である。コーヒーに関する業務は一部に過ぎない。
人生に意味などない。
人は生まれて死ぬだけである。
最後の最後まで思うようにはならない。そして思う、大きな逆風こそ高く上がることが出来ると。
有漏路より無漏路へ帰る 一休み
雨ふらば降れ
風ふかば吹け
自己評価 35点、もう少し なんとかなったような気がしますけど 後の祭りです。(笑)