God is in the details ~神は細部に宿る~

一箱古本市専門店《吉田屋遠古堂》主人のぐうたらな日々。。。。

祭りのあと

2005-10-25 22:02:48 | 日々の暮らし
 さて、22・23日は日本考古学協会の秋季大会に、微力ながらスタッフとして参加しました。
スタッフの皆様、お疲れさまでした。ご来場の皆様、ありがとうございました。
って、大会参加者はだれもこんなとこみてないと思うけど(笑)

 日本考古学協会は、考古学に関係した団体では最古にして最大の団体であり、年2回の全国大会は、春に東京ないしは東京近郊で、秋に地方でそれぞれ開催されます。秋の大会は開催地の特色を生かして、テーマを絞り込んで研究会がもたれます。

 今回、私は図書頒布会場スタッフでした。図書頒布会場とは、全国で実施された発掘調査の報告書や、研究会の会報や、各種専門書を販売するコーナーなのですが、ま、平たく言えば「考古学オタク本の即売会」です(爆)40団体ほどが出店しており、結構盛況でした。

 で、まぁ皆様おわかりのように、私を図書頒布会場におくというのは、獣を野に解き放つようなもので、あ~~っ、やっちゃった!!って感じでした。

いくらかかったかは、ご想像にお任せいたします。

 それ以外の時間は、この方に遊んでもらっていました。こう見えても(どう見えます??)文化財保存科学の若きエキスパートです。


ああ、充実した二日間だった・・・一体いつスタッフとしての仕事をしていたんだろう(大謎)

第1次報告

2005-10-20 22:34:06 | 日々の暮らし
 さて、私設日韓親善大使(笑)出動してきました。両国の民俗文化を切り口に、日常生活から伝統芸能、歴史教育、天皇制、共産主義まで、とりとめの無い話をしてきたのですが、それらについては後日改めて。
 で、何を作って何を食べてきたのかと言うと、
  ぜんまいのナムル、きのこチャプチェは留学生のチョンさんが作ってくれました、というよりなかば無理矢理作らせました(笑)私は海鮮のコチジャン炒め、切り干し大根のナムル、蓮根のナムル、もやしとキュウリの松の実ドレッシングかけ、ヤンニョムの5品。もっとも、ナムルはナムルと思ってもらえなかったようです。
 で、この中で韓国の家庭で食卓にのっていても違和感の無いものはありますか?と聞いたら、どれも韓国の食卓にあっても変じゃないと言っていただけました。春巻のリベンジ完了です。

 ただし、キノコチャプチェについては、材料(キノコと春雨とニラとパプリカ)を見せた段階で、「色が違います」と指摘されました。曰く牛肉、人参、ホウレンソウといった柔らかい色合いのものを入れるのだそうで、ニラやパプリカなどの原色に近いものはあまり入れないとのこと。
 その反面、切り干し大根のナムルは、手に入りにくいトラジ:桔梗の根の食感を目指したのですが、これはかなり再現できていたようで、私が何も言わなくても「トラジに似てる」と言っていただけました。
 あと、昼食だったため、ニンニクを使わなかったのですが、やはり韓国料理にはニンニクはたっぷり使わないといまいちだそうです。でも、即席で作ったヤンニョム(薬念:薬味入り唐辛子)は凄く美味しかったようです。ヤンニョムとは簡単に言えば「キムチをつけ込む時の唐辛子を主体としたキムチの素のようなもの」で、適当に作って野菜にかけて食べたり、料理のアクセントとしたりするものです。

では作ってみましょう(笑)

1)長ネギをみじんに切ります。ものすごく細かいみじんと比較的大きい(2mmくらい)みじんの二種類を使うと、
  味と食感の両方がよくなります。
2)赤唐辛子の粉末とすりおろしたニンニク、ショウガ、ごまを加え、生の青唐辛子のみじん切り、醤油と少量の酢・
  砂糖を混ぜ、好みによって少し水を加えてゆるめます。コチュジャンも入れると味に深みがでます。
分量についてはそれぞれ適当に、ということです。今回作ったものは特に分量を量っていないのでよくわからないのですが、おおむねネギ5:醤油3:おろしショウガ・すりごま・青唐辛子それぞれ1:砂糖・酢0.5ぐらいの比率だったのでは?あと隠し味でだしの素少々でにんにく抜き。そのほか、各家庭で、あるいはその目的にあわせて様々なものを加えているようです。これはキュウリにつけて食べても、焼き肉につけて食べても、豆腐にのせて食べても美味しいと思います。ただし、唐辛子については辛さがいろいろなので注意してください!
            

手前のご飯から時計回りに切り干し大根のナムル、きのこチャプチェ、大根の甘酢漬け、その隣が上から豆もやしとキュウリのサラダ、キュウリ、松の実ドレッシング、隣がぜんまいのナムルでお箸をとばしてきのこチャプチェ(再)、蓮根のナムルです。なんか、全体に貧相・・・中央は海鮮のコチジャン炒めですが、100円ショップで買ってきたコチジャンを使ったので、いまいちでした。所要時間1.5時間くらいかな?

 食後は「静かさや・・・」で有名な山寺(ちなみに懇親会場は山形市内でした)を見学しながら、韓国と日本の先祖供養や死霊結婚の話なんかを、夕日に映える鉄橋とか見ながら語りました。その話は次の機会に!

            

韓流の源流 (予告)

2005-10-16 17:29:26 | 歴史/民俗/伝統芸能
仕事がら、でもないが韓国の民俗事例について少し調べている。韓国の伝統芸能も好きだ。
というわけで、かなり韓国に対しては(というより、朝鮮に対しては、か?)偏った知識しか無い。
あ、でも最近、最近のチェ・ジウいいなとか思ってるし(爆)

で、実際に韓国ではどうなんだろう?1970~80年代に書かれた民俗学の本しか読んでいないからよくわからない。ソウルオリンピックで、韓国の伝統文化は壊滅的な打撃を受けたとも言われているし・・・
いまだに巫堂(ムーダン)とか、シャーマニズムが息づいているのだろうか?とか、
茶礼とか儒教に根ざす祖先の祭りって言うのは都市部の一般家庭でも行われているのだろうか?とか、
疑問はつきない。

そうしているうちにアリヤマダさんのなかだちで、韓国からの留学生と実際にそういう話をすることとなった
まだお会いしていないのでどの程度ディープな話になるか見当もつかないし、一般的な都会の学生さんであれば、まったくそういったことに興味も知識も無い可能性もある。考えてみれば、東京で(なくてもいいけど)大学生100人集めて、「イタコについて述べよ」、みたいなことをしても、どんだけ回答があるだろうか?

というわけで、ついでに韓国料理を一緒に作って食べると言う楽しみも用意しておいてもらった。二段構え!かつて私は中国から来た方に手作り春巻きを食べさせたところ、「とっても美味しいですけど、これ、なんて言う料理ですか??と聞かれると言う痛恨の一撃を受けたことがある。果たして、私の韓国料理は韓国人に通じるのか?? 乞うご期待!!

6~9月期 決算!

2005-10-03 22:03:39 | 日々の暮らし
まあ、なんか似たような話が続きますがご勘弁を。

今期は結構買ってしまった。自分の文章に触発されて
むかし聞いていたものをまた買ってしまうという、
いわば「自爆」行為をしてしまった。
さらにまんべんなく偏ってしまっている(笑)
ツトム山下は待望の再発。とてもすばらしい。
本当に待ちこがれていただけにとってもうれしい。

Five/papa m
Featuring Sheila Chandra/Monsoon
Book of Days /Meredith Monk
オルフ:カルミナ・ブラーナ/ヨッフム
Tallis: Spem in Alium/Lamentat
Go/sutomu yamashita
Go Live/sutomu yamashita
Authentic Golden Melodies/Augustus Pablo
Legendary Skatalites In Dub/Skatalites
Ananda Shankar & his music/Ananda Shankar
Africanbrothers meets king Tubby


書籍は珍しく読み物が多い。といっても
少年少女向けの児童文学が中心なのだが。
できればチョコレート工場の秘密は田村隆一
の訳で読みたかった。
ナルニアはもっと早くに読んでおけばよかった!

集落への旅/原 広司
水宮歌(スグンガ)?こどもパンソリ絵本
ソリちゃんのチュソク
色の手帖コンパクト版/吉岡幸雄
植物染料による絞り染め/寺村祐子・豊仁美
夢見る人の物語/ロード・ダンセイニ
世界の涯の物語/ロード・ダンセイニ
チョコレート工場の秘密/ロアルド・ダール(柳瀬尚紀)
ライオンと魔女/C・S・ルイス
カスピアン王子のつのぶえ/C・S・ルイス
魔術師のおい/C・S・ルイス
星男/茂田井武


さて、次回はドングリを食べる話にするか、それとも鉄づくりにするか・・・