God is in the details ~神は細部に宿る~

一箱古本市専門店《吉田屋遠古堂》主人のぐうたらな日々。。。。

クリスマス♪

2013-12-02 21:04:58 | 古本/一箱古本市/手作りの品
もう幾つ寝ると、クリスマス?

というわけで、先日スズキ・コージの『クリスマス プレゼントン』を古本でゲトした。
復刊された方じゃなくて、オリジナルの旺文社版のほう。
スズキ・コージらしさ全開のとっても荒唐無稽なたのしいお話です。



喜び勇んで帰宅後、開いてみたところ。。。
ほぼ全ページに茶色い線状のシミがある。。。
ちょっと汚い。。。一箱古本市で売れるかな。。。



しかし、なんか変な感じがする。よく『しおり』が挟んであった場所がそうなるように
茶色いシミのところには何かしら細長いものが挟まれていたような。。。
全部のシミを観察した結果、ひとつの結論に達した。

これは四葉のクローバーを挟んでいたに違いない。

しかも、決定的な証拠が!!
なんと、表紙の見返しに紫色のサインペンでよつばのくろうばあと書いてあるではないか(笑)



なんか、全頁によつばのくろうばあが挟んであった本なんて、素敵♪
こんな素敵な本を手放すのはやめて、手元に置くことにしたのは言うまでもない。


しかし、挟んであったくろうばあはどうしたのだろう?
はずして大切にしているといいなぁ。
それとも、ブ◯クオフの店員さんが捨てちゃったのかしら??

偶然? 必然!!

2013-12-01 17:27:48 | 古本/一箱古本市/手作りの品
さて、先日のこと。
障害を持つお子さんの保護者二人を二本松にご案内しました。

二本松で散る間際の紅葉を堪能し、




城を見上げては、散っていった二本松少年隊の若き魂に涙を絞り、





お昼は最近出来たビュッフェスタイルのレストランで舌鼓をうち(笑)






いや、そうじゃなくて。。。
じつは昼食をとったたくみ農園さんは、障害者雇用を実施している企業なのです。
で、その雇用状況と、業務の実態を実際に見てみたいということでお二方が福島まで足を運びました。



さすがに普段から障害者にかかわるさまざまな問題に直面している方々だけあって
その観察はまことにもって客観的で冷静で、つまりドライでした。
社会に出る以上、『障害があるから』というのは言い訳にならない
だから、普通以上のクオリティを達成しなければ
仕事(事業所)として長続きはしない。
という彼女たちの意見は、じつにもっともです。

だからといって、出来ないことまでやれというわけではありません。
もちろん、出来るようになる努力は必要ですが、
同時に、いま出来ることでどうにかする工夫を考える。
それぞれが出来ることを生かして、仕事を分担する。
やはり、達成感は大切なようです。


ところで、二本松での車中で絵本の話しになりました。
ご案内した方のひとりがある絵本を探しているとのこと。
その絵本はフランツ・ブランデンバーグ/アリキ・ブランデンバーグ夫妻の
おばあちゃんのたんじょうびという1975年の絵本。
いちど探したときには7000円ぐらいしたという話。
吉田屋遠古堂としてはその暴利は黙って見過ごせない!
さっそく、密林さんに1000円で手配させました(笑)

ポイントは値段じゃなくて、その出品者。
なんと、出品者のハートフルプロジェクトさんは
障がい者・高齢者の就労支援をおこなっている法人だったのです。

あるんですね。そういう偶然て。

努力の賜物!?

2013-11-23 17:56:10 | 古本/一箱古本市/手作りの品
日夜、 ブ◯クオフ詣でを欠かさない遠古堂です(笑)
さて、そんな私が先頃手に入れた本はこれ『福島県史』です。



実はこの県史というやつはなかなか手放す人がいないため、
とくに古い時期(昭和40年年代)に出版されたものは
どこの県のものでも、けっこう高めなのです。



でも、この本にしか載っていない資料もあるし
研究史をふまえる上でも、必須なのです。
福島でいえば、石造物や歴史的建造物など
この時から総合的な調査がなされていない分野もあります。
多少なりとも遺跡や歴史や文化財に関わる仕事をしている以上、
郷土の歴史は基本中の基本なのですが。。。
プレミアの壁に阻まれて、個人で所有している人はあまりいません。
それがまさか。。。ブ◯クオフで。。。

ボクが欲しかったのは1巻(原始・古代・中世編)だったのですが
2・3巻(近世編上下)もなにやら面白そう!!



ということで、1~3巻まとめてげと♪ 
函なし、印ありでしたが、3冊でしめて900円なり~~
資料編も欲しかったので、お店の人に聞いてみましたが
在庫の方にもないようなのであきらめました。

ちなみにブ◯クオフでも箱入りの巻は5000円でした。
資料編だったらその値段でもためらわずに買ったのに(爆)

ある意味、私の背取り史上最大の掘り出し物かも!?

コンプリート!

2013-11-20 19:13:14 | 古本/一箱古本市/手作りの品
さて、80年代に創刊された『少女座』という雑誌がある。
折からの美少女ブームに便乗した同人誌!?
と思いきや程よくマニアックで
けっこうツボをおさえていて
かつ、ある意味で抑制の利いた(笑)雑誌である。
惜しくも6号で廃刊?となったのだが。。。

たまたま目にした創刊号を手にしてから
集めるともなく集めていて
気がついたら2号をのぞき全部揃っていた。

ここまできたら、コンプリートしたいじゃありませんか(笑)

ところが、この2号が出ない。。。
ずっと『日本の古本屋』で見ているけど
2号が出ない。。。
ほかの号はそこそこ出るのに2号が出ない。。。
揃いで1万~1万5千円が相場らしいが
バラで2号だけ欲しいんだ~~~~!!
といいつつ、10余年。

コンプリートをあきらめて
3年ほど前の仙台の一箱古本市に
出したこともあります。分売不可で8000円(笑)
スーツをビシッと決めた初老の紳士に
「なんとかバラ売りしていただけまいか?」
なんて言われたこともありました。
北尾トロさんに『珍しいのあるね』
なんて言われたこともりました。

それがね、出たんですよ。
それも、地元の一箱古本市本の路地裏で!!
斜め前でお店を広げていた双猫屋さんに列んでいるのを
見つけたときにちょっと声だしちゃった♪



「ください、買います、ください、ください、いくらですか!」
と迫られた双猫屋さんはきっと、驚かれたと思います(笑)
「1号~3号の3冊セットで1000円です」といわれ
『わかりました、1冊2000円ですね、2号ください!』
と言った私は、いったいなぁに?(笑)
 ◯この本の相場は1冊2000円ぐらいであること
 ◯揃いだと1万~1万5千円であること
を説明して、もっと高く払わせてください!って(笑)
双猫屋さんは「火星の庭」さんで1冊◯◯◯円で買ったそうで
結局、3冊セットで1500円に値上げしていただくのがやっとでした。

実はその日、私も少女座を持っていったのですが
その場で引っ込めたのは言うまでもありません。
四半世紀越しで、まさかのコンプリ~~~~~ト!


本の路地裏 参戦!

2013-11-16 10:57:46 | 古本/一箱古本市/手作りの品
 福島で一番素敵なお店のひとつであるところのうさやさん主催のイベント本の路地裏
そのなかの一箱古本市に参戦してきました!

一箱古本市は、以前はほんとうにうさぎやさんの前の路地でやってたんですが、震災でその場所が使えなくなり。。。スタッフさんが毎回あちらこちらと場所を探してくださっての開催です。今回はうさぎやさんから徒歩1分!シャルマンさんのうらの古民家うらこやさんです。古い長屋が震災で歪んだので、それをそのまま味わいにしつつレフォーム(笑)いい感じです。

今回は南陀楼綾繁さん公認のヒトハコフルホニス「トばったりたおれや」さん、山形の蔵書マニア「亡羊堂」さん、秋田のフレッシュパワー「icco文庫」さんと、東北の一箱古本市ではもう有名人となった人たちがこぞって参戦。会津の一箱古本市でデビューしたハイセンス古書店「ろなみ古書店」さんも加わり、親戚の結婚式のような豪華な顔ぶれ(笑)


ま、うちはあいもかわらぬ品揃えです。本を並べるのに、ちょっとだけ面出ししてみました。



かわったことと言えば、店長が少しだけグレードアップ(価格もグレードアップw)





当日は天気もよく、途切れることなくお客さんがご来店♪ありがたいことに、一日中にぎわっておりました。




終了後にうさぎやさんに顔を出したものの、夜に別な会合が控えていたため、後ろ髪を引かれる想いでウサギ屋さんをあとにしました。ウサギやさんの二階は貸本屋やカフェで素敵な空間だったのに、残念至極!







充実した一日でした。また、ぜひ参加したいですね~~~~

そこに絵本があるから♪

2013-10-25 21:44:43 | 古本/一箱古本市/手作りの品
一箱古本市で、何人かの方から聞かれました。
「どうして絵本を扱うようになったんですか?」

はい。
1)仕入れ先(笑)での品物の回転がはやくて、仕入れがしやすい(笑)
2)プレミアの見当がつけやすい
3)流行り廃りがないので、在庫しておけばいつかは売れる
ということですかね(爆)

ま、絵本が好きだから、というのが最大の理由です。
だから、好きな絵本しか扱いません!
これは良い悪いじゃなくて、好き嫌いの話しですが
いちおう、ボクのなかでは
レオ・レオニはあつかっても
エリック・カールはあつかわない

という、よくわからないガイドラインがあります。
あくまでもこれはl好みの問題です。読まず嫌い?(笑)

だから、品揃えを見て「本格派」とか「選書がすばらしい」とか
お褒めをいただくこともあります。
間に合わせで買うような絵本はありません。
自分が子供の頃に読んで、こんどは自分が子供に読ませたいと思うような本。
子供の頃に読んだら、きっと大人になって自分が子供に読ませたいと思うような本。
そんな本を提供できればと思います。

それと、子供って毎日新しいものと出会うから
「いつも同じもの」「かわらないもの」に安心します。
いつも読んでいる絵本って子供の日常にとっても大切なんです。
同じ本を何度も何度も繰り返し読んで、
「何回読んでもかわらない」ことがうれしいのです。
幼稚園のこが「あ、じぷたがあった!」と駆け寄ってきて
座り込んで読み始めたり、そういうのってうれしいです。
きっと、大人になってからも彼は
「しょうぼうじどうしゃじぷた」をみるとうれしくなると思います。
そういう「いつまでもかわらない」古典的な絵本を提供したいと思っています。

たかが絵本、されど絵本です。


で、今日はいろいろゲットしました。
みんなうっすらとプレミアがのりつつある本たちですが(笑)




これは売るか、自分用にとっておくか、思案中。。。


会津若松 初参戦! その2 BOOK!BOOK!AIZU!!

2013-10-20 19:15:39 | 古本/一箱古本市/手作りの品
さて、三連休のメインは会津の一箱古本市です。
名付けてBOOK!BOOK!AIZU
この日は前2日間のぱっとしない天気を吹き飛ばすかのような晴天!
汗ばむような陽気のなか、歩行者天国となる野口英世青春通り?まで本を運びました。
あ、写真は大通りのほうね(笑)



時間前でしたが受付をすませ、それぞれ割り当ての区画へと移動。
わたしはアンティークカフェ中の蔵さんのウッドデッキ。
日当りも良く、けっこういい感じの場所を5人で割り振ります。
じゃんけんぽん! って、、、6人いますけど(笑)
はい。駄々猫舎さんが手違いで混ざっていました。
駄々猫舎さんを指定の区画にお見送りして、改めてじゃんけんぽん!
で、私がいちばん通り側をいただきました~♪

店構はね、いつもの通りです。なんの工夫もない(笑)
でも、後半は看板のしたに何冊か絵本を立てかけるという画期的な試みを(爆)




自分のとこの店開きをすませ、全体を見回りに行くと素敵なお店はっけ~~ん♪
ろなみ古書店さんという方でした。品揃えもお召し物も、ご店主も素敵すぎます。



お聞きしたところ、福島からおいでとのこと。
ちゃっかりうさぎやさんの本の路地裏にお誘いしました。



さて、この日は歩行者天国で露天も多く、家族連れがたくさんきてくれました。
私は絵本と児童書に特化して出店していたため、狙いは大当たり!
ほかの参加者の方々も絵本が売れ筋だったとのこと。
おかげさまで、今回はじめて売り上げトップ賞をいただきました~~~!!

ムーサムライ(笑)も大喜び!?



会津若松 初参戦!  その1

2013-10-18 21:25:06 | 古本/一箱古本市/手作りの品
三連休の最終日はBook!Book!Aizuの一箱古本市に参戦です!
野口英世青春通りってんですか?そこが歩行者天国になるので
その辺りで出店ってことで、しゅっぱ~~つ。

今日のお弁当は焼きおにぎり!
味噌で、ちょっと赤みそを混ぜています。




ちなみに、山形のときも焼きおにぎり!





途中、土湯峠のトンネル内でメーターが77777kmに!
なんか、きっと良いことあるぞぉ!




吾妻小富士もきれいに見えました。
まだ紅葉にはちょっとだけ早いかな?



山形一箱古本市に行ってきました!

2013-10-15 20:42:03 | 古本/一箱古本市/手作りの品
今回で3回目の参加です。私が参加した一箱古本市はすべて『まなび館』での開催です。
指定管理者がかわって、ちょっと雰囲気が変わったけど、ここが素敵な施設なんですね~♪
前のコロンさんのときの方がより素敵だったのは内緒の話です(笑)

さて、今回は天気も悪く、風が強いためテントを断念して屋内での開催。
2部屋&廊下と言う布陣ですが、先着順に場所を選ぶシステム(笑)
私は手前の部屋の入り口わきをチョイスしました~
店構えは代わり映えもせず。。。あ、でも看板がかわったよ。



そして、今回は店長をこの方に



副店長をこの方にお願いしました。



店長ががんばってくれたので、とりあえず売り上げは若干の黒字でしたが、
とちゅう、店長が売れてヘッドハンティングされました。
なので、副店長が店長に昇格するも。。。ふたたび売れてヘッドハンティング(笑)
店長自身もおおいに売り上げに貢献してくれました~


古本市はというと、全体に穏やかな感じでした。
今回、101回めの出店という方(レインボーブックスさん)と
初出店と言う女の子が隣り合わせだったり



若干お客さんが少なかった分、参加者同士の交流が濃密になりました(笑)





老若男女入り乱れての出店は世代間交流にも貢献??
とても楽しい一日でした~~!!