God is in the details ~神は細部に宿る~

一箱古本市専門店《吉田屋遠古堂》主人のぐうたらな日々。。。。

花の季節!

2014-05-31 20:39:50 | 里山通信
ああ、気の利いたタイトルが思い浮かばない(笑)

この、アポロチョコみたいな花はなぁに?



ひらくと清楚で可憐な感じ。






一方、ほうき草が着々と侵略の準備をすすめている。






まりもに見えなくもない(笑)





追記
試しに『アポロチョコ 花』でググってみたら、『カルミア(アメリカ石楠花)』という花であることがただちに判明しました(笑)

炭坑夫と地底の神々

2014-05-16 21:33:56 | その他
昨年ぐらいから、炭坑(鉱山)に関する本を何冊か読んでいる。

もともとは柳田国男がらみで鶴見和子を読んだときに
そこで森崎和江の『奈落の神々』に言及している一文があり
それがきっかけだったと記憶している。



炭坑夫は自らを『下罪人』と呼ぶことに非常に衝撃を受けた。
近代化/工業化へむかっての増産と
それに比例するかのように過酷さを増してゆく炭坑労働。
そして彼らの弱さと強さ、もろさとしたたかさ。


つづいて森崎和江と同じく『サークル村』同人であった
上野英信の『地の底の笑い話』



みずからも炭坑夫であった上野のまなざしは
あくまでも優しく炭坑夫に寄り添っていた。


秋田県花岡鉱山での外国人鉱夫たちに大しておこなわれた
虐待と暴行、そしてその合間の過酷な強制労働。





下罪人と自分たちを蔑んでいる炭坑夫でも
朝鮮人や中国人よりは遥かに恵まれていたことを
野添憲治の『聞き書き 花岡事件』で知った。



いちばん最近読んだのはその花岡事件を
秋田の松田解子が小説化した『地底の人々』



日本人と外国人労働者それぞれの運命が
暗い炭坑の中で交差する。

偶然ではあるがこの四冊は、おそらくこの順番で読むべき本なのだろう。
必然に導かれて、本を手に取ると言うことはあるのだなぁ。


と思っているところにトルコの炭坑でのガス爆発。
奈落の神々は、今でも息づいているのか…

2014年のゴールデンウィークは その4

2014-05-12 21:40:07 | 日々の暮らし
さて、連休最終日は新潟へ。
そういうとみんな『新潟の一箱古本市?』と聞いてきますが
残念ながら?仕事がらみの研究会です。

しかし、連休と言うのにまるで貸し切りの高速道路(笑)




そして新潟市某所でお勉強。某所じゃないってば(笑)




お昼は近所でたった1軒のラーメン屋『げんこつ亭』で味噌ラーメン




へろへろで帰宅したボクを、木香薔薇がむかえてくれましたとさ♪


2014年のゴールデンウィークは その3

2014-05-11 19:47:31 | 古本/一箱古本市/手作りの品
今回の出店はこんな感じ。奥がうちね。手前も絵本屋さん。秋田から来た灯書房さんでした。




さて、来客も一段落したので娘に店番をまかせて、食料の調達(笑)
山形県民の3大ソウルフードのひとつどんどん焼き
具の無いうすいお好み焼きを割り箸に巻き付けたもの。
外側に魚肉ソーセージが一切れとノリが添加される。



学び館のはちょっとしょっぱかった(笑)


さて、ここでの収穫は花岡鉱山をテーマにした小説。これを秋田から来た灯書房さんで購入しました。秋田の埋もれた歴史を語る本を秋田の古本屋さんから買えたのは、何となく嬉しい。




売り上げ?もちろん、赤字にならない程度には売れましたとも!
山形の一箱古本市は店主さん同士の距離が近いので
とてもアットホームな感じで、楽しい~!




で、店番をしていた娘はおじいさんの古本屋さんから
『夏目漱石全集 第1巻』(昭和3年)を購入!?
「なんか、カッコよくね??」だそうです(笑)
びっしり隙間なく列んだ「旧かな」や
時代を感じさせる装丁が新鮮だったようですね~




2014年のゴールデンウィークは その2

2014-05-09 21:56:03 | 歴史/民俗/伝統芸能
さて、その翌日は山形一箱古本市! おなじみのやまがた学び館です。
もちろん、一箱古本市の朝は焼きおにぎり作りから始まります(笑)
前日に仙台に持っていったのは醤油だったので
この日は赤味噌と田舎味噌のブレンドにしてみました。
ところが、実はこれはこの日の朝ご飯(笑)




さて、学び館には30軒をこえる古本屋さんが犇めいています!




おなじみさんもいれば、初めましての方もいます。




で、5月の一箱古本市名物? スーパーカーの展示もありました。
フェラーリ4台にランボルギーニが1台。
ランボルギーニはもちろんカウンタック!
でもボクは308が好きなのだ♪


2014年のゴールデンウィークは その1

2014-05-06 19:58:49 | 古本/一箱古本市/手作りの品
さて、連休の初日(世間的には初日じゃないってW)5月4日は
仙台定禅寺通り緑の回廊で一箱古本市定禅寺ブックストリートでした。
この日のためにためた絵本を大放出!!

風が少し肌寒かったものの、天気もよく
爽やかな一日で、一日にぎわいました。



うちはもうね、いつものがらの店構え(笑)
でも、本の面だしをして、
ちょっとは人目を引けるようになったかな?



そしてなんと! 土偶店長にお嫁さんが(笑)



ぼちぼち本も売れたので、かえりは売茶翁でお菓子を購入♪
餡入り寒天のうえに抹茶を流したやつ、とても美味しかったです!!