もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

◇妻の闘病記 7 ◇町の避難所にささやかなプレゼント

2011-03-24 11:45:14 | Weblog
  今朝も霜が降り、薄氷が張った。 よく冷える。
 
 ◇妻の闘病記 7
 昨日、妻の面会に行った。
 いつもの場所にいない!?
 看護師に訊くと「一番奥に移動しました。ちょっと待ってね。」とイスを出される。

 しばらく待って入ると、まあ!あられもないかっこう<emoji code="a004" />
 紙おむつをつけてはいるものの、両足ははだけたままで柵の上に上げたり下ろしたり。
 2日前の激しい動きはないけれど、毛布をかけても直ぐ蹴飛ばしてしまう。
 
 調子の悪い時の、あの憎たらしい妻も、ああ~哀れ・・・<emoji code="a005" />
 脚を触ると冷たい。なでてやってもじっとしておれない。
 手を握って「もう大丈夫だよ」と声をかけてもチラッとみるだけ。左手の握力は強い。

 何かが苦しいのだろうが、分からない。
 鼻の管は片側だけになっていたけれど、口からはカニのアワふき。
 看護師は“よだれ”だと言う。拭こうとしたがティッシュが無くなっている。
 
 1階の売店で買ってくる。
 拭いてやるときれいにはなるが直ぐふきだしてくる。放っておかれるわけだ。
 顔色も唇の色も良い。唇は柔らかく緊張は感じられない。

 目を閉じたので、医師に会いたいと看護師に伝えて帰る。
 夜、看護師より25日(金)18時過ぎではと連絡あり。それに合わせることにする。
 医師の判断を聞くのは恐い気がするけれど・・・
 
 ◇町の避難所にささやかなプレゼント
 この前、息子が持ってきてくれた「使い捨てカイロ」と「使い捨てマスク」は使わないので生かし方を考えていた。
 町のホームページを覗いたら、近くの「太陽の村」の避難所に南相馬市と相馬市の人たちが30人ほど避難しているという。

 「太陽の村」は見晴らしがいい。けれど町内で一番寒いところ。(標高が少し高い)
 DSCN4986.jpg
 太平洋が一望できる。阿武隈川が流れ込むところ。手前は支流の白石川。
 岩沼市や亘理町の津波被災地も見える。

 被災者は平屋と2階に分かれて過ごしておられた。
 DSCN4990.jpg
 町の担当者が応対して、被災者に直接会うことはできなかった。
 

 建物の前には、兵庫伊丹からきた自衛隊の炊き出し班がテントを張っていた。
 DSCN4993.jpg
 ここで避難者の食事を賄うのだそうだ。避難者は上げ膳据え膳で安心だけど、でも・・・
 被災者の人たちにも食べたい物飲みたい物があるだろう、あてがい食だけでいいのかなぁ?
 この山の下にはジャスコがあるが、急な坂なので歩いて往復するのは大変だ。
 
 静かで人声も聞こえない、人影も見えない・・・生活の様子が感じられない。
 隔離されているような感じを受ける。
 
 じっとしているのは辛い。いらいらもする。
 落ち着かれたら、自分たちで調理されるのもいろんな意味で大事なことのように思えた。
 
 

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