God is in the details ~神は細部に宿る~

一箱古本市専門店《吉田屋遠古堂》主人のぐうたらな日々。。。。

コンプリート!

2013-11-20 19:13:14 | 古本/一箱古本市/手作りの品
さて、80年代に創刊された『少女座』という雑誌がある。
折からの美少女ブームに便乗した同人誌!?
と思いきや程よくマニアックで
けっこうツボをおさえていて
かつ、ある意味で抑制の利いた(笑)雑誌である。
惜しくも6号で廃刊?となったのだが。。。

たまたま目にした創刊号を手にしてから
集めるともなく集めていて
気がついたら2号をのぞき全部揃っていた。

ここまできたら、コンプリートしたいじゃありませんか(笑)

ところが、この2号が出ない。。。
ずっと『日本の古本屋』で見ているけど
2号が出ない。。。
ほかの号はそこそこ出るのに2号が出ない。。。
揃いで1万~1万5千円が相場らしいが
バラで2号だけ欲しいんだ~~~~!!
といいつつ、10余年。

コンプリートをあきらめて
3年ほど前の仙台の一箱古本市に
出したこともあります。分売不可で8000円(笑)
スーツをビシッと決めた初老の紳士に
「なんとかバラ売りしていただけまいか?」
なんて言われたこともありました。
北尾トロさんに『珍しいのあるね』
なんて言われたこともりました。

それがね、出たんですよ。
それも、地元の一箱古本市本の路地裏で!!
斜め前でお店を広げていた双猫屋さんに列んでいるのを
見つけたときにちょっと声だしちゃった♪



「ください、買います、ください、ください、いくらですか!」
と迫られた双猫屋さんはきっと、驚かれたと思います(笑)
「1号~3号の3冊セットで1000円です」といわれ
『わかりました、1冊2000円ですね、2号ください!』
と言った私は、いったいなぁに?(笑)
 ◯この本の相場は1冊2000円ぐらいであること
 ◯揃いだと1万~1万5千円であること
を説明して、もっと高く払わせてください!って(笑)
双猫屋さんは「火星の庭」さんで1冊◯◯◯円で買ったそうで
結局、3冊セットで1500円に値上げしていただくのがやっとでした。

実はその日、私も少女座を持っていったのですが
その場で引っ込めたのは言うまでもありません。
四半世紀越しで、まさかのコンプリ~~~~~ト!


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2 コメント

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その節は (双猫屋)
2013-12-20 23:05:14
お買い上げありがとうございます。ブログで取り上げていただいて、喜んでいます。実は少し訂正を。火星の庭さんでは売っているのを見ただけでして、雑誌は発売された時に書店で購入した後、ずっと持ち続けていたものでした。欲しい方にお譲り出来て、ほっとしました。しかも最初につけていた値段より高くしてしまいまして。会津にも持って行ったのですが、誰からも反応はなかったので、売るのやめようかなとも思いましたが、思い直して良かったです。
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おおお! ()
2013-12-21 22:09:07
双猫屋さま。ほんとうによい本をありがとうございました。しかしこの本を発売時に買っていたなんて。。。私と一緒です(笑)

こういう本との出会いがあるので、一箱古本市は止められませんね~!
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