鹿が弥生時代に神聖視されていたと言う話を前回いたしましたが、
それは古墳時代に至っても同様であったようです。
見てください、この凛々しい埴輪!!
見返り鹿(笑)
さて、奈良の春日山には鹿がたくさんいます。奈良の人たちが早起きなのは
自分の家の前に行き倒れの鹿がいると家主が罰せられるので、隣の家より
早く起きて家の前に鹿がいないのを確認して、もし鹿が死んでたりしたら・・・・
ということだという話を、高校の修学旅行のときの帝産交通のガイドさんが
申しておりました(笑)
というように、山に鹿はつきものです。絵巻物においても鹿が描かれるのは
奥山か神域かどちらかですし、鹿と他の動物はあまり同時には描かれません。
奥山にもみぢ踏み分け鳴く鹿の
といったところでしょうか。秋の風景ではなさそうですけど(笑)
その一方で、縄文時代以来鹿は依然として(現在も)狩猟の対象であり続けます。
猟師は木の上で鹿を待ち伏せして、弓矢で射止めます。鹿は神聖視される一方で、
神域以外の場所で鹿を狩ることは、特に禁忌とされてはいませんでした。
そして、鹿は骨も肉も皮も利用されたようです。しかし、骨は何に使ったのだろう??
これは猟師の家の様子です。妻の前にある器の中には、煮た鹿の肉が盛られていると言われています。
主人は俎板の上で鹿の骨を細かくしているようです。庭には刻まれた鹿の肉が筵の上に並べられ、
それらはやがて串に刺して火の周りに立てられ、干し肉とされます。
垣根には伸ばして広げられた皮が干されています。その前で番をしているイヌの口には
確かに鹿の肉が・・・・猟のお供をしたご褒美でしょうか!?
稲作がはじまって以来、山には神様が住むと考えられるようになりました。
鹿と山がセットだから鹿が神聖視されたのか、鹿が神聖視されたから山とセットになったのか?
そのへんはわかりませんが、深山に出没する角を持った生き物、
それだけでも何やら有り難い気もします(笑)
それは古墳時代に至っても同様であったようです。
見てください、この凛々しい埴輪!!
見返り鹿(笑)
さて、奈良の春日山には鹿がたくさんいます。奈良の人たちが早起きなのは
自分の家の前に行き倒れの鹿がいると家主が罰せられるので、隣の家より
早く起きて家の前に鹿がいないのを確認して、もし鹿が死んでたりしたら・・・・
ということだという話を、高校の修学旅行のときの帝産交通のガイドさんが
申しておりました(笑)
というように、山に鹿はつきものです。絵巻物においても鹿が描かれるのは
奥山か神域かどちらかですし、鹿と他の動物はあまり同時には描かれません。
奥山にもみぢ踏み分け鳴く鹿の
といったところでしょうか。秋の風景ではなさそうですけど(笑)
その一方で、縄文時代以来鹿は依然として(現在も)狩猟の対象であり続けます。
猟師は木の上で鹿を待ち伏せして、弓矢で射止めます。鹿は神聖視される一方で、
神域以外の場所で鹿を狩ることは、特に禁忌とされてはいませんでした。
そして、鹿は骨も肉も皮も利用されたようです。しかし、骨は何に使ったのだろう??
これは猟師の家の様子です。妻の前にある器の中には、煮た鹿の肉が盛られていると言われています。
主人は俎板の上で鹿の骨を細かくしているようです。庭には刻まれた鹿の肉が筵の上に並べられ、
それらはやがて串に刺して火の周りに立てられ、干し肉とされます。
垣根には伸ばして広げられた皮が干されています。その前で番をしているイヌの口には
確かに鹿の肉が・・・・猟のお供をしたご褒美でしょうか!?
稲作がはじまって以来、山には神様が住むと考えられるようになりました。
鹿と山がセットだから鹿が神聖視されたのか、鹿が神聖視されたから山とセットになったのか?
そのへんはわかりませんが、深山に出没する角を持った生き物、
それだけでも何やら有り難い気もします(笑)