goo blog サービス終了のお知らせ 

現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

推敲について

2016-12-13 09:26:00 | 考察
 文章を書くプロセスにおいて、推敲は非常に重要です。
 たんに誤字脱字の修正をするだけでなく、内容や構成に誤りや矛盾がないかを、客観的に見直すことができるからです。
 自分の経験を振り返ってみると、ワープロやパソコンを使用するようになってからは、本来は推敲して書き直しがしやすくなったにもかかわらず、かえってきちんと推敲しなくなったような危惧を感じています。
 手書きの時代は、まず適当な紙(研究用箋というマス目の細かい用紙をつかっていました)に文章を書きなぐります(頭の中にアイデアや文章が出てくるスピードに負けないように、素早く書く必要があります)。
 次に、四百字詰めの原稿用紙に清書します。
 これが、第一稿ですが、手書きの時代は書き直しが大変なので、非常に真剣に文章や内容を推敲しながら清書していました。
 その後、同人誌の仲間や編集者などのフィードバックをもとに第二稿や第三稿を作る場合も、書き直しが大変なので(一から書き直すか、せいぜい使える部分を切り貼りしなければなりませんでした)、非常に真剣に推敲していました。
 以上のように、その時代の方が書くことにより真剣だったので、文章の完成度が高かったような気がします。
 今では、最初からパソコンで書いていますが、手書きにはスピードが及ばないので(一応ブラインドタッチでタイピングしていますが)、頭の中に浮かんだアイデアや文章をずいぶんとり逃したような気がします。
 また、いつでも、削除や挿入やコピーができるので、推敲においても手書きの時よりも真剣みが欠けてしまいます。
 こう考えてみると、手書きに戻った方がいいようですが、一度楽してしまうとなかなか元のやり方には戻れません。

文章添削の教科書
クリエーター情報なし
芸術新聞社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネットカフェにも朝は来る

2016-12-13 08:50:49 | キンドル本
 現代の都会には、どこにも住む所がなくネットカフェで暮らしている若い女性たちがいます。
 彼女たちは、政治や行政や学校教育の無力によって、都会のすみで忘れ去られています。
 そういった女性たちに住むところを提供するのが、ネットカフェの新しいビジネスモデルになっています。
 また、収入や託児所などをワンストップで提供しているので、皮肉にも性風俗産業が行政よりもセーフティネットとしての機能をはたしています。
 男女雇用機会均等法や労働者派遣法などの改悪が、このような格差社会の矛盾をさらに加速しています。
 この作品の主人公の女の子たちも、そんな環境で苦しんでいます。
 それらに上の世代の怠慢に対抗して、団結しようとする若い世代の人たちの姿を描いています。

 (下のバナーをクリックすると、スマホやタブレット端末やパソコンやKindle Unlimitedで読めます)。

ネットカフェにも朝は来る
クリエーター情報なし
メーカー情報なし

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

USBヘッドフォンアンプ

2016-12-13 08:33:40 | 参考情報
 以前の記事に書きましたが、2012年の2月に、適当な現代日本児童文学研究環境が見つからなかったので、大学院進学を断念して、自宅と公立図書館で研究することにしました。
 その時に、自宅の四畳半の部屋を書斎に改造するために、大学院の費用を以下の投資にまわしました。
 パソコンデスクとライティングデスクの間を、往復反転して使うためのハーマンミラーのアーロンチェア。
 Windows7のノートパソコン(東芝ダイナブック)。
 WiHiルーター。
 天井で固定できる9段の本棚を四つ設置し、所蔵の児童文学関係の本を書庫などから移動して、不足する本をアマゾンから購入。
 ディジタル音源の整備(ソニーのXアプリで一元管理しています)。
 自宅での研究はうまくいっているのですが、公立図書館での研究環境は悪く(閲覧席でもまわりをうろついたり大声を発する人たちがいます。ノートパソコンをインターネットにつなげられるところもありますが、使えないところもあります。
 また、机の作業スペースが狭くて、本とパソコンの作業を共存できないので、期待したほど成果はあがりませんでした。
 そこで、2013年からは図書館は本の貸し出しのみを利用することにして、研究は書斎だけで行うことにしました。
 そのため、以下の機器を追加投資しました。
 ポメラ(テキストエディタ。外出時および書斎でパソコンが使えない時の文章の作成。その後、タブレット端末を購入したので、現在は使っていません)。
 キンドル(電子書籍リーダー。読書環境とプライベート資料管理(ワード、PDF)の改善。外出時はタブレット端末を使うようになったので、今は家にいる時のみ使っています)。
 マジックスキャン(ハンディスキャナ。本や雑誌のディジタルコピーとOCR機能によるJPEGデータのテキスト化)。
 以上の機器についてはそれぞれの記事で紹介しましたので、この記事では2013年1月26日に購入したUSBヘッドフォンアンプについて紹介します。
 中学生のころから常に音楽がないと生活できないので、書斎でも音楽環境は作業効率アップのためにすごく重要です。
 高校生のころから購入(レコード、CD)したり、録音(FM放送をカセットテープにエアチェック、ディジタルラジオ放送をMDに録音)したりした音源(クラシック、ジャズ、ロック、ポップスなど)を全部ディジタル化(ソニーのウォークマンのダイレクトエンコード機能を使ってアナログ音源をディジタルに変換)して、パソコンにインストールしたソニーのXアプリやMedia Go(ウォークマン用の音楽管理ソフトウェア)に40Gバイト(40000分)以上保有しています。
 今までは、パソコンのヘッドフォンジャックに、5メートルのオーディオケーブルで、本棚に組み込んだミニコンポにつないでいました。
 音源の種類や量、Xアプリの操作性には不満はないのですが、パソコンの音質(内蔵のDAC(Digital to Analog Convereter)の性能で決まっていしまいます)と長いオーディオケーブル(アナログ)による減衰やノイズレベルの増加によって、せっかくのディジタル音源の品質が生かせていませんでした。
 そこで、USBヘッドフォンアンプ(ラトックシステムのREX-A1648HA1で、まあまあのオーディオDACを内蔵しています。音源がハイレゾではなくCDやそれ以下の音質なので、これ以上DACの性能をあげても無意味です)をミニコンポの横に置き、5メートルのUSBケーブルでパソコンとつないで(ここまではディジタル信号なので減衰やノイズレベルの増加はありません)、そこからは50センチの短いオーディオケーブルでミニコンポに接続しました。
 さっそくいろいろな音楽を鳴らしてみると、格段に明瞭なサウンド(それぞれの楽器の音が一つ一つはっきりと聞き分けられるようになりました)で非常に満足しています。
 おかげで、書斎生活がより快適になって、児童文学研究の作業効率も高まりました。
 
ラトックシステム USBヘッドホンアンプ(16bit・32kHz/44.1kHz/48kHz対応) REX-A1648HA1
クリエーター情報なし
ラトックシステム

  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする