God is in the details ~神は細部に宿る~

一箱古本市専門店《吉田屋遠古堂》主人のぐうたらな日々。。。。

雪の日に

2007-02-18 07:25:10 | 日々の暮らし
先日は久しぶりに雪が降りました。故あって現在ビニールハウスの中で
作業をしているのですが、雪の日のハウスの中はこんな感じです。



破れた障子のよう??



曇り空かしら・・・いえ、雪空です(笑)

ハウス内は比較的暖かいので、屋根の雪はある程度つもると落ちてゆきます。





つもったゆきは自らの重さで、ドレープを作りながら落ちてゆく・・・




聞け! 昭和の歌声を!!  改訂版

2007-02-16 21:00:01 | その他
なんか、途中まで特撮・アニソン大会になってしまった・・・
しかし、恐ろしいほど正義に対して肯定的で、前向きだこと(笑)

昭和歌謡はあんまりアップされてないのかしらん??

その1

その2

その3

その4

その5

その6

その7

その8

その9

その10

その11

その12

その13

その14

その15

その16

その17-1
その17-2

16の監修が光瀬龍と都築道夫だったとは!

17-2は新作ですが、結構面白い!
買うまでではなくともyoutubeで見る分には
おすすめです。好き嫌いはあると思いますが、
大久保鷹がドラマに無駄な奥行きを
あたえています(爆)

その18

その19

その20

その21

その22
その23

22と23は同じ人です、念のため・・・
映像的には30年以上のスパンがあると思いますが、
曲自体は10年も開きがないはず!?

その24
その25
夜ヒットというのも、昭和だった!

その26-1
その26-2
その27
昭和はスキャンダラスだった

その28
その29
昭和はテクノでインダストリアルだった

なんか、支離滅裂になってしまったので、最後は大名曲
大トリ
で〆ます。おつきあいありがとうございました(爆)

古書ニュース てか古書入手

2007-02-12 18:00:43 | 歴史/民俗/伝統芸能
さて、久々に再読した浜田耕作著通論考古学の感動もさめやらぬうち(笑)
あらたに考古学の古典的超名著と、現在入手困難となったある意味趣味の基本図書を
古書特価で入手いたしました

一冊目は、V・G・チャイルド先生のK古学の方法です。
おそらく、ちゃんとした(笑)考古学者に、20世紀を代表する最大の考古学者は?
といったら、多くの人が彼をあげるでしょう。彼自身の学説はその多くが後に否定されましたが、
かれは考古学の方法論に大きな革命を起こしました。
それまでの考古学は、文化がどのように発展したかその過程を研究対象としてましたが、
かれは文化がなぜ発展したのかその原因を問題としました。
ここに考古学の大きな転換があったのです!!
ところが、日本の考古学(者)は以外に海外の事情や学者、方法論に
無頓着で、一応知識としては知っているけれど、あまり興味を示さない。
特に学生は土器の文様や発掘の技術を覚えるのに汲々として
学史や理論・方法論を学びません。
なので、この本は売れなかったようです。1994年に新装版が出て以来、
10年以上も絶版となっています。悲しいことです。
と言いながら、私ももっていなくてあわててアマゾンに駆け込むと

こういった次第です。やはり名著は桁が違う(笑)なんて行ってる場合ではない!!

で、しつこくオークションをチェックしていたところ、出てきましたよ!この名著が!
けっこうプレミアを付けてしまいましたが、落札価格は4650円でゲットだぜぇ。早く読みたい・・・


もう一冊は、ふくしまの磨崖仏
これは地元の出版社から地元の市井の研究家が刊行したもののようです。
けっして高度に学術的なものではないかもしれませんが、
県内の磨崖仏の内容と所在地が一目で分かる上、長年こつこつと研究を
積み上げてきた方と見え、巻末の参考文献も参考になります。
福島はどうやら日本国内では磨崖仏が多い地域らしく、
平安時代から江戸時代まで、様々な形の磨崖仏が載っており、
ほんとうに県内の磨崖仏が網羅されておりようです。
こういった本は、なかなか売れるものではないものなので
部数が極端に少なく、かつ好事家や研究者にはアピール
するものがあるため、古書価格は高めに設定されます。

これは定価のほぼ倍であります。これを先日、ブックオフにて
定価の半額で入手いたしました。
けっこう、私の地元では内容・分野にかかわらず高価な図書が売れないらしく、
一般的な古書価格からみると、というよりも通常プレミアのついている書籍も
定価の半額や1/4程度で売られています。
もっとも、絶対的に点数が少ないため欲しい本は滅多に出てきませんが(笑)
ちなみにこれも謹呈の紙が貼られていました・・・

この日は同時に岩波講座 日本歴史の1巻と別館を
それぞれ100円でゲットしてきました。昭和30年代の終わりに刊行されたものなので、
ここで述べられていることの多くはその後の研究成果によって
再検討を余儀なくされていますが、学問的な結論がどうやって導きだされたのか
それがどういう事実と理論によって否定/昇華されたのか、
学問の歩みはやはり知っていなければなりません。

学問の歩みすなわち学史を知らないと、すでに否定されている論を
あたかも新しい論であるかのごとく同じ視点から無反省に繰り返してしまったり、
過去の成果の上に成り立っているあたらしい理論を、それだけで成立しているかのごとく
扱ってしまったり、非常に恥ずかしい思いをしてしまうのです。
学問の道は厳しくもすばらしい・・・・・

また行って参りました! その2

2007-02-08 18:27:51 | 歴史/民俗/伝統芸能
 さて、前夜の幻想的な、とういより
暗くてよくわからなかった川の流れはというと、
こんな感じです。


夜の内に雪が降って、しかも外は風が強そう!
「大丈夫かな?」と会場の誰かのつぶやきが・・・
この一言が何を意味しているのかは
後ほどわかってきます(笑)

セミナーも無事終わり、予定調和というか
いつも通り結論を出さずに(勉強会ですから)
最後の締めとなるのを見越して、駅に急ぎます。
一時間に一本なので、このタイミングを逃すと
会が終わってから1時間近く待たなければなりません。
確かに駅に向かい道はすさまじい向かい風!!

駅に着くと、電車はすでにホームに待機中。
でも、誰も乗ってません!
何で??何で??
というところで、ホームでの駅員同士の会話が
耳に入ってきました。
「風速43キロ、しばらく赤信号だな」
「代替のバスはまだ手配できてないんですよ」
なんてことだ・・・
というわけで、しばらく水上駅で足止め!
やっと動き出したと思ったら、車内アナウンス
「この電車は沼田駅で停車、渋川まではバスでの
代行となります。だそうです。

沼田でいったん電車が止まって、代行のバスは
しばらく手配できないようなので、駅の外に出てみました。
目に入ったのは、名物やきまんじゅうの看板。
入ってみると、いい感じで炙ってるじゃないですか。

本当にまんじゅうを串に刺して、田楽のような少し甘めの
タレを刷毛でぬって、焼いております。
う~ん、これは食べてみなければ!!
餡入りは二つ一串で250円、餡なしは4つ一串で200円。
「餡入りを一つ!」ということで、250円なりは安い。

写真を撮る間もなく(笑)一つはあっという間にお腹の中に・・・
皮はふかふかで、上等の中華まんのような感じ。
餡はこしあんで、あっさり系。

お腹もおちついて、再び電車の中に。
風がやんだので出発します/風が出たので様子を見ます
の繰り返しで、それでも一車両ずつ代行のバスで順次渋川まで。
私は最後から2両目だったのですが、もう少しでバスの順番
と言うところで、風がやんだので再び電車が動き出す。
あたりはすでに夕暮れ、結局3時間遅れでした。

町に近づくと、町の灯りがとても奇麗ね渋川(それとも高崎の手前あたりだったかな・・・)


大宮についたのは20時近くなってからのこと。
もちろん、新幹線も3時間遅れで超満員!
事実上指定も無効になって、家にたどり着いたのは
22時もまわってからでした。
滅多に出来ない経験をしたので、ちょっと楽しかった。
途中、ゆっくり本も読めたし

また行って参りました! その1

2007-02-05 20:40:49 | 歴史/民俗/伝統芸能
と言うことで、昨年の今頃と同様に、M上温泉で開催されたJ文セミナーに
出席してきました。昨年は発表者だったので、それなりにプレッシャーも
ありましたが、今回は一般参加なので、気楽なもんです!

天気も良くて、吾妻山が奇麗に見えました。幸先良いぜ!!

さて、東北新幹線で大宮まで出て、上越新幹線で高崎まで、
そこから上越線各駅停車で新潟県境にちかいM上温泉まで。
上越線に乗り換えてしばらく、次第に山が近くなってくると
やはりなんか、うちのほうの山とは違って、もこもこしている。
火山だから?赤城山って、どれ???


そうこうしているうちに、M上温泉に到着。駅前のラーメン屋さんで
腹ごしらえをして、会場になっているホテルに向かう。
とちゅう、温泉風情を感じさせるこんなものや

こんなものを横目でみつつ

10分ほどで会場に到着。今回は結構満員御礼になってる。

で、昼過ぎから6時近くまでずーっとJ文時代の土器の話。
みんな熱心に聞いているものの、発表慣れしている人の話は
奇麗にまとまっていてわかりやすいけど、
そうじゃない人のは原稿棒読みだったり、何が言いたいのか
よくわからなかったり・・・でお、とってもためになりました!

さて、夕方になってセミナーも一段落、それぞれが部屋割りにしたがって
解散します。私は5人部屋でした。うち3人は初対面。
ま、共通の話題があるので、気まずい沈黙なんかはないの(笑)
懇親会の時間がくるまでお茶を飲みながら談笑していると、そのうちの一人の方が
「ちょっと皆さんにみていただきたい土器が」と小箱を出してきました。
おお!やっぱりそうこなくっちゃ!とばかりに、みんなで覗き込んでいた時、
部屋の電話が・・・「坊さん、S発田のT中さんから電話ですよ」
出てみるとまさしくN潟県は新B田市教育委員会のT中さん。「風呂、風呂いこうよ!」
??@o@??

そりゃT中さんとは会えば挨拶くらいはするし、二三度だったら
言葉を交わしたこともありますよ。でもわざわざ電話で風呂に誘われるほど
親しかったかな・・・・
「いやぁ、今お店ひろげてるんですよ。見に来ません??N潟の土器ですよ」
と誘うと、「お、それじゃあ見ないわけにいかないな」と二つ返事で
部屋までわざわざ出向いてくださいました。あんたも好きねぇ(笑)
で、そこで見た土器についてはN潟代表のT中さんとY形代表のS原さんと
私の見立てが一致して、良かった良かった。私もまんざらでないかも(笑)

で、結局T中さんはその日のN潟県の人の発表を聞いて、ちょっと腑に落ちない
ところがあったらしく、福島ではそのへんどう考えてるの?と言う話を
したかったらしいのです。別に一緒に入浴したかったわけではなかった(笑)
そのへんは懇親会の会場でよく話し合って、意見の一致を見ました。

「いやあ、俺明日そのへんコメントしなきゃならないだろ、立場的に」
おぉ、がんばれT中さん!N潟県きっての常識人!!N潟県で一番頼れる男!!
ちなみに写真の中で一番右端で向こう向きになっている方がT中さんです。

一次会も終わって、二次会に行こうかどうしようかとY形のS原さんと
いったん部屋に戻って体制を整えながら、しばらく話をして、
私は二次会に行かないことに決めました。だって濃いんだもん(笑)
S原さんが二次会部屋に行った後、部屋の窓から下を眺めると

もう何度見たかわからない、旅館の明かりに照らされた川。
これを見る度に、何故だか無性に来たことを後悔してしまうのです。
もんの凄く寂しい感じ・・・で、この日はそのまま寝てしまいました。
同室の方々が戻ってきたのはそれからしばらくたってのことでした・・・