God is in the details ~神は細部に宿る~

一箱古本市専門店《吉田屋遠古堂》主人のぐうたらな日々。。。。

除籍!!

2014-01-11 10:53:31 | 古本/一箱古本市/手作りの品
仕事関係の書籍の多くは絶版であったり高価であったりするため
最近は古書店からの入手率が高くなっています。
まったく、古書店もカード決済できるようになっちまって歯止めがきかないぜ(笑)
さて、うまいことにいまは全国の古書価格を比較して購入することができます。
場合によっては、函なしとか書き込みありとか様々な理由で格安の出物があることもあります。

その「訳あり本」のひとつに「除籍本」というものがあります。
公立の図書館をはじめ、大学や企業の図書館までいろいろなところから本が除籍されているのです。

これは中野区婦人会館


除籍証はこんなシール。。。婦人会館が男女共同参画センターに名称変更しているのも世相を表していますね。



これは八王子図書館 除籍印はないよ。。。





金澤大學圖書館はハンコにも風格が(笑)


立教大学図書館は事務的ですね~



これは企業の娯楽室とか図書室とかから流れてきたのでしょうか。東亜工機って、ここ?



これは除籍本じゃないけれど、なかには献呈本のたぐいが(笑)



もちろん除籍本だから買ったわけではなく、安いから買ったら除籍本だったのですが
だんだん数が増えてくると、同じ値段だったらやっぱり除籍本を選んじゃいますね(笑)

ところで、大學図書館では『長期間利用の無い本を除籍』しているのでしょうか?
その本に読むべき価値。読ませる必要があるのならそのようにしむけるべきで
利用率で選択していったらそれこそ教官の著作とラノベと携帯小説だけになりはしませんか??
いつ、どこでどんな本が購入されていて、それがいつ除籍されたかなんてのも
もしかすると社会情勢を反映しているかもしれません。