昨日は水につかり、今朝は雪景色。
きのうの春の陽気は昼を過ぎると蔵王から雪が飛んできた。
朝には積雪1cm。
4年前の3・11。妻が交通事故にあって4日目。生と死の境をさまよいだしたころ。
妻を見舞って帰ろうと、1階ロビーのベンチに座って一息ついていると、これまでに経験したことのない大揺れ!
長かった。身の置き場が分からなかった。つぶれたら終わりだった。
午後2時46分 東日本大震災。
外へ出ると、同室に入っている妹さんを車椅子に乗せたOさんがいる。
雪交じりの冷たい風が吹き付ける。
そこへ妻を見舞いに来てくれて一足先に出た事故の相手方の社長が慌ててやってきた。
『ラジオでは相馬港6mの津波と言っている。うちの会社は港の直ぐ脇にあるから大変んなことになっている。電話は通じないし・・・』と弱っている。道路は渋滞が始まっていたが『社長、帰るしかないよ』と背中を押した。
間もなく小生も渋滞の中に。片側3車線のバイパスでも進まない。
そのうち雪が激しくなり4・5センチ積もる。信号はどこもつかなかった。
我が家に帰り着いたのは10時ころ。
我がぼろ家は、つぶれているだろうと半ば覚悟したが、建っていた。
周りは闇。車のヘッドライトで灯りを取り、懐中電灯を探し2階へ。そこにはファンヒーターではない石油ストーブがあったし布団も十分あった。
こうして震災生活が半年近く続くことになる・・・昨日のことのように思い出されるのだ。
今夜も雪が積もった。
日が変わる前に晴れ渡り、月と星がひかっている。