God is in the details ~神は細部に宿る~

一箱古本市専門店《吉田屋遠古堂》主人のぐうたらな日々。。。。

ラーメン対決(笑)

2012-07-09 18:30:43 | 食べ物の記
対決とかそんなことたぁ、無いんですけどね(笑)ちょっと比較してみます。

いつもは二郎系の『ぬま屋』さんに行ってますが、今日は郊外にある『ラーメン漣(れん)』さんにはじめて行ってみました。けっこうひろいガレージ風の店構えに、壁に向かうカウンターが5~6席とテーブルが3卓10人分ぐらい。あとは。。。タダの空間(笑)厨房では大量のモヤシをさばいているのが見え、高まる期待♪



で、出てきたのはまぎれも無い二郎系。豚入り野菜マシニンニクで750円。野菜の盛りといい、麺の太さといい、肉の量といい、粗ミジンのニンニクといい、完璧。コストパフォーマンスも申し分なし。



モヤシは歯ごたえがのこる絶妙ゆで加減。ぬま屋は脂をからめているが、漣は茹でっぱなしなのであっさりしている。キャベツの割合も漣の方がちょっと多い。これは漣の勝ち(笑)

麺はどちらも極太麺。ぬま屋の方がバキバキで「のどごし」とかまったく関係ない感じなのだが、こっちの方はそこまででは無い。私は小麦の味がするぬま屋の方が好きだが、漣の麺はもう少し洗練されてる感じ。これは好みの問題。



スープは。。。ぬま屋は乳化しているいわゆる乳二郎であるのに対し、漣は完全にスープと脂が分離している。この差は大きい。二郎系スープはほとんど醤油のキャラクターでできているうえに、その醤油が独特なのだが、スープと脂を乳化させることにより醤油の特徴をマイルドに引き出すとともに味に深みを与えている。この丸めかたが大切で、だからこそカラメ・カラカラメができるのである。ぬま屋はそれが完璧にできている。ところが漣のほうは残念ながら、醤油味が突出してしまい、ただただ醤油臭い。。。味が濃いというよりも『しょっぱい』

肉の量は漣がぬま屋のおよそ倍。女子供なら肉だけでお腹いっぱいになりはしないか(笑)程よくほぐれるのだが、モモ肉なのか脂っ気が全然なく、ばさばさして飲み込めない。で、ものすごくしょっぱいところと味の無いところがある。せめてスープが乳化していれば搦めて食べられるんだが、漣のスープはそれに向かない。ぬま屋は柔らかくとろける感じ。かといって、脂身が多いわけじゃない。肉自体にも程よく味がしみている。

トータルで二郎を基準とした場合、文句無しでぬま屋に軍配が上がる。あくまで二郎基準だけれど(笑)スープの完成度の高さは素晴らしい。で、漣にいくとしたら、アブラヤサイマシで、豚入りにはしないかな。それだと600円。肉に飽きずにシャキシャキ野菜が楽しめる♪

なんか、珍しく食べものを語っちゃった(爆)