God is in the details ~神は細部に宿る~

一箱古本市専門店《吉田屋遠古堂》主人のぐうたらな日々。。。。

努力の賜物!?

2013-11-23 17:56:10 | 古本/一箱古本市/手作りの品
日夜、 ブ◯クオフ詣でを欠かさない遠古堂です(笑)
さて、そんな私が先頃手に入れた本はこれ『福島県史』です。



実はこの県史というやつはなかなか手放す人がいないため、
とくに古い時期(昭和40年年代)に出版されたものは
どこの県のものでも、けっこう高めなのです。



でも、この本にしか載っていない資料もあるし
研究史をふまえる上でも、必須なのです。
福島でいえば、石造物や歴史的建造物など
この時から総合的な調査がなされていない分野もあります。
多少なりとも遺跡や歴史や文化財に関わる仕事をしている以上、
郷土の歴史は基本中の基本なのですが。。。
プレミアの壁に阻まれて、個人で所有している人はあまりいません。
それがまさか。。。ブ◯クオフで。。。

ボクが欲しかったのは1巻(原始・古代・中世編)だったのですが
2・3巻(近世編上下)もなにやら面白そう!!



ということで、1~3巻まとめてげと♪ 
函なし、印ありでしたが、3冊でしめて900円なり~~
資料編も欲しかったので、お店の人に聞いてみましたが
在庫の方にもないようなのであきらめました。

ちなみにブ◯クオフでも箱入りの巻は5000円でした。
資料編だったらその値段でもためらわずに買ったのに(爆)

ある意味、私の背取り史上最大の掘り出し物かも!?

コンプリート!

2013-11-20 19:13:14 | 古本/一箱古本市/手作りの品
さて、80年代に創刊された『少女座』という雑誌がある。
折からの美少女ブームに便乗した同人誌!?
と思いきや程よくマニアックで
けっこうツボをおさえていて
かつ、ある意味で抑制の利いた(笑)雑誌である。
惜しくも6号で廃刊?となったのだが。。。

たまたま目にした創刊号を手にしてから
集めるともなく集めていて
気がついたら2号をのぞき全部揃っていた。

ここまできたら、コンプリートしたいじゃありませんか(笑)

ところが、この2号が出ない。。。
ずっと『日本の古本屋』で見ているけど
2号が出ない。。。
ほかの号はそこそこ出るのに2号が出ない。。。
揃いで1万~1万5千円が相場らしいが
バラで2号だけ欲しいんだ~~~~!!
といいつつ、10余年。

コンプリートをあきらめて
3年ほど前の仙台の一箱古本市に
出したこともあります。分売不可で8000円(笑)
スーツをビシッと決めた初老の紳士に
「なんとかバラ売りしていただけまいか?」
なんて言われたこともありました。
北尾トロさんに『珍しいのあるね』
なんて言われたこともりました。

それがね、出たんですよ。
それも、地元の一箱古本市本の路地裏で!!
斜め前でお店を広げていた双猫屋さんに列んでいるのを
見つけたときにちょっと声だしちゃった♪



「ください、買います、ください、ください、いくらですか!」
と迫られた双猫屋さんはきっと、驚かれたと思います(笑)
「1号~3号の3冊セットで1000円です」といわれ
『わかりました、1冊2000円ですね、2号ください!』
と言った私は、いったいなぁに?(笑)
 ◯この本の相場は1冊2000円ぐらいであること
 ◯揃いだと1万~1万5千円であること
を説明して、もっと高く払わせてください!って(笑)
双猫屋さんは「火星の庭」さんで1冊◯◯◯円で買ったそうで
結局、3冊セットで1500円に値上げしていただくのがやっとでした。

実はその日、私も少女座を持っていったのですが
その場で引っ込めたのは言うまでもありません。
四半世紀越しで、まさかのコンプリ~~~~~ト!


身近なところに!

2013-11-17 06:39:54 | 里山通信
さて、先日は仕事で市内某所のフィールドワーク。
公然と外歩きできるのはありがたいけど、
普段からの運動不足でふくらはぎがパンパン(笑)

スタートはこれ。駐車場でゴロゴロしてました。




さて、猫に別れを告げて少し山に入ると、7世紀末に築造された古墳がありました。
入り口がわずかにあいていて、横穴式石室の中が見えます。



石の積み方や天井の乗せ方がよくわかります。
もちろん、副葬品はとっくの昔に盗掘されています。
でも、意外に身近なところにさりげなくあります。


少しいくと、岩場に出ました。
とくに湿気が多いわけでも日陰なわけでもないのですが、
蘚苔類がいい感じについています。胞子嚢をのばしているようです。






本の路地裏 参戦!

2013-11-16 10:57:46 | 古本/一箱古本市/手作りの品
 福島で一番素敵なお店のひとつであるところのうさやさん主催のイベント本の路地裏
そのなかの一箱古本市に参戦してきました!

一箱古本市は、以前はほんとうにうさぎやさんの前の路地でやってたんですが、震災でその場所が使えなくなり。。。スタッフさんが毎回あちらこちらと場所を探してくださっての開催です。今回はうさぎやさんから徒歩1分!シャルマンさんのうらの古民家うらこやさんです。古い長屋が震災で歪んだので、それをそのまま味わいにしつつレフォーム(笑)いい感じです。

今回は南陀楼綾繁さん公認のヒトハコフルホニス「トばったりたおれや」さん、山形の蔵書マニア「亡羊堂」さん、秋田のフレッシュパワー「icco文庫」さんと、東北の一箱古本市ではもう有名人となった人たちがこぞって参戦。会津の一箱古本市でデビューしたハイセンス古書店「ろなみ古書店」さんも加わり、親戚の結婚式のような豪華な顔ぶれ(笑)


ま、うちはあいもかわらぬ品揃えです。本を並べるのに、ちょっとだけ面出ししてみました。



かわったことと言えば、店長が少しだけグレードアップ(価格もグレードアップw)





当日は天気もよく、途切れることなくお客さんがご来店♪ありがたいことに、一日中にぎわっておりました。




終了後にうさぎやさんに顔を出したものの、夜に別な会合が控えていたため、後ろ髪を引かれる想いでウサギ屋さんをあとにしました。ウサギやさんの二階は貸本屋やカフェで素敵な空間だったのに、残念至極!







充実した一日でした。また、ぜひ参加したいですね~~~~