というわけで、X線撮影に行って参りました。朝、家を出発した段階では紅葉も盛りでドライブ日和かなと思っていた。が、峠にさしかかるあたりから次第に雲行きが怪しくなり、トンネルを抜けるとそこは雪国だった。早めにスタッドレスに履き替えておいて正解だった。
さて、2時間のドライブを経てたどり着いたのは、Y市の郊外の丘の中腹。そこには文化財保村修復の虎の穴(でもないか)GK大がそびえ立つ。まず、出迎えてくれるのは巨大な三角形である。ここに来る度に思うのだが、授業料高そうやなぁ~
で、保存科学や文化財修復の研究/実習関連の施設はとなりに並んでいる。ここに来る度に思うのだが、屋根の上のツンツンは何やろ??
資料をかかえて、X線撮影室をのぞいてみる。なんか、エラそうな機械が並んでいる。奥の扉の向こう側にまた小部屋があって、X線が鎮座ましましている。あ、X線は別にいなくて照射装置があるのか。部屋の中にさらに鉛の板で囲まれた部屋があるのである。ゲンジュウに管理されてる感じ
すんまへんが、これを撮っていただけませんか?とチャンバーの中をのぞくとこんな感じ。
一見手術台風の作業台が見える。その台のうえにX線フィルムを敷いて撮影したいものをのせ、真上からX線を照射するというしくみ。X線は対象物を透過してその下のフィルムを感光させる。では、まずは資料を並べましょう。曲がったり、ずれたりしないように真剣である。手代木さん、その節はたいへんお世話になりました(笑)このときに撮影したのは室町時代の仏像と、古墳時代の刀の鍔。その下に敷いてある銀色のものがX線フィルムである。袋に入った状態で封を切らずに使用します。
そして分厚い扉を閉め、照射開始!!同時にこいつが点灯する。
なんとなく、中から白衣の人が出てきて、「ご家族の方ですか?まことに残念ですが・・・」とかいわれそうな感じ(爆)
X線の照射は、物によって照射時間とX線の強さを変えて行うとのこと。照射量は時間と強さの掛け算なのである。照射が終われば、この黒い箱を通して現像します。
現像が出来るまでの間、あたりを見回すとこんなものが。
SRI!SRI!謎を解けぇ~とか、怪奇大作戦のテーマが聞こえてきそう!?ちなみにこれはガスクロマトフィー分析装置、らしい。
そうこうしているうちに写真が出来上がったので、見てみる。やっぱりレントゲン写真ときたら、こうでなきゃ!!
大体において、文化財の保存修復とは医者に似ているのかもしれない。しかし、予防医学から公衆衛生から病理学から薬学からすべてを扱わなければならないのだから、大変なものであるうえに、日夜瀕死の文化財の救助活動に邁進しているのである。しかも金にはならない。金にはならない。金にはならない。にもかかわらず、専攻生が増えたらしい。ちょっとまって。たとえば考古学は専攻生が増えるとともに覚悟の無い学生が増えて、卒業と同時にみんな一般企業に就職したり、真面目で「学問」が好きでもフィールドには出ない学生が増えたりしてダメになりつつある。松井さん、保存科学もヤバくない?
さて、2時間のドライブを経てたどり着いたのは、Y市の郊外の丘の中腹。そこには文化財保村修復の虎の穴(でもないか)GK大がそびえ立つ。まず、出迎えてくれるのは巨大な三角形である。ここに来る度に思うのだが、授業料高そうやなぁ~
で、保存科学や文化財修復の研究/実習関連の施設はとなりに並んでいる。ここに来る度に思うのだが、屋根の上のツンツンは何やろ??
資料をかかえて、X線撮影室をのぞいてみる。なんか、エラそうな機械が並んでいる。奥の扉の向こう側にまた小部屋があって、X線が鎮座ましましている。あ、X線は別にいなくて照射装置があるのか。部屋の中にさらに鉛の板で囲まれた部屋があるのである。ゲンジュウに管理されてる感じ
すんまへんが、これを撮っていただけませんか?とチャンバーの中をのぞくとこんな感じ。
一見手術台風の作業台が見える。その台のうえにX線フィルムを敷いて撮影したいものをのせ、真上からX線を照射するというしくみ。X線は対象物を透過してその下のフィルムを感光させる。では、まずは資料を並べましょう。曲がったり、ずれたりしないように真剣である。手代木さん、その節はたいへんお世話になりました(笑)このときに撮影したのは室町時代の仏像と、古墳時代の刀の鍔。その下に敷いてある銀色のものがX線フィルムである。袋に入った状態で封を切らずに使用します。
そして分厚い扉を閉め、照射開始!!同時にこいつが点灯する。
なんとなく、中から白衣の人が出てきて、「ご家族の方ですか?まことに残念ですが・・・」とかいわれそうな感じ(爆)
X線の照射は、物によって照射時間とX線の強さを変えて行うとのこと。照射量は時間と強さの掛け算なのである。照射が終われば、この黒い箱を通して現像します。
現像が出来るまでの間、あたりを見回すとこんなものが。
SRI!SRI!謎を解けぇ~とか、怪奇大作戦のテーマが聞こえてきそう!?ちなみにこれはガスクロマトフィー分析装置、らしい。
そうこうしているうちに写真が出来上がったので、見てみる。やっぱりレントゲン写真ときたら、こうでなきゃ!!
大体において、文化財の保存修復とは医者に似ているのかもしれない。しかし、予防医学から公衆衛生から病理学から薬学からすべてを扱わなければならないのだから、大変なものであるうえに、日夜瀕死の文化財の救助活動に邁進しているのである。しかも金にはならない。金にはならない。金にはならない。にもかかわらず、専攻生が増えたらしい。ちょっとまって。たとえば考古学は専攻生が増えるとともに覚悟の無い学生が増えて、卒業と同時にみんな一般企業に就職したり、真面目で「学問」が好きでもフィールドには出ない学生が増えたりしてダメになりつつある。松井さん、保存科学もヤバくない?