なにが?
遠野物語発刊百周年だそうです。
知ってか知らずか。。。知ってるけど
今年はなんか、そのまわりの本が集まっている。
聴耳草紙 佐々木喜善
柳田国男の遠野物語のなかの話の多くは
「佐々木君」からの聞き取りであると語られている。
これはその佐々木君本人が、
遠野をはじめとする郷土に伝わる昔語りを
したためたもの。
遠野物語の周辺 水野葉舟
その佐々木君と柳田国男を引き合わせたのが
この水野葉舟であるという。
さらに英文学者である横山茂雄が渾身の解説♪
この横山氏、マーヴィン・ピークの掌編を訳す一方で
怪奇物にも造詣が深い(w)
柳田国男対談集 宮田登・編
当時すでに民俗学を確立しつつあり、
押しも押されぬ巨人であった柳田と
古代から現代を読み解くという
柳田とは180度対抗する視点で切り込む
折口信夫の息詰まる直接対決!!
奇談雑史 宮崎定雄
現代的な名前に騙されてはいけない(w)
幕末の碩学である宮崎のあつめた
ありとあらゆる怪異譚の集大成!
柳田の名作「山の神とオコゼ」の出発点としても名高い。。。らしい(w)
婆のいざない 赤坂憲雄
東北学の権威である赤坂がその原点とも言うべき民俗を語る
意外に面白かった。。。。が、文庫になってからでも充分だった(w)
さて、なんでこんなに?
何故かと言うと、これが発端でした(w)
中国怪奇小説集 岡本綺堂
怪談の名手綺堂が綴る中国怪談の名作!!
まるで不条理な展開と放り投げるような結末は
綺堂の手になる訳でなければ、今ひとつリアリティに欠けるだろう♪
岡本綺堂集 ちくま文庫
岡本綺堂怪談選集 小学館文庫
ちくまのそれは青蛙堂鬼談を中心に編まれた選集
小学館のはそれとほとんどだぶっているけれど、
妖婆/兜/くろんぼう の3編が小学館の方にしか入ってない!
一本足の女だけでも立ち読みして!!
おまけ(w)
岩波文庫
江戸怪談集上/中/下高田衛・編
これは良い♪凄く良い♪