God is in the details ~神は細部に宿る~

一箱古本市専門店《吉田屋遠古堂》主人のぐうたらな日々。。。。

決算2

2005-03-26 08:08:14 | 日々の暮らし
1~3月期の購入物はこんなところ。
昨年と比べ、やや仕事色が強くなったか!?
アマゾンとか楽天とか、
通販で手軽に専門書をかえるというのは、致命的である。
もっとも、一番の致命傷は
日本全国から本を探してきてくれるここであろう(笑)
http://www.kosho.or.jp/

沢地久枝/琉球布紀行
近藤聡乃/はこにわ虫
別冊太陽/日本の自然布
戸板康二/歌舞伎十八番
小松義夫/世界あちこちゆかいな家めぐり
国立歴史民俗博物館/葬儀と墓の現在
松井章/環境考古学への招待
田中英二/石器実測法
宮平初子/首里の織物
大城志津子/大城志津子作品集
天沢退二郎/オレンジ党、海へ
  同  /闇の中のオレンジ
  同  /魔の沼
  同  / オレンジ党と黒い釜
  同  /光車よ、まわれ!
村山皓司/施策としての博物館の実践的評価
赤田光男/祖霊信仰と他界観
畠山剛/縄文人の末裔たち
大貫静夫ほか/ロシア極東の民族学
山梨考古学論集

CDは、押さえ気味。とはいえ、宮沢関係2タイトルは
発売元の人が新宿中のレコード店を巡って、やっと在庫を
「模索社」から見つけてきてくれたもの。発売元の人は
一人でも多くの人に聞かせたかったらしい。
イ・ジョンヒョンはいいねぇ。DVD付きだし。でも日本語より
韓国語の方が圧倒的に完成度が高い。韓国は人気があろうがなかろうが、
CDについては初回生産分を売り切るとほとんど再発は望めないらしい。
過去の作品(もちろん映像方面も)はぜひ日本で再発してほしいものです。

宮沢正一/宮沢正一の世界
ラビッツ/ラビッツ・ラストライブ
吉沢元治/インランドフィシュ
イ・ジョンヒョン/ワ

うれしい話

2005-03-21 18:54:18 | 日々の暮らし
 天沢退二郎という詩人のファンタジーが復刊になっていた。復刊したのはブッキングという復刊専門の出版社である。ありがたい。
 復刊されたのは「光車よ、まわれ!」とオレンジ党シリーズ、短編集の計5冊である。自分で言うのもなんだが、本の虫であり博覧強記のわたしが断言しよう、「光車よ、まわれ!」は日本で最高のファンタジーであり、日本文学の最高傑作の一つである!
 そこには今ちまたで流通するほとんどのファンタジーに共通して欠けているものが、きちんとある。それは「色」であり、「におい」であり、「味」である。闇や肌の色、風や草のにおい、お菓子や薬の味、それらが、自分がその場に立ち会っているかのようにありありと浮かんでくる。
 そして、作品をつらぬく「歴史観」と「世界観」。すべてはかつて本当におこったことのように描かれる。けっして、作者のストーリーテリングによって作り上げられたものではなく。現代ファンタジーの最高峰である指輪物語三部作には、詳細な地図や年表はては辞書までが備わっている。そこまでして初めて描くことのできる世界もあるのだ。だから、ホビットたちの冒険は、じつは物語世界のほんのわずかな部分でしかないことを、言い換えれば描かれていることよりももっと広大な物語世界が広がっていることを読者は感じることができる。これが「物語」読みの至福の瞬間であろう。
 もちろん、天沢退二郎が作品世界をそこまで編み上げたとは思わないが、やはり作者に備わる世界観をかいま見ることができる。 「物語」を読み終えた僕たちは、旅立つしか無い。そう思わせる作品とはなかなか出会えるものではない。

労使交渉!

2005-03-04 21:09:22 | 日々の暮らし
私の所属している財団が、解散/全員解雇の危機に直面している。
よくても給料切り下げ/手当カットは免れない。
もしかするとボーナスと退職金も無くなるかもしれない。
で、遅まきながら当局を相手に労働組合を作ろうという運動が始まった。

オルグ!団交!!ストライキ!!!サボタージュ!!!!

俺の出番か!血が騒ぐ!!

起て万国のろおどぉおしゃぁぁ~~
なんて言ってる場合ではない(笑)