■ただし この統計は帝国データバンクに集計される 負債総額が1000万円以上で法的整理、つまり 弁護士さんなどが入る 比較的大きな 倒産しか 集計されません。
ですから 現実の小規模 零細企業による飲食店の閉店/自主廃業はこの何倍もあるわけです。
5年で8割は閉店すると思ってもらって間違いないです。閉店しない2割の中で現実に利益を毎月 コンスタントに 叩き出している店舗というのは数少ないです。
この地方【東海地方】でカフェ本と言われる雑誌で掲載された店は五年後は殆ど残っていない。
私の講座の中でお知らせしてる店舗さんが残っている店舗さん なのです。
残念ながら「カフェ坊」が開店して儲かるほど市場は甘くはない。
市場は既に飽和状態である上に、流行り廃りも激しい。
単純に書けば コーヒー専門雑誌に載ってることを真似した場合は必ず潰れるのは必至である。それは今 個人のラーメン屋が新規出店すれば 潰れるのと同じである。ブームになるということは 市場占有がもうほとんど終わった頃である。地方都市にそれが波及した頃にはもう終わりだというのは常識。
波が来てから乗っては遅すぎる。
波を作るか? 来そうだと感じたら準備をする。
今どき、パンケーキ焼いても仕方ない。
■ 商売とは 不思議なもので、料理人として一流の腕があるから大丈夫か と言うと、多くの店はやはり 閉店する。
続けることはできるけれど大きく 利益を出せないなら、一度出直した方が良いという考え方で再起のチャンスを探る人もいる。
時代の流れ、景気の浮き沈み、年齢など様々な要素が絡み合う。

■素人向けのコーヒーの雑誌をプロ向けの雑誌と勘違いして真に受けてるようじゃ 関連業者の思うツボです。
何度も書きますが雑誌に載ってるのは市場のほとんどを占める 素人向けの商品なんです。包丁で言えば プロはプロ向けの包丁を買うけれど 素人 は 三徳包丁でいいわけです。雑誌には 三徳包丁でもその合金のウンチクや ハンドルの材質の細かな 説明は書いてあるんです。
■参入障壁が低いということは、出る時も非常に簡単です。それはそれで良いと思います。私もそうですが開店してみてやっぱりやーーめた、みたいな人もいます。出さなきゃわからない。
1ヶ月でやめた人は2人います。理由は本気になれない。だから 元の職に戻るという方でした。
データを持ってる外食産業 チェーン店でも2割は赤字だという現実が この産業の難しさを表している。